2007年01月30日
暖冬が景気に与える影響はいかほどか??
 今年の暖冬は半端ではありませんね。今月に入ってセ氏10度を超える日が本日で22日目。過去最高が昨年の10日間ですから、桁外れです。しかも、2月も引き続き暖冬だということ。これは冬物衣料の売れ行きは大変と心配していましたが、誰の目にも明らかな暖冬が昨年から続いていたため、百貨店や専門店では早くから「春物」に切り替えて、売り上げが前年を上回るところもあるようですね。このように天候状況を見て、機敏な対応が取れたところばかりではないと思います。

 「今年は初売りセールは好調だったが、その後は低調」という声がある一方、「高額商品の売れ行きが例年以上によい」という声があります。これは「一点豪華主義」が家計に浸透したということでしょうか。日頃は「発泡酒」で我慢し、週末は「プレミアムビール」。従って「安いだけでは売れ残る」「高くても価格が納得できれば買う」という傾向が顕著になってきたようです。この暖冬のさばき方で企業の中には、数少ない勝ち組と、圧倒的な数の負け組が生まれていると思います。
 
 日銀は10ー12月期の景気回復の強さを背景に利上げに踏み切りたいと考えているようですが、景気を示すデータを考慮して金融政策を決めるという前提に立てば、暖冬や鳥インフルエンザなどの影響を含めて、年末商戦、そしてその後の売り上げ動向をワンセットで捉える1−3月期まで確認する流れになり、2月の利上げはもちろんのこと、当面利上げするタイミングを失ったと私は思います。やはり日銀にとって、1月に利上げのタイミングを失ったのは大きな失策でした。

 米国は目先金利を引き下げることはない。欧州はユーロに対して円は安すぎるという一部国の牽制は入るものの、インフレを意識した金融引き締め政策に変更はない。日本には都合の良い円安は容認する人ばかりで、通貨の番人はいない。したがって、円は糸の切れた凧状態。円安の風に揺られ、円高の風に揺られ。そんな自国通貨を持ってしまった国内企業の業績は神のみぞ知る。円の価値を外人の評価に任せて良いのでしょうか。情けない状態です。

 
2007年01月29日
安倍総理、黙っていると同じに見られてしまいますよ!!
 政治家にお金に対する清らかさや、世間の常識を求めること自体に無理があるのでしょうか。「あっ、また出た」。「責任をいちいち追及していたら閣僚はみんないなくなっちゃうなあ」・・・・。「あれれ、また出たよ」。こう毎日、毎日、常識がある人間なら恥ずかしいと思う話しが飛び出してくると、あきれるを超えて、こんな人たちしかブレーンにいない安倍総理がお気の毒になります。

 しかし安倍総理はこんな時でも、顔が見えません。もっと感情を露わにして怒ったらいかがでしょうか。小泉前首相のやり方が良いとは思いませんが、「小泉さんは怒っているぞ」とブレーンが緊張するような張り詰めた空気が必要だと思います。今の内閣は伸び伸びしているのではなく、無責任に自己アピールだけを考えていて、内閣としての意思統一や秩序が無く、アナーキー状態に見えます。やる気がある人の気持ちを萎えさせないためにも、やる気がある人の気力まで奪いかねない「害になる人間ならいらない」と強いリーダシップで覚悟を迫るべきだと思います。一枚岩の強い意志がない内閣では、小泉さんの積み残した課題を整理するのはとても無理です。国民にとって、時間の無駄、マイナスでしかありません。せめて、「慣れないで、いろいろ苦労しているけど頑張っているよなあ」と国民に安心を与える内閣であってください。今は毎日、この内閣で大丈夫なのかと不安にさせられています。

 ところで「フォスフォフォリン」ってご存じですか。「フォスフォフォリン」は、歯を刺激して、象牙質を再生する機能を持っているそうです。ひどい虫歯になったら、これまで神経を抜いて治療していましたが、この「フォスフォフォリン」とコラーゲンを混ぜたものを虫歯部分を除去した後に詰めて、約2ヶ月も経つと象牙質が再生するそうです。今は大分痛みは少なくなったとはいえ、神経を抜くのは嫌なものです。神経を抜くと結局は歯が弱くなり、長く持ちません。これは画期的な開発ですね。まだ犬での実験段階だそうですが。期待したいものです。

 虫歯扱いにしては失礼だと思いますが、安倍内閣もほったらかしにせず、是非必要な治療をしてください。

 
2007年01月28日
プロのフシ穴はもっと問題!!
 「新規上場株は儲かる」、「公募株がもらえれば宝くじに当たったのと一緒」と、IPO(新規株式公開)銘柄には根強い人気があります。上場当初の株価が公募価格の倍以上になる大もうけ株もあり目立つことが多いのですが、一方株価が盛り上がったのは上場時の数日だけで、その後の株価は低迷、出来高は急減し売るに売れず、いつの間にか公募価格を割り込んで、ついには上場時高値の2〜3割まで株価が急落して、大きな損を抱えて身動きの取れない投資家も多いようです。

