2007年02月28日
水鳥の羽音に驚いて・・・!!
 本日は世界同時株安、円の独歩高を受けて、「どう考えたらいいのか」という問い合わせを多くの方から受けました。
私は「円高、株安のチャンスはいずれ来る。焦ってムードに任せて投資すると後悔します。勝てると思ったときだけ参加しましょう」と話しをしてましたので、大抵は「もう良いと思いますか?」というものでした。

 ここまで堅調に株価が上昇し、円安が進行したのは世界的な金余りが背景でした。売る人よりも買う人が多かったという需給のバランスが崩れていたからです。日銀が2月に金利を引き上げましたが、相対的な内外金利差は十分あり、株高・円安は続くと、その後も市場は信じました。しかし市場参加者の誰もが心のどこかで「こんな状況がいつまでも続くわけがない。どこかで逆回転する時は必ず来る」と感じていたはずです。

 中国株式が約1割も下げ、米ドル、ユーロ、豪ドルなどすべての通貨が円に対して急落。月曜日121円だったドルがまさかこんな円高に振れるとは誰も考えていなかったと思います。ところが120円を割り、119円を割り。円を借りて外貨で積極的に運用していた某ヘッジファンドが円高の進行に堪らず、反対売買を行いポジションの解消をし始めたという噂がめぐり、118円を割り込み、ニューヨークダウ指数は一時500ドルの大幅下げ。本日も、アジア株式全面安。為替も円安に反転する気配は今のところ、見当たりません。
 現在の市場は、さながら水鳥の羽音を源氏の夜襲と思いこみ、驚き慌てて平家の兵たちが取るものも取らず我先に逃走し総崩れになった様だと思います。上値がいくらが妥当かというイメージを持てず、17000円に乗せれば18500円、18500円に乗せれば2万円、そして最近では22000円という具合に、株価の位置が先の目標値を押し上げていました。
 ここまで下がると高値づかみをして大きな傷みを抱えた投資家はかなり出ています。一方で、現在の水準でも含み益を抱えている人もかなりいます。したがって、持っていても直ぐの出直りが期待できないと見切れば、現在の水準でも良しとして利益確定で売ろうとする投資家がまだたくさん存在し、今後もまだ下がるかも知れないという不安が残っています。
 確かに昨日から見れば大きく値下がりしましたが、少しさかのぼって見れば現在の水準は飛びついて買わなければならないほど割安な水準ではないからです。

 「現在の水準が自分にとって納得いく水準であるのか」、そして「自分にとって納得いく水準はいくらなのか」を確認する冷静さが必要なのではないでしょうか。しかし余り株価や為替の水準に欲張ると、せっかくの水準訂正の機会を逃すことになりかねません。人がどう思うかではなく、中長期の投資で持てる水準だと自分が納得いく水準であれば、その後多少株安や円高があっても良いではないですか。底値で買うことはできないものです。下がったらまた買える余裕を持って手当することが大事です。
 「下がったら買わなくちゃいけない」というわけではないですから、結果買えなくても良いじゃないですか。気楽に考えて、投資を楽しみましょう。

 
2007年02月26日
原点に戻り、自分を見つめる時!!
 球界トップの年俸5億円を勝ち取り、米大リーグドジャースでもプレーした、元オリックスの中村選手が2軍戦だけ出場できる育成選手として中日に400万円の年俸で再スタートを切りました。個人的には好きなタイプの選手ではありませんでしたが、オリックス退団後の球界から去らざるを得ない状況まで追い詰められて苦悶する姿を見て、中日落合監督の英断に拍手を送りたいと思います。「野球が好きでしょうがなかった野球小僧に戻って頑張る」という言葉が嘘にならないように期待し応援したいと思います。

 昨日、鈴木宗男議員がテレビで「刑務所に拘留される前とされた後では全然表情が違いますね」という問いに対して、「権力のトップを目指していたときは前しか見えませんでしたが、拘留後は後ろも横も見えるようになりました。回りに感謝しています」と答えていました。無駄な経験はないなあとつくづく思います。最近は本当に表情が豊かで良いですよね。以前は常に目がとんがっていたように思います。「坂田」顔にあの目は似合ってなかったですね。

