2006年05月31日
この人のために何か!!
 同じ商品なら、出来るだけ安く買いたいのが人情。しかし、それはどこで買っても同じものであることが前提で、目的にあったものを自分で選ぶのが困難な場合は、人の助言は有り難いものです。
 たとえば家のリフォームをしようと考えたときに、これまで不便に感じていたこと、そして今後どのようにしたいかを相談して、専門家の視点で自分では気づかないことまで助言してもらえたら、もっといいものになるかもしれません。
 予算という制約があるのはわかりますが、「いくらで出来るか。見積もりを出してください」、「他の業者さんではもっと安くできると言ってますよ。もっと安くなりませんか」と、値段ばかりに関心が向き、仕事の中身をあまり評価している風でない人をたまに見かけます。大きな金額の買い物で、その後のフォローが必要な不動産や金融商品の場合は、こうしたアプローチはお勧めできません。
 安さで勝負してくるところは販売の時だけ熱心でその後のフォローまではあまり期待できません。一方、専門家として信頼され意見を求められたら、いい加減な対応にはならないのが普通です。もし安さが売り物のところと意気に感じて仕事するところを、同じ扱いにしたらどう相手は受け止めるでしょうか?意気に感じて仕事する人は自然に離れていきます。引き合うなら、値段の高安ではなく、助言の内容に注目しましょう。そして最後に「提案は非常に気に入りました。だけど予算はこれだけしか見ていませんでした。この範囲内で難しいですか」と頼んでみましょう。その方が気持ちよく仕事を受けてもらえるはずです。

 
2006年05月30日
文章を書くのが苦手な私!!
 私は文章が苦手です。せっかく良い雰囲気で女性(もちろん)と交際するようになると、どういうわけか手紙のやりとりや交換日記が、相手ペースで始まります。私はそのたびに嫌な予感が走るのです。だいたい始めてから3ヶ月経たないうちに破局を迎えました。自分の思ったこと、伝えたいことが全く伝わらない文章なのです。後で自分で読み返しても、「嫌な奴」という文章です。この文章下手でいくつの恋を失ったことか。
 それが仕事上で文章を書かざるを得なくなり、助言を頂きながら書くことが多くなりました。文章に赤を入れてもらい、書き直しを繰り返す私に、「前川さん!文章は一部修正したたけでも、文章全体のバランスが崩れます。それを整えなければ意味が通じなくなります。全体を書き直した方が早いかもしれませんよ」と言われました。このときはショックでした。「えーっ!?一から書き直すの」。しかしこの助言は私の宝物です。実際、書いた文章にこだわるよりも、一から書きたいことを整理して書き直した方が、出来上がりが早いし、出来映えも納得いくものになるからです。
 そこで今回の社保庁の不正手続きの拡大。「村瀬社保庁長官は責任取って辞めろ」という意見がありますが、責任の取り方は、彼が言うように改革を進めることだと思います。次の人に期待するのは文章を一部修正するのと同じで、問題の解決にはなりません。そして、一部のやるきのある人を活かして社保庁を改革するというやり方はあきらめて、社保庁そのものをいったん否定して、新たにイメージを作り書き始めたらいかがでしょうか。一部の修正を繰り返すだけでは、ますます主旨からずれた悪文になると思います。

 
2006年05月29日
特技が書けない私の娘!!
 娘は特技の欄が書けない子です。私の場合は、たまにもやらないボーリング、アイススケート、柔道を特技と書き続け、今でもスポーツマン(古いか)、アスリートを気取っています。高校時代はブラスバンド部でホルンを吹いた繊細な部分も持っていると指の押さえ方を忘れた今も話したりしています。
 娘は止めと言うまで泳ぎ続けることが出来るぐらい泳ぎが達者です。未だ25メートルプールを縦に泳いだことがない私にとっては信じられない特技です。剣道は中学の部で関東大会まで行きました。
 ところが彼女は「特技なんて恥ずかしくて言えない」と繰り返すばかり。「泳ぎはもっとうまい人、タイムで速い人はたくさんいる」、剣道は「女子でチームが組めるところが少なかったのと、エースが二人いたこと。私はほとんど引き分けで貢献していない」といいます。泳げなかったところから始めて、ここまで泳げるようになった自分や、勝てなかったけれど県大会まで負けなかった自分を十分褒めてあげてもよいと私は思うのですが。少し残念です。
 女子マラソンの有森選手の「自分を褒めてあげたい」という言葉は有名ですが、これは大事なことだと思います。「よくやった。頑張れ」と自分を褒めることができるように毎日が過ごせたらと思ってます。「どこかで人は必ず見ていてくれる」。人の評価は後でついてくるはず。「世間はまんざら捨てたものではない」。そう信じて、頑張っている自分があれば、褒めてあげたいと思います。
 