 その背景には、新規上場時に公表された業績予想が、上場後間もなしに大幅な下方修正の発表がされるなど、投資家の不信感を招く事態が相次いでいるからです。上場時の業績予想数字は、幹事証券会社のチェックと取引所の審査を経たものであるにもかかわらずです。プロでさえ見逃すものを、個人投資家に「注意しろ。自己責任だ」と言われても、あきれるばかりです。これは投資判断の根底を裏切る詐欺に近い行為だと考えます。実績の少ない企業の決算なのですから、上場時の予想は控えめにして、その後上方修正されるぐらいの配慮が関係者には必要ではないでしょうか。

 プロの投資家には「上場後短期間の下方修正には罰則規定を設けるべき」という意見もありましたが、その通りだと思います。企業、チェックする証券会社、審査する取引所、それぞれの責任が問われるべきです。新興株の不人気・不信は、「成長企業予備軍」と「実態がわからず現段階では評価が難しい企業群」をしっかり区別しているのかを疑ってしまう状態を市場関係者が長らく放置してきた結果ではないでしょうか。「我々も予想できなかったんです」と言われたら、投資家は何を頼りにしたらよいのでしょうか。投資家の自己責任を問う以前に、そんな会社の上場を許した関係者の責任を問わないのは片手落ちだと考えます。
 

 
2007年01月26日
「えっ、そうなの」と驚いていますか??
 昨日もブログに書きましたが、今の相場は上がっても下がっても、私は納得しています。
日経平均は一時17600円台に乗せ、6年半ぶりの高値圏。3月末までに18500円を予想する専門家も少なくありません。現状の予想利益で日本の株価をPER(株価収益率)ではじくと22倍、米国の15倍、英国の13倍よりも割高ですが、業績の大幅上方修正されることを前提にすると日本株は割安になり注目が集まるということがメインの買い材料となっています。

 株価は将来を先読みして変動すると言われています。これだけ円安が進行し、以前に比べて商品市況が落ち着いていれば、業績好調だと言われてきた企業の大幅な上方修正があって当然です。あって当然のことが起こったところで、株価はそこから買う材料になるのでしょうか。大幅上方修正は当然現在の株価にかなりの部分織り込まれていると考えるのが自然だと思います。見るべきポイントは、今期の業績ではなく、更なる円安メリットを期待しにくく、商品市況の高まりを想定し、そして来期の賃上げというコストアップ要因を配慮した上で、来期以降の業績をどう見ていくかだと思います。

 よく決算期に行われるやり取りですが、「何でこんなに良い決算が出たのに株価は反応せず下がるのですか」。その時、専門家はみんな当たり前のように答えるじゃないですか。「株価は既に材料を織り込み済みだったんですね」と。
 
 最近の投資セミナーの資料で気になるのは、チャート分析が主体で、マクロ的な見方や、個別企業の業績見通しなどミクロ的な見方に割かれる時間が少なくなっていることです。
 「チャートで見ると・・・」。専門家の間でも、現在の株価を評価し、今後の株価をはかるモノサシとして、チャート以外には見当たらないということでしょうか?
 上がっても下がってもおかしくない相場ですから、どちらかの方向に賭けず、投資家としては「上がったらこうする」、「下がったらこうする」を準備したいと思います。

 
2007年01月25日
上がっても、下がっても納得する相場!!
 昨日から為替市場は乱高下を続けています。昨日前半は、これまでの流れを引き継いだ相場の流れで円の独歩安でした。1ユーロ=158円59銭、1ドル=121円77銭、1豪ドル=96円43銭、1英ポンド=241円48銭まで円安が進みました。その後、英ポンドに利益確定なのか、損失確定なのか、わかりませんが、怒濤の売りが入ったという話があり、英ポンドだけではなく、その他の通貨も円に対して弱くなりました。結果1ユーロ=156円70銭、1ドル=120円63銭、1豪ドル=94円44銭、1英ポンド=237円97銭まで急落しました。元々がピッチが早く円安が進行しましたので、この程度の急落場面はいつあってもおかしくないと考えていました。自分の中では、この動きを納得していました。

 しかしその後、見る見る再び円高から円安に転換し、1ユーロ=158円19銭、1ドル=121円65銭、1豪ドル=95円29銭、1英ポンド=240円33銭まで一気に戻しました。その時は、「やはり日銀が容易に金利引き上げが困難な状況ではキャリートレード取引の流れは変わらないから、円高が止まればまた円を売ってきて当然だよなあ」と、この動きにも納得しました。