 そして中村選手と逆の形ではありますが、「星の王子様」三遊亭円楽師匠が自分の十八番「芝浜」という噺を語り終えた後、突然の引退表明。「だめですね。こんな調子で」。出来が不十分で、お金を頂いて見せる芸ではないと自己評価された結果だそうです。自分に引導を渡す瞬間を見て、背筋が伸びる思いがしました。厳しい姿勢が伝わってきました。

 昨年から考えていたのですが、「何が儲かるのか」とか、「いつがタイミングなのか」など、「今どうしたらいいか」で右往左往するのではなく、「投資を楽しむ」という原点に戻って、「投資を途中で諦めずに長く続けるためには何が大事なのか」とか、「投資を楽しむってどういうことなのか」、「そもそも投資って自分に必要なのか」ということを、今の環境だからこそ語り合う場が必要だと考えています。投資に疲れた人、投資に興味はあるけど慎重になっている人などが寄れる場で、自分にあった投資の仕方のヒントをつかんで行ってもらえる場。今回の相場の波に乗れなくても、次の波に乗れるように準備していこうという仲間が集える場。そんな場の提供ができればと考えています。今は原点に戻り、見つめ直す時ではないでしょうか。

 
2007年02月25日
日本の株式、不動産は割安??
 1月、すべての地域の外国人投資家が日本株式を買い越したようです。欧州が4379億円、9ヶ月連続の買い越し。アジア4041億円、北米2957億円の買い越し。中東、オセアニア、中南米などのその他地域でも1082億円の買い越し。すべての地域において、日本株式が買い越しになったのは2ヶ月連続となりました。
 日本株式は、海外の株式の水準から見ると割安らしいのです。

 インド株式は2月史上最高値14600を付けた後、インフレ懸念から一転、13632まで急落しています。昨年も米国の金利上昇懸念が引き金となり、新興国株式が全面安になったことがありました。高値圏で推移する株価は不安材料に神経質になっているようです。
 たとえば、好況に沸くスペインの場合、株価は4年余りで3倍近くになり、不動産は高騰。「いまの不動産市場は移民の住宅取得、外国人の別荘購入など実需に伴ったものでありバブルではない」とバブルか否かのバブル崩壊を危ぶむ声が出だしています。国内にいると「そうかなあ?」と不思議に思うのですが、海外から見れば日本の株式、不動産の水準は、割安に見えるらしいのです。「そんなに海外の株式や不動産は割高な水準にあるのか」と考えさせられます。

 韓国の不動産も急騰し、国内の過熱を嫌って、割安な(??)中国の不動産投資に勢いが付いているという話しを聞きました。中国の不動産に比べたら、日本の不動産で割安に見えるものもあるかもしれない。しかも韓国ウオン高円安、中国元高円安。為替水準の比較だけで考えても、日本は割安。

 ドイツ人の方が日本人のサービスの質が非常に高いことにびっくりしているという話しを聞きました。買い物客として、探しているものが置いてある場所を訊ねると、自分の仕事の手を休めて丁寧に教えてくれたということです。これって、気が利いた日本人であれば当たり前の話しですが、彼が世界を回っていて、こんなに「消費者」に対してサービスが徹底した国は見たことがないと感心していました。

 円安で、質に安定性があり、水準が割安であると評価する外国人が日本に熱い目を向けるのは当然なのかも知れません。しかし、日本人にとってはどうなのでしょうか。あえて分散投資のために、現地の人がバブルを懸念している株式や不動産を組み入れる意味があるのでしょうか。投資を仕事にしている人は、どんな状況であれ、投資から逃げることはできませんが、そうでない人は時期を選ぶ余裕があるわけですから、後悔しないように、焦らず、じっくり考えてから投資したらよいと思います。

