2008年04月30日
疑われる評価額の決定過程!!
 本日日経には、ドイツ証券が国内の金融機関などの機関投資家に販売したサブプライムローン関連を含む複数の証券化商品の時価をずさんに算出していた疑いがあるという記事がありました。内容は素人目に見ても不自然なもので、‘韻絃攘化商品の時価(同一時点)であっても顧客によって異なる価格を提示していた、同じ証券化商品の時価(同一時点)で複数の価格を示し、投資家にどの時価を選ぶか判断させていた、時価評価の基準日を誤ったり、時価の増減を取り違えていたりしたなどが、検査で明らかになったそうです。

 「この壺1000万円で購入いただいたのですが、このご時世で大分値下がりしていまして・・・」

「どのくらいの評価なんですか?あなたが値打ちものだからというので買ったのに。買って間もなく下がるなんて・・・。評価金額を期末に出さなくちゃいけないから出してくれ」

「300万円です・・・」  
「えっ!!そんなに下がってるの??どうしてくれるんだ?そんな話聞いてないよ」

「本部と相談しました。それでは500万円ということでどうでしょう?」
「半分になったなんて言えないよ。責任問題になる」
「それでは700万円でどうですか?」
「そこが限界かなあ。じゃあ、時価は300万円ってことだね。今年も大きな損を覚悟しなければならないってことか?」

 こんなやりとりがドイツ証券と機関投資家の間で行われていたかどうかは定かではありませんが、こんなやりとりが疑われるような金融商品が市場からほされて値がつかない状態になるのも無理からぬ事だと思います。今後の検査で更に、「ドイツ証券のずさんな評価体制の全容」や「評価額の査定額はドイツ証券側の事情によるものか」、それとも「機関投資家側からの要請によるものなのか」がもっと詳しく明らかになるものと思います。
 証券化商品自体は胡散臭いものではなく、この金融商品の誕生により、今まで評価できなかったものを有効な資源として価値を生み出せるようにした、今後も欠かせない手段です。証券化商品の悪い印象、誤解を解くべき、関係者の真摯な対応が求められます。

 しかしドイツ証券は何故、素人目にも理解が得られないだろう対応をしたのだろうかと不思議でなりません。日本のコンプライアンスをなめていたのでしょうか?国内の大手証券会社であれば、会社ぐるみでもない限り、起こりえない内容だと思いますが。

 
2008年04月29日
インターネット専業證券がすべて減益、赤字!!
 松井証券が「株式の手数料が一律であるのはおかしい」と手数料自由化に梶を切ったころの手数料は確かに割高だったし、証券会社の給与待遇は世間から文句が出るほど恵まれた水準にありました。しかし現在は、株式手数料は回転売買を繰り返す顧客をたくさん抱え込まないと採算が合わない程度まで下がり、株式一本ではやっていけなくなって、あれこれ品揃えに知恵を絞っています。システム不具合でシステムを止めてしまえば「行政処分を食らってしまう」とシステム開発の費用は年々かさばる傾向にあり、装置産業化している。
 
 収益が伸びず、装置産業化してコストも減らせないとなれば、人件費を落とす、顧客への手間をさくという縮小均衡に陥りがち。すると今度は説明不足で、金商法に触れて行政処分。にっちもさっちもいかない状況。

 儲かっている利益を投資家に還元する形で手数料を引き下げるのであれば望ましいことであるが、生き残るためのダンピングで、突然サービス停止の憂き目にあうなら投資家としてはかえって迷惑な話である。

 「既存証券会社でできないサービスを投資家に提供したい」という思いで、新規参入してきたインターネット専業證券だったはず。「投資家のために何が出来るか」よりも、「会社として生き残るには何が出来るか」を優先している風に見えます。今こそ、もう一度「投資家のために何が出来るか」に戻らなければ、ただ手数料が安いだけで魅力のない、存在意義の薄い証券会社になってしまう、そんな岐路にインターネット専業證券は立っているように思います。「どんな使い方をして欲しいのか」という投資家へのメッセージが伝わっていないと思います。

 せっかく、これだけインターネット取引が一般的になったわけですから、このインフラ環境は貴重な財産。是非ここでインターネット専業證券に踏ん張ってもらいたいと願っています。



 