 ところがその後、今度のG7会議で欧州から名指しで「円に対してユーロが高すぎる」と円安・ユーロ高を牽制する動きになると観測が広がったことで、ユーロが急落。連れて円はまたまた全面高。1ユーロ=156円45銭、1ドル=120円77銭、1豪ドル=94円16銭、1英ポンド=237円52銭。疲れますねえ、ここまで乱高下すると。
 日銀が今月金利を引き上げる政策を取っていたら円高に転換したかもしれないが、今回のごたごたで次回以降も金利引き上げに踏み切れる確証はなし。欧州も景気への配慮から、これまでのペースで金利引き上げを行うには困難になっている。であれば、直接ユーロが高すぎると口先介入をするしかない。ターゲットはみんなから不満を持たれている最弱通貨円。従って「これからは「円は安すぎる」というコメントされ、今回のような突然、円が急騰する機会が増えるだろう」と、この動きも納得。上がっても、下がっても、納得する相場。この相場で「全部勝とう」と戦うと疲れますねえ。

 
2007年01月24日
なんでも欲しがる・・・!?
 マツモトキヨシのCM、「何でも欲しがるマミちゃんは・・♪♪」。既存証券会社のアドバイス内容に見合わない高い固定手数料を真っ正面から非難し、手数料自由化を訴えた「松井証券」が、ザ・ギンコウのメガバンク「三菱UFJ」と出資交渉をしているとのこと。既に三菱UFJの系列には「カブドットコム証券」があり、将来の統合も視野に入っているという見方も出ています。

 「松井証券」と「カブドットコム証券」は、正に競合会社。この2つを統合することで、どんな会社が出来上がるのでしょうか。松井証券は個性的な松井社長あっての会社。あの格式を重んじる三菱UFJの系列に入っても、変わらず自由な立場で発言できるのでしょうか。そもそも松井証券は失礼ながら、以前の輝きがもはやありません。それはイコールワンマン社長の松井氏のカリスマ性に陰りが出ているとも言えるかも知れません。その特長が薄くなった松井証券の市場価値を、三菱UFJは今後高めていける戦略があるのでしょうか。

 運用会社が別の優秀な運用会社を合併吸収することがありますが、このとき2つのパターンに分かれます。吸収したけれども、組織に口は出さず従来通りの運用環境の整備に心がけるところ。この場合人材は残ります。もう一つは、吸収した側の方針を守ることが前提で、吸収された側の社員は窮屈になり、優秀な人材は外に飛び出してしまい、この場合期待された今まで通りの運用を続けられなくなってしまうことがあります。

 「松井証券」と「カブドットコム証券」が統合されることが決まったわけではありませんが、もしそうなった場合、両社の社員は統合することで新たに出来ることとして、どんなことがあるのか、イメージできるでしょうか?
ただ単に大会社である三菱UFJの傘下に入り、身分の保障がなされて個人として安心ということだけでは、株主メリットがありません。消費者金融とのタイアップのように、組み込むことで消費者金融がただ単に「銀行化」しただけ、ということになりはしないでしょうか。金融機関にだんだん特徴が無くなり、同じに見えてしまうことは、選ぶ方としては不自由な話です。

 
2007年01月23日
持って安心の円安・株高はいつまで続くのか??
 現在日本株や外貨商品を持っている人は「いつまでこの堅調さが続くのかなあ」と不思議に思いながらも、目先は大きく流れは変わりそうもないと、ゆったりして投資されている人が多いと思います。それぐらい、日本株が急落したり、急な円高が発生したりする要因が見当たりません。これだけ安心して持てる時期も珍しいですね。

 マイクロソフト社の新基本ソフト(OS)が30日から日本で発売されます。パソコンの買い換え需要を期待して、低迷が続くパソコン業界の「起爆剤」になるかと期待されています。これを見込んで、関連各社は新商品を投入しました。
 私はと言えば、全く興味がありません。未だに「ウィンドウズXPパソコン」を、新しい「ウィンドウズ・ビスタパソコン」に買い換えることで、どんなメリットが実感できるのか、イメージが沸きません。私のような方が多いようで、年初から値下がりが顕著だった「ウィンドウズXPパソコン」に割安感が出て、こちらを購入する人が出始めたと聞きます。

 昨年も、携帯電話の番号ポータビリティ解禁を機会に携帯電話の買い換えが増えると見込んで、新機種を投入しましたがスカになりました。今回のビスタの売れ行きはどうなるでしょうか。

 海外を見渡せば、原油下落などが響き、景気に沸いていた中東経済の成長に陰り。これまで積極投資した大型の不動産開発の完成が目白押しで、年内に調整局面に入ると懸念する専門家の見方が出ているそうです。世界的な資産価値の上昇に貢献したオイルダラーは今後も積極的にグローバルに投資を続けていくのでしょうか?