 
2007年02月23日
金利を上げてもいいことないじゃん??
 昨日、日銀の利上げを取り上げた番組のほとんどが、今回の利上げでメリットを受けるのは「預金利息が増えて喜ぶ」、「円高でブランド物が安く買えて喜ぶ」大金持ちであり、一般庶民の大半は恩恵をこうむることはなく、むしろローンを抱えている人にとって生活が厳しくなるという論調でした。
 もしそれだけのことだったら、「金利を上げても良いこと無いじゃん。日銀は余計なことをしてくれた」と不満だけが残ります。日銀は国民の目線に立って「何故痛みを伴う金利の引き上げをしたのか。何故今なのか」の理解が足りないこと、理解してもらっていないことを受け止めて、説明責任が求められます。今後いろいろな場面で日銀は、今回の利上げが必要だったわけを説明することが増えると期待します。

 利上げ後、相場はどのように動いたでしょうか?日本株式相場はTOPIXで15年3ヶ月ぶり、日経平均株価では6年9ヶ月ぶりの高値更新。円高反転が懸念された為替は、逆に円の独歩安、ユーロは市場最安値、160円目前。ドルは122円手前の動きです。今回利上げしたことで、日銀が次回利上げを決断するまでには最低6ヶ月間はあくだろう。欧米との金利差は十分確保されている状況に変化はなく、大きな円高が懸念されるイベントは当面無い、円安は続く。円安が続けば、企業業績の安定が確保されるから、安心して日本株は買われ株価も上がる、という考え方が背景にあります。

 今回利上げの機会は日銀にとって最後の機会だと言われてました。3月決算企業は、業績に直接影響を受ける3月末時の為替水準がどこでおさまるのかを気にしています。3月に入った利上げは避けたい。4月以降は選挙のオンパレード。景気失速につながる懸念がある「金利引き上げ」のイベントに政府・与党は神経質になります。国内の状況を考えると、ギリギリの選択でした。
 また海外からは、「日本は不当に円安を放置して国内輸出企業を擁護している」と露骨な不満や牽制が入り出しました。さらに、1月は利上げ目前と市場が織り込むほど思わせぶりの発言を繰り返した日銀が、政府・与党の恫喝で翻意したかの印象を残す大失態。海外から、中央銀行としての日銀の面目を保つギリギリの選択でした。

 本来、円高・株安に転換するかも知れない日銀の金利引き上げの反応は、逆に円安・株高になりました。もし今回引き上げていなかったらどうなっていたでしょうか。意志を持たない日銀、使命よりも自己保身を取った日銀、金利を引き上げる選択肢を持たない日銀。あざ笑うように、円安・株高がもっと一気に進んだのではないでしょうか。

 株価18000円から2万円台に乗せて喜ぶ人、ドル120円が130円の円安になって喜ぶ人は確かにいるでしょう。しかし、現在の18000円、120円で十分、むしろこの辺で安定してもらいたいと思っている人の方が多いのではないでしょう。逆に2万円を付けたけど1年後12000円まで下げた、130円は付けたけど100円の円高に振れた時、どんな状態が予想されるでしょうか。「貯蓄から投資」の流れがここから加速し、預金が株や外貨投資に向かい、高値近辺でみんなが利益を確定できれば良いのですが。ここからバブルが発生しはじけたら、おそらく過去のバブル崩壊で受けた傷みよりも大きなものになるでしょう。大事な老後の資産を飛ばす人もいると思います。
 相場は上がれば上がるほど、下げ方はきつくなるものです。かつて超低金利維持が土地バブルをあおり、途中でバブルを抑制するために金融引き締め政策に転換したが時期遅く、国民の投資・消費の意欲を完全に奪ってしまい、その後10年以上も景気は戻りませんでした。現在の状況を良しとして、この状況をできるだけ長く続けることを大事と判断し、「国民資産を守るために過度な金余りを問題視している」という日銀の意思表明が今回の引き上げだった思います。時期として、適切であったかどうかの議論は残されていますが、金利を引き上げたことによる現在の損得だけに注目するのは本筋ではないと思います。

 ここ数年のマンションブームで持ち家マンションをローンで購入した人にとっては、一時的に持ち家の価値が上昇するよりもローン金利が上昇し負担が増えない方がいいですよね。持ち家の価値が上がるよりも、大きく下がらない方が心穏やかに過ごせますよね。バブルは「一発儲けてやろう」という人にとってはチャンスですが、多くの方にとっては気持ちを惑わし、不安にさせるものです。今回の日銀の決断を後世で、時期として「早すぎた」、「適正だった」、「遅すぎた」のいずれで評価を受けることになるのでしょうか。