 
2008年04月28日
「何で株高?何で円安?」という戸惑いが相場を押し上げる!!
 山口補選で民主党候補が早々当確を出す圧勝に終わり、結果だけ見れば、株高・円安に振れました。「山口補選で民主党が勝ち、政治の不安定が確定され外人買いは遠のく」と懸念する人もいるでしょう。「ここで総選挙になり、政治の空白を招けば、外人買いは遠のく」と懸念する人もいるでしょう。
 確かに目先で言えばそうでしょうが、少し長い目で見れば、現福田内閣になって、これまで政治が安定していた時期があったでしょうか?福田内閣の死に体の状況は、すでに政治の空白とは言えないでしょうか?
 逆に今回の山口補選の負けで、自民党の政権が続くのか、民主党に変わるのかはわかりませんが、解散総選挙を前提に、両党がそれぞれ、もしくは意識あるグループが、「ポスト福田内閣にどうしたいのか」の政治ビジョンを国民に示してもらいたいものです。もしそういう意味での山口補選の結果であれば、これは外人買いがどうというよりも、国民が望むものだと考えます。したがって、個人的には今回の山口補選の結果は前向きに捉えています。

 明日から米国のFOMCが開催されますが、これもひとつの区切りではないでしょうか?「もうこれ以上、政策金利の引き下げに頼った相場浮揚策では限界がある。政策金利引き下げの余地は残しておくべき。それよりも、住宅市況や信用収縮に対して具体的な方策を打つ段階にある」と、市場が次のステージに入ったのだと思います。
 相場の位置が変わり、含み損が減るにつれて、見方も冷静になってきます。「よく考えたら売り込まれ過ぎたよなあ」と、割安を物色する動きが出てくるのもこれからです。

 タイトルにもしましたが、「何で株高?何で円安?」と考えの修正が効かない人がいるうちはじり高となり、そして「だから株価の動きが堅調なんだ」と買われた理由が正当化されたとき、本当の相場の節目を迎えることになると思います。

 
2008年04月27日
商品取引会社の悲哀!?

 昨日自宅で仕事をしておりましたら、電話が鳴り、間に合わず留守録になってしまいました。何かメッセージでも残してくれるかなと耳を傾けていると、

「突然のお電話失礼します。アンケートの調査でお電話をおかけしました。次の質問に「ある場合は8、ない場合は9」をプッシュしてください。それではお願いします」

「年金制度に問題があるとお考えですか? ・・・・・。ご協力ありがとうございました。後日改めてこの件でお礼の電話を差し上げるかも知れません。よろしくお願いします。・・・・商品先物会社●●●でした」

 内容はうる覚えですから正確ではありませんが、ここで明らかなのは「私はアンケートに答えていない」という事実です。

 今商品先物会社は「不招請勧誘の禁止」といって、顧客から要請がなければ電話等の勧誘行為をしてはいけないことになっています。そのため、これはなんとか顧客開拓の接点をつけようとひねった策なのでしょう。ある意味で、自分から取引の働きかけを封じられ、今後どうしたら事態が打開できるのかと、必至にもがいている様子が伝わってきます。こうした淺知恵自体は許されるものではありませんが、このままでは大半の商品先物会社の将来は見えず、自然淘汰を待つ形で流れていくでしょう。これで良いのでしょうか?

 商品先物取引のニーズは日本にはないのでしょうか?もしニーズがあるなら、負の遺産を引きずった商品先物会社の自助努力に任せて良いのでしょうか?海外ETFの流行りは商品価格に連動したETFです。このままでは国内の商品取引のニーズは海外で満たされ、国内素通りが予想されます。悪徳業者の摘発はもちろん必要です。しかし現状の行政は規制はかけるのですが、その後の展開は現場任せにしているように見えます。留守録を聞きながら、商品取引会社を少し気の毒に感じました。商品取引を商品取引会社だけではなく、銀行や証券会社で取引できるようにして、窓口を多様化するだけでOKという話ではないと思います。

 


 
2008年04月26日
ゆがみ解消に向けて、10年国債利回り急上昇!!
 昨日は10年国債利回りが前日比で0.165%も一気に上昇しました。通常であれば前日比で0.01〜0.02%の上下幅ですから、正に異常事態が発生しました。リスクに臆病になった資金が安全資産に逃げ込み、更に「株は下げる」という投機的な見込みから「株売り債券買い」を仕掛けた投資家たちが、最近の株高・ドル高の流れで手じまいや踏みを余儀なくされて、異常に割安まで売られたもの、逆に異常に割高まで買われたものが妥当値に戻ろうとする表れだと考えます。
しかもシカゴの日経平均株価先物の値は一時14000円台に乗せ、引値も13960円と、来週も相場の堅調を期待させる結果でした。