 必要以上に慎重になることはないと思いますが、半年後振り返って「今年の年初はみんな強気だったよなあ」と冷静に受け止められるように、これからの強気相場と付き合っていきましょう。
 「何か都合良く喧伝されていない?」「それは実際に思っているの?それともあなたの期待?」と、そのまま信用して良いのかと疑うような大本営的な情報が多くなっているように思います。

 
2007年01月22日
なめたらいかんぜよ!!
 そのまんま東氏、あっけなくトップ当選を決めました。投票率は64.85%。宮崎県民は不正に飽き飽きし、すさんでいく経済に不安を抱え、すがるような気持ちで、実績はないがしがらみもない候補者に投票した。特に無党派層の若手の支持を集めたという。無党派層の投票で投票率が上がった点を注目したい。

 この結果は現在の政治のあり方に対するノーのメッセージ。自民党・与党、そして野党は重く受け止め反省すべきだと思う。自民党は衆院大勝は昔の話。ほとんどの国民は勝たせすぎたと反省している。民主党。テレビの政党コマーシャルを見る度に、この政党は大丈夫かと、心配になる。あのコマーシャルで国民に何を訴えたいのか。かえってノーテンキさに不愉快になってしまう。

 選挙に勝つための戦術やテクニックに血道を上げるよりも、足下を見て欲しい。「選挙に勝つ」と連呼すればするほど、違うだろ、なめんなよと思う。国民の不安の声に、まず誠実に答えて将来の青写真を見せて欲しい。個人消費が停滞しているのは、企業収益が家計に波及していないだけではなく、家計が将来にまた不安を感じて財布のひもを締めだしたからだと私は思う。将来に向けて山積された課題を次々先送りや骨抜きにして実質何も変わらず変えず。選挙に勝つことしか優先していない政治の罪は重い。
 国民にとって既存政党はすべて落第、赤点評価。追試で先はないと思って頑張って欲しい。国民は既に切れています。飽き飽きしています。

 
2007年01月21日
ごまかし、嘘でその場は切り抜けても・・!!
 セールストークの巧みさや、ムードを盛り上げて勢いで販売しても、その中に嘘やごまかしが入っていたら、後で必ず責任が追及される世の中になりました。製造者責任と同様に販売した責任がずっとつきまとい、売れば売るほど、売れれば売れるほど、販売した責任に応えるべく説明責任の継続が求められます。

 「チクリ」「内部告発」は止められず、不正は必ずいずれ表に出る、隠し通せない時代。不二家の問題や、納豆ダイエットのデータねつ造など、一度吹き出すと過去まで遡った内部情報がこれでもかというぐらい出てきます。その中には誤解もあり、説明が十分であればトラブルにならなかったこともあったと思います。しかし一度墜ちた信用の回復は難しく、老舗で大会社の存在でさえ危うくする現状を目の当たりにすると、パート社員を含む従業員が会社や仕事に誇りを持ち、顧客がフアンになってくれるために、「何が欠けているか、障害になっているのか」の検証を継続することが大事だなあと、つくづく感じています。

 不二家の再建に、他の菓子大手が支援したがっているそうです。他社製品ながら、「不二家ブランド」の商品をうらやましく、認めていたからでしょう。ある意味で不二家ブランドのフアンですね。そんな商品を持ちながら、不二家の経営者は本当にフアン不孝者だと思います。

 
2007年01月20日
当面日本の割安は続く!!
 日銀が政策金利据え置いたことで、日本の金利上昇、円独歩高の懸念は当面無くなりました。今回の据え置きの理由が景気堅調を示す材料不足なので、今後の引き上げ決定には、政治の横やりが入る余地のない、明らかな強い景気指標の連続が求められます。個人的には、結局2月も材料が揃わず、日銀は利上げに踏み切ることはできないと思います。
従って円独歩安の状況は当面続き、日本企業3月期決算は好調な業績で終えることが出来て、株価が急落する場面は遠のいたのではないでしょうか。

 本日の日経新聞の報道では、アジア、欧州の投資家(英国を経由したオイルダラーを含む)の日本株買いが急増し、北米投資家のシェアが落ちているとありました。北米の投資家のシェアが落ちているのは米国株が堅調であるため、つまり投資家が日本株よりも割安と見ているという背景があります。
 逆に欧州株やアジア株は割高で、日本株を割安だと見ているのでしょう。PER(株価収益率)ではさほど変わらないわけですから、結局のところ、外人が日本を割安だと考える大きな根拠は日本資産、円の価値が安すぎると判断している点ではないでしょうか。

 日本株も、不動産、債券も、外国人にとっては宝の山に見えるのかも知れません。

 
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