 
2007年02月22日
まずは無難な出だしで、ホッと一安心!!
 昨日日銀は無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.25%引き上げて0.5%に、補完貸付制度の基準貸付金利を0.35%引き上げて0.75%にしました。為替も、株式相場も大きな混乱もなく、引き上げたことに対する動揺が広がらなかったため、日銀はまずまずの出だしでホッとしているのではないでしょうか。

 中央銀行として日銀の信任が保てたと、海外では自分の国のことのように心配し、ホッとした風でもあります。それぐらい、前回の引き上げ騒動のゴタゴタは市場が呆れて心配するほど、レベルの低い物だった言えます。

 今回注目したいのは「超低金利を続けると資金の流れや資源の配分にゆがみが生じる」「円借り取引などによっては為替相場を含め、金融資本市場の中で非常に偏った動きがあると、いずれ経済・物価情勢に悪影響をはね返してくる可能性がある」と、欧米と同様に過度な金余りの問題点を指摘している点です。
 また0.5%の金利水準を「相対的に非常に低い水準」と言及しており、長期金利が急騰することがないように注意を払いながら、足下の短期金利は様子を見ながら上げていくという意志を感じました。

 足下のジワジワと上がるような金利上昇は直ぐには効いてきませんが、借金して投資を行っているところに過度な投資を見直させる機会になると思います。これによって、目先ミニバブル的な大きな株高、円安への流れはなくなった一方で、相場の息は長くなったと考えれば、健全な投資家にとって、今回の利上げはプラスだと思います。

 それにしても、「日銀に結果責任を問う」という、責任を押し付けた政府・与党のコメントは情けない。政府・日銀は一体ではなかったのか。「今後の景気動向・実態を日銀と共に慎重に検証していきたい」とか、結果が出た以上、前向きなコメントができないものか。国民の一人としては逃げる発言は何の意味もなく、最善を尽くしてもらいたい。
 

 
2007年02月21日
業績の次はM&Aと含み資産、いつか来た道!!
 間もなく日銀政策決定会合で政策金利を引き上げるか、据え置くかが決定されます。私は上げる根拠の説明不足で、据え置きされると考えています。「今後の株式相場の行方は?」という質問に、多くの専門家は、上げても、据え置いても、株式相場は強いという見方が多いようです。相場を先導する銘柄は、M&A銘柄と含み資産株とのこと。

 「この銘柄は割安だよ。外資系ファンドは絶対狙ってくるよ。現在株価は800円だけど、倍の1600円は堅いな」。その1600円の根拠は何?TOBの予想価格?チャート?何となく?
 ここからの相場は、やはり当てもの相場。くれぐれも、長期投資で考えている人は、「勝てると思ったときだけ参加する」か、「一発当ててやる」とやられることを割り切って投資することが大事です。株価が上昇したところではしっかり売却して利益を出す自信がある人が参加する相場です。

 日銀は景気の動向を見ながら金利を引き上げるタイミングをはかるというスタンスから、近い将来「過度な資産バブルの発生を抑えるための金利引き上げはあり得る」というスタンスを表明せざるを得ないと私は考えています。米国や欧州は景気が良いだけで金利を引き上げているわけではありません。景気のテンポを落としてもインフレを抑えることを優先させた結果です。米国は過熱した住宅投資を名指しで牽制しました。現在国内で発生しているM&A期待、ミニ土地バブル期待の背景は世界的な金余り。もし国内で資産バブルが発生し、崩壊したらどうなるか。
 「金余りを適正な範囲で押さえ込むためには、日銀はもっと早めに金利を引き上げる手だてが必要ではなかったか」と、資産バブルが注目されたときに、日銀に非難が集中するのは必然です。現在日銀は資産バブルが発生している根拠・データを集めている最中ではないでしょうか。
 多くの持たざる国民は格差社会に敏感になっており、不動産や株の長者に嫉妬しています。「資産バブルの再発を許すな」という大義名分が整えば、金利引き上げに賛成するムードが高まる可能性が高いでしょう。そうなれば、政治家も世論を無視することはできません。「日銀は金利を引き上げることはできない→円安・株高の環境は今後も続く」というシナリオを絶対視することは危険だと思います。