 これまで割安を信じて日本株に投資してきた人はどんなパフォーマンスになってきたでしょうか?人によっては「全体の損はやっとトントンぐらい。個別銘柄ではもう少し上がれば利益確定しても良いかなあと思う水準まできたものもある」という感想ではないでしょうか?そして、15000円の水準になったらどうでしょうか?おそらくその時には、下値を心配する人よりも、買えなかったことを後悔する人の方が多くなっているのではないでしょうか?それぐらい、13000円と14000円では景色が変わりますし、15000円では全く違うものになってしまいます。

 そこで投資を考える人は、今こそ「妥当水準」を意識してください。もし「妥当水準」よりも現在の株価が低く、まだ割安だと思うなら、過去につけた安い株価は忘れて、投資対象のひとつとして注目しましょう。逆にすでに妥当価格水準に戻ってしまった株式は引きずることは止めて、再び割安になる機会を待ちましょう。異常な株価や為替の水準を参考にしても意味がありません。現在の妥当水準をベースにして考えましょう。

 どうしても株式相場が華やいでくると株価ばかりに目が向きがちですが、国債利回りが妥当水準である1.6%台に戻ってきましたので、債券など確定金利ものにも投資妙味が出てきました。今後の金利動向にも注目していただきたいと思います。
 「目先どこまで下がるのか?」から「目先どこまで上がるのか?」とムードの転換がありそうですが、目先のことに振り回されず、「妥当水準なのか?割安なのか?」の目を忘れないでください。くれぐれも「割高」なものに投資してはだめですよ。まだ現在は、石が玉に見えるバラ色の相場とはかけ離れた病み上がりの状況ですから。
 

 
2008年04月25日
株高支える円安、金利高!!そして郵政のあれれ??
 株が上がらない理由を説明する声がだんだん小さくなってきましたねえ。「もしや?」という雰囲気が出てきました。為替も米ドル104円、ユーロ164円、豪ドル98円と水準の景色も変わってきました。気がついてみると、株安で安全資産へと逃げ込んで異常に金利を下げていた国債利回りも、日本だけではなく、米国も欧州もジリジリとゆっくり上昇しています。債券から株式に資金移動が始まっているのかもしれません。
 何度も申し上げますが、強気になる環境にはおいそれと転換しないと思います。しかし、そんなに臆病になる必要もないと思います。割安に放置されたものは、時間の経過とともに、いずれ妥当価格まで戻り、勢いがつけば割高になったりもします。来週辺りからは、「目先で言えば強含む展開も予想されます」という日本株式の相場コメントに変わるような気がします。

 ところで、日本郵政がマンション分譲に乗り出すとの記事が日経にありました。本業の収益環境が厳しいという台所事情から、らしいけど。不動産を本業にしているところが苦戦しているのに、勝算があってのことでしょうか?日本郵政が上場株式で私が株主であれば間違いなく売りですね。日本郵政に最後のババをつかませるために、誰かがうまいことをささやき、その気にさせたのでしょうか?「何でも欲しがる日本郵政」は何を本業にしたいのか、私には分かりません。

 
2008年04月24日
「まだはもうなり」??そして本を書きました!!
 株式専門家のコメントが口ごもってきましたね。「まだ安心はできませんが・・・」。下値が固くなり、売ってすぐ儲かる相場でもない。かと言って、すぐ上がる相場でもない。しかし、売りを仕掛けている人にとっては、なんとも嫌な相場環境が続いています。仕切り直しで、取り敢えず「売りを手仕舞う買い」が相場の底堅さを支える展開なのでしょうか。為替も同様の動きですね。特に豪ドル、ユーロの買い方は短期で良し、長期で良し。売り方には嫌な展開が続いています。目先為替で大きく円高に振れる懸念が遠ざかったのも、日本株相場には有利に働いています。
 日本の将来にとって不透明な要因が増える話ですが、山口補選で自民が負け、福田内閣が総辞職し総選挙ムードが高まれば、政界再編により現在の行き場を見失った日本に方向性が出ると歓迎する展開も予想されます。つまり日本株式の相場にとってはプラス要因になるのではないでしょうか。

 ところで本日は皆さんに告知したいことがあります。実は昨年の夏頃から、私は本を書いていました。私がとっても書きたかった内容です。初めて一人で書いたものですから、紆余曲折ありましたが、ゴールデンウィーク明けに出版の運びとなりました。
 これが先日実際かわされた話なのですが、
 「今度本を出すんです」。「どんな本ですか?前川さんの本なら楽しみですねえ」。
 「はい、債券投資の本です」。「・・・・・??」。