 
2006年05月28日
私が肝心だと思ったこと!!
 今日本日の日経新聞で FPおすすめの300万円「低コスト分散投資」ポートフォリオというコラムがあり、ここで私の提案プランも紹介されています。
 内容は投資資金300万円で、10年間、5%の運用利回りを目指し、できるだけコストのかからないポートフォリオを提案するという課題でした。
 つくづく自分は頑固だなと思ったのは、この低コストという課題でした。以前も書きましたが、低コストだから良い成果が期待できるわけではなく、高コストでもそれに見合ったリターンがあればOKだと私は考えています。また、10年間持つということであれば、現在の株価水準はこの2年間のうちにおそらく大きく下げる場面があると私は想定しているので、自分は高い水準では株式を売却して利益を得ることができると自信がある人以外は、ここから株式投資を始めることを私は勧めていません。むしろ株価が急落したときに、株式投資を始められるように、株価が大きく下がる場面でも、投資した元本の傷みが少ない、外債を中心にしたポートフォリオを提案しています。そして株価急落を楽しみにして備えるのです。
 結果私の提案は、ダントツに高いコストで、すべて外貨資産で、しかも株式一切なしという、他の人の提案とは異質なものになりました。
 日経の記者さんは、この内容を見て当惑してました。この人は取材の主旨を理解していないのではと。私は答えました。「株式は敢えて入れていません。円資産を入れていないのは、この投資資金300万円以外のところで預金等の円資産を持っている前提で、投資資金に円資産を組み込む必要はないと考えました」と。やっぱり頑固でしょうか。

 
2006年05月27日
私は飛んで火に入る夏の虫?!
 株式投資セミナーの最後の、講師の「こんなんでました」というご託宣の推奨銘柄だけを聞きたくて来る人がいます。
 マネー紙の袋とじの中味だけが知りたくて買う人もいます。
 バブル時代には、必ず「今日の急騰銘柄をこっそり教えます」という耳寄り情報が流行ります。しかし相場が終了し宴の後は、株式投資セミナーは閑古鳥、耳寄り情報はうさん臭く感じるようになります。つまり、こうした内容は「自分で投資する力」を高める助けにはならないという投資家の評価の現れではないでしょうか。
 投資で難しいのは、安いところで買えても、それよりも高いところで売らないと利益にならないことです。株式は持つと、上がればいつ売ったらよいのか、下がればどこまで下がるのか、常に不安になります。買う勇気よりも、どのようにその後の株価変動とつきあうかという心理コントロールの方が大事です。それには「何故今この銘柄を買うのか」を自分で決めて取り組まないと、もっと難しい売りの決断をすることはできないでしょう。「難しいことはわからないから答えだけ聞かせて」という人が大事な人であるほど、「そんなに慌てること無いよ」と私は丁重にお断りします。
 「わからないから答えだけ聞かせて」というタイプの人は株式投資に取り組むのは時期尚早。「私に任せたら安心です」という無責任男(とは限らないか)のイイカモにされますよ。

 
2006年05月26日
素材メーカーが踏ん張るときに!!
 株価は売る人よりも買う人が多ければ上がり、買う人よりも売る人が多ければ下がります。何を今更という話ですね。それでは価格が急騰するときや急落するときはどんなときでしょうか。
 たとえば急騰の場合を考えてみましょう。これまで売っていた人でも、株価上昇の勢い、強さを見て、もっと高く売れると期待できれば売るのを中断して様子を見ます。すると売る人が減り、売り買いのバランスが崩れて買いが優勢になります。更に上昇すると、売っていた人が買いをやめただけではなく、今度は買い方に回ります。すると更に上昇に弾みがつきます。そして更に、以前売った人まで我慢できずに買いに参加してくると、マーケットには買う人ばかりになり、株価は「糸が切れたタコ」状態。上昇に陰りが出て、そして下がり出さないと株価の急騰場面に収まりがつきません。急落は逆です。
 本日、JFE社長が原燃料の高騰により自動車用の「鋼材値上げ」を検討しているという報道がありました。一方で、燃料向け中国石炭価格が3年ぶりに7%安くなったという報道がありました。日本が中国産の調達比率を落としたことと、中国に輸出余力が生まれたことが理由らしいです。ここでひとつ言えることは、日本製の鋼材に代わりはないけど、中国製の代わりはあること。中国の高層ビルに使われるセメント・鋼材・ガラスは品質面から日本製を使わざるを得ないらしいです。
 これまで供給側だった中国が需要側に回ったことが原燃料価格の高騰につながりました。しかし、これから原価無視で生産した中国産素材が国内にジャブつき、世界にばらまかれます。品質面では差があるものの、価格が安いものが出回れば、その価格に鞘寄せも考えられます。「悪貨が良貨を駆逐する」。日本の素材メーカーの国際競争力に期待します。

 
2006年05月25日
将来の「タラ」「レバ」 2 !!
 ここにきて相場が荒れてきました。新興国株式や商品相場が急落、日本株式相場も軟調地合い。一方ドルは109円を割り込んだ後は円安に反転、113円手前の動き。世界的に長期金利は低下気味。こんなときを、過去を振り返り今後の対応を考える機会にしたいと思います。