 
2007年02月20日
手間賃とプロの仕事に対する報酬の違い!!
 「たばこ買ってきて」と用事を頼み、お礼としてお駄賃を上げる。「こんな家にしたいんです」と自分の要望を伝え、気づかなかったことまでアドバイスをもらい、結果よい家を建てるサポートをしてくれた。この時の報酬をお駄賃と一緒にしては、プロのやる気を削いでしまいます。よい仕事に感謝し評価してもらえるから、もっとよい仕事を目指して頑張れます。良いもの、欲しいものは、値段が高くても見合っていれば買うという時代になりましたが、金融の世界ではまだ安売り競争が続いています。

 先日、ある運用会社の人が「投資家からは手数料を下げろ」、「販売窓口の金融機関からは手数料が安いと売る気にならない」と、板挟みにあって、結局運用会社の受け取る報酬を削る傾向が続いていると嘆いていました。それでいて、相場が悪くなり投資家から問い合わせがあると、販売窓口の金融機関は自分で対応せず、運用会社に丸投げをする。これでは、プロの仕事を求められている運用会社が気の毒です。運用会社にはきっちりプロの仕事を実績で残してもらい、それに見合った報酬を取ってもらう。ただ販売するだけで、すべてを丸投げし、投資家のフォローができない金融機関には手間賃だけ払う。
 前にもこのプログで書きましたが、手数料の名目を事務手続き以外は期待できない手間賃なのか、付加価値があるアフターフォローが期待できる報酬なのか、サービスを受ける前に明確に宣言して、手数料の意味に責任を持たせるわけにはいかないのでしょうか。
 手数料の高安はサービスの質によるものであり、そのサービスの質の違いが投資家に伝わらないから、手数料の高安だけに注目が集まってしまう。このままでいくと、質の高いサービスは仕事をきちんと評価し高い報酬を払ってもらえる人だけのものになってしまうと思います。投資家側も、「この手数料でこのサービスが受けられるなら得だね」と是非良い仕事に対しては評価して、褒めてあげてください。
 「手数料は安い方がよい」という認識が「安くすれば売れるのか」という粗悪品乱造につながり、投資家の信頼を裏切る結果になることを懸念します。あなたが受け取る手数料は手間賃、それとも報酬?投資家のサービスの質を問う厳しい目がプロを育てます。

 
2007年02月19日
すごいね、97%の人が完走するなんて・・!!
 今朝の話題は東京マラソンと藤原紀香の一二単衣姿で持ちきり。しかし、びっくりしたのは、あの悪天候の中で97%の人が完走できたということ。頑張りましたねえ。自分も参加してみたくなりました。これでも、長距離走は得意だったんです。三万人の枠に九万五千人、申し込みが殺到し、抽選になりました。私の知り合いでラッキーな人が何人か参加しています。母親の知り合いのおばあちゃんは80をとうに超えているというのに、なんとか間近で応援したいと母親を誘って見に行くと応援する側にも熱が入っていました。

 申し込みに外れた人は「走りたかった」と残念に思い、あちこちで話す。知り合いが走ると聞けば応援に行きたくなる。人が賑わうときけば自分も行ってみたくなる。これは人間の心理ですね。九万五千人の輪はどれほど広がったのでしょうか。

 そういう意味では、今回の東京マラソンが文化として根付けば、もっと盛り上がるし、その盛り上がりを見れば、世界中のランナーが、ホノルルも行くし東京も行くぞと自然になるのではないでしょうか。経済効果は相当なものになるのではないでしょうか。

 浅草の商店主で「自分の店の売り上げには貢献しない。かえって迷惑」とコメントする人がいましたが、これは事情がわからず、受け入れ態勢が出来てなかったというマーケティングの問題で、東京マラソンがイベントとして継続すれば、新しい商機になるのは間違いありません。「今年はこの悪天候の中、よくランナーの皆さん頑張りました」と是非前向きに、次回の開催に向けてエールを送ってもらいたいものです。イベントは来てくれる人を迎える地元の人の暖かい声援なしでは盛り上がりません。