 たとえば日経平均株価が17000円だったときに、2万円を期待して売却するのをとどまり、万一16000円に下落することがあれば少し買い増そうと考えていたとします。
 現在の16000円を割れた水準を目の前にして、どう感じているでしょうか。「あのときやはり売っていタラ」と悔やむ自分。「買うチャンスが来た」とワクワクする自分。「もう少し様子を見る」慎重な自分。自分の気持ちを確認できたら、再度17000円になったらどうするかをイメージしましょう。「その時は絶対売却する」と決めた自分。「やはりあのとき買っておけばよかった」と後悔する自分。

 最後に、今できることを決めます。「買う」「売る」「様子を見る」。悩めばきりのない話ですが、できる選択はこのたった3つしかないということは重要です。この選択をするために、将来の「タラ」「レバ」により、自分はどう感じるかを確認することが有効なので是非実行してください。

 為替は112円を超えましたので117円を目指す円安を私は想定していますが、再び円高に振れる場面がこの先もあると考えています。ただし、109円割れで円安に反転した経緯があるので、しばらくはこの水準が円高のメドになるため、次の110円を超える円高はドル資産獲得のチャンスだと考えています。もし明日117円になっていても後悔しない自分がここにいます。

 
2006年05月24日
実は何にもしてないんです!!
 ビルのオーナーがビル管理をプロに丸投げして、肩の荷を下ろしているCMをご覧になったことはありますか?不労所得とうらやましく思われている不動産経営の実際は、賃貸人のニーズに応えるために、税務・法務の知識はもちろん市場調査に気を配らなければならない究極のサービス業で、安易に取り組みトラブルを抱え困っている人が少なくないようです。そうした世相を受けたCMなんですね。
 ところがプロだと信頼して丸投げした人が、また別の人に丸投げをして仲介手数料だけを目的にする人だとわかったら、気分のいいことではありません。丸投げするにしても、相談者のニーズにあった人を探し、実際立ち会い、その後の相談にも乗るというのが本来あるべき「プロ」の仲介者の役目だと思います。
 現在金融機関の窓口では、大抵のことが相談できるようになりました。こちらから相談を持ちかけもしないのに、先方から「今回こんなこと、あんなこと始めました。是非その際には真っ先にご相談下さい」。そのとき担当者には、胸に手を当てて自分に問いかけてもらいたいものです。自分はこの人にどんなサポートをしてあげられるのだろうかと。「実は何もしてないんです。でも手数料がもらえるものなら欲しいんです」。手数料は正当な対価としてもらうもの。本日も銀行の儲けすぎ批判の嵐が吹いていますが、反省する面もあるのではないでしょうか。

 

 
2006年05月23日
もったいない!!
 人の印象は、イメージが悪ければ悪いほど、ちょっとしたことが好印象につながります。数少ない経験ですが、大嫌いだった女の子から突然「実は好きだったの」と言われて、「案外いいかも」と思い直したり。
 三菱東京UFJ銀行。私のメインバンク。社会人になってからずっとのお付き合いのところ(先方は意識してはいませんが)。この3月期は好決算となり、トヨタ自動車に迫る1兆1817億円の利益をあげました。
 私のメイン銀行だけではなく、いわゆる都市銀行と付き合って、得したと思ったことは一度もありません。「忙しいのはわかるけど、こっちだって時間割いて来ているんだ。もっと顧客対応に工夫があってもいいんじゃないの」。最近お医者さんの対応が「患者様」となり、良い印象に変わりつつあります。
 顧客の視点に立てば、いくらでも改善余地があります。逆に言えば、好感度アップの余地が大きく、しかも同業他社にそれを先駆けてやる様子もない今、都市銀行にとって絶好のチャンスです。
 そこで都市銀行には、何をすれば好感度アップになるのかと新しいことを考えるよりも、何が預金者の不満だったのかに目を向けて改善をはかることを提案します。
 好業績の今、襟を正して預金者の声に耳を傾ける。好感度アップの絶好の機会を逃しては「もったいない」ですよ。

 
2006年05月22日
いつでもスタート地点の戻れる??
 道に迷ったときには、闇雲に進もうとせずに、わかるところまで戻って再スタートする。「急がば回れ」。深傷を負わない知恵のひとつですね。
 この半年、相談を受けたり、セミナーで話をする際に、ずっと気になっていることがあります。来ていただいたみなさんに気持ちの余裕がなくなってきているように感じることが多くなったことです。
 以前であれば「納得ずくで投資が始められるように勉強したい」という方が多かったのですが、昨年末からは「チャート分析」や「相場動向の行方」というふうに、前提条件を飛ばしても今役立つことを知りたいという中・上級者向けの内容が多くなってきました。
 これは相場の局面が始まりよりも終わりに近づいていて、投資の機会を逃してしまうという焦りの表れかもしれません。もし投資判断に迷いがあるのであれば、一度必要だと感じた「勉強したい」という立場に戻るのも選択肢だと思います。
 相場は上がったり下がったりを繰り返すもの。今回逃しても、いずれまた投資の機会が訪れます。次回に役立てるために勉強を行い、今回に役立てばラッキーぐらいの余裕を持って取り組んだほうが良いと私は思います。

 
26件中(1件〜10件を表示しています)   前   |