 「東京マラソン イコール 石原都知事」という連想が働き、素直になれない人がいるとは思いますが、彼だから、こんな強引に東京マラソンの開催が出来たのも事実だと思います。経緯はどうあれ、第一回東京マラソンの実現を私は喜びたいと思います。近い将来、私も参加したいと思います。

 
2007年02月18日
一旦マイナスイメージがつくと・・・!!
 私は、どうも米シティーグループに悪意を持っているようです。日経新聞に「米シティ、東証上場」の記事タイトルを見た途端に、「退職金マーケット」、「M&A、三角合併解禁」が頭に浮かびました。

 富裕層の資金を狙う、機械的に、効率的に、冷静に。「そんなやり方が日本で通じるわけがない」と思っていた自分は、日本からシティが撤退する報を聞いたときは「そら見ろ」と思いました。

 そのシティが再上陸するそうです。私はじっくり、シティを観察していきます。この一旦染みついたマイナスイメージを、今度のシティはプラスに変えてくれるでしょうか。

 日本と欧米の金融機関では利益率の高さが全然違います。日本は欧米の金融機関の収益性を見習えと言われています。欧米の金融機関は自分でリスクテイクした結果の高収益です。場合によっては大きな損失の発生もあり得ます。
 日本人は、欧米の金融機関のような高収益を追求する銀行の姿を望んでいるのでしょうか。
法人が儲かると思えば法人。個人が儲かると思えば個人。儲かるチャンスがあれば、国内、海外、アジア、日本、どこにでも出て行く。非効率であると、見切れば撤退する。

 また悪意な言葉を吐いてしまいました。日本の金融機関には、欧米を闇雲に見習うのではなく、「やっぱり日本の金融機関は頼りになる」という存在であってもらいたいと願います。かつてのシティのような銀行ばかりになってしまったら、預金者は銀行マンの顔色をうかがい、「大丈夫な人か」と気を抜いたつきあいができません。またまた悪意の言葉を吐いてしまいました。(私の個人的な印象であり、実際そうであったということではありませんので、悪しからず)。

 
2007年02月16日
今日は何になさいますか??
 飲み屋さんにいくと、「今日は何になさいますか?」とビール会社を聞かれたり、銘柄を聞かれたりすることがよくあります。
「いつもはキリンだけど、今日はアサヒにするか」。中にはサッポロしか飲まないという輩もいて、「じゃあ、アサヒのスーパードライとサッポロ黒生」みたいに、分かれて注文することも。

 この間、明星食品と日清食品がくっついたかと思ったら、今回はアサヒとサッポロという話しも出てきました。株価の興味も、M&Aの可能性がある銘柄はどこかを先読みする人が増えました。株価は本来、業績と財務内容で割安・割高をはかるもの。誰かが「いくらまで買う」という名乗りで上がるものではないはず。業績と財務内容などの旧来の投資指標では買えず、チャート分析が流行り、ここにきては長期投資とは思えないM&A話に踊らされる。

 一方で買収を避けるため、上場会社から未上場会社へ転身する選択を行う小型優良企業も出始めていますが、やはりファンドからお金を借りての独立だから、ファンドの意向を無視することも出来ず。行くも地獄、下がるも地獄。最近の株式相場は、株価が上がりさえすれば何でもする、結果を出すことが大事と、企業の名前は一切関係ない、興味は株価だけ。会社の魅力よりも、株価の動きに関心が向く。

 投資に美学を求める必要は無いのかも知れませんが、投資と大らかに付き合っていくことを目指している私としては、少しやりきれない思いがします。相場が下品になっている気がします。残念ですがこれから更に、この傾向が強まる気配です。

 株価がおもちゃにされ、その後市場からはあきられて急落し、市場から去っていった会社がこれまでもありました。会社の内容を見て投資をする。割高であれば売り、割安になれば買う。そして、その会社の動向に関心を持つ。そんな会社と株主の関係が普通でありたいと思います。巨大なビール会社一つになってしまっては、競争もなく、ますますビール人気は下火になるのではないでしょうか。それを消費者は望んでいないと思います。

 ちなみに為替が米ドルで119円手前まできました。今来週がヤマ場にかかるかも知れませんね。注目です。

 

 
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