 彼だけではないのです。ほとんどの方が絶句。「よく出させてくれましたねえ」という反応です。出版業界では「債券投資の本は売れない」というのが常識だそうです。私をよく知っている同僚でさえ、「本を一人で書いたこと自体は価値があるから」と彼でさえ、売れないことを前提に話をします。嫁さんに話をすると、「そうでしょ。お父さんの話はやっぱりつまらないんだ」と追い打ちをかけます。

その発行を許していただいた奇特な出版元は「近代セールス社」さん。タイトルは「いま債券投資が面白い」です。是非、一度立ち読みで結構ですから、ペラペラと眺めて、良かったら手元に置いてください。

 内容は、私の持論ですが、「債券投資は投資のモノサシになる。投資はそもそも割安で投資して割高で売却し利益を確定して一サイクルが終わるもの。したがって、何が割安で、何が割高なのかを測るモノサシが必要であり、債券投資はあらゆる投資のモノサシになることに私は気付きました。良かったら、私の話を聞いてもらえますか?」というものです。債券の小難しい話をするつもりはありません。

 本の中には、これまで自分自身が行ってきた試行錯誤(どちらかというと失敗の方が多いかなあ)や相談者との不安、悩みの解決の手段として、どのように債券投資のモノサシが役立ってきたのか、も載せています。この本は勉強本でもないし、こうしたら儲かるのノウハウ本でもありません。「こんな本があればいいのになあ」と自分が常々願っていた本を自分で形にできました。

 「債券投資の本は売れない」と今後も世に出てこないのであれば、私にとってはラッキーなのかも知れません。「すぐには売れないかも知れないけど、瀬川瑛子の『命くれない』のように10年かけてでも紹介してやるゥ・・」と嫁さんに話すと、「その前に絶版になるんじゃないの?」と厳しい言葉。

 世の中には、見ていそうも無くても、どこかで必ず見てくれている人があるはず・・・・

 
2008年04月23日
私ならここから投資はしない、原油120ドル!!
 本日の日経に「東京、戻らぬタクシー客。値上げで増収、思惑はずれ」という記事がありました。昨年末に値上げした東京都内のタクシーの客離れが止まらず、3月の運送収入が前年同月よりも3.1%減ったとのこと。昨年値上げ直後の12月が2.8%、1月2.1%、2月0.5%とずっとマイナス続き。売り上げはタクシー料金×利用客数。タクシー料金を上げても利用客数が落ちれば当然売り上げが増えるとは限らない。

 通常利用客が減れば、利用者を増やそうと料金を下げるのが普通。しかし、魅力的な料金設定をしなければ利用客は戻ってこないので、料金を見直し下げても利用客が戻る保証はない。したがって、恐くて下げられない。利用者はタクシーの代わりを探し、タクシー自体のニーズはもっと縮小。じり貧。

 しかし原油価格は不思議です。何故上がる?こんな短期間に2〜3倍になったにもかかわらず、まだ上がるという。原油の実際の売り上げは伸びているのだろうか?売り上げ=単価×量。国内のガソリン需要を見る限り、確かに単価は上がったけど、値上がりにより消費が手控えられ、売り上げは落ちている模様。日本や米国など通貨が弱い国はガソリンが高くて消費を手控えているけど、通貨の強くなっている国では依然消費需要が強いのだろうか?
 データがなく根拠もありませんが、「実際原油自体を買うニーズはないけど、値が上がりそうだから原油を先物で買おう」という投資家?投機家のつけた値段が一人歩きしているだけで、実際の消費は国内で起こっているようにかなり落ちてきているのではないでしょうか?
 もしそうだとすれば、現在投資している投資家、投機家の「値が上がりそうだから買う」という根拠が揺らぐほど、原油在庫が目に見えてだぶつくような事態が頭をかすめただけでも、大きなショックが走りそうな気がします。買っている価格に根拠を失ったときの動揺の例は昨年8月から何度も見てきました。
 原油120ドルの水準は割安?妥当?それとも割高?確実に上昇が期待できる水準はいくらなの?そして下落するとしたらどこまでの下落を覚悟すればいいの?そんなことを考えて、現在の水準を眺めてみると、「将来のインフレが心配だ」とか、「原油も分散投資の対象として必要だ」とかいう根拠があったとしても、とてもリスクに見合ったリターンがそこにあるとは私には思えません。
 消費者が納得する製品価格を超えたら消費に躊躇するのが当たり前。原価が上がっているからという理由で製品価格に転嫁することが許されるのは緊急事態であり、緊急事態が長続きするわけがありません。タクシー料金しかり。マンション価格はすでに値崩れが一部で発生しています。
 年金のように、大きく減らすことをまず避けなければならない資金を私が運用するのであれば、「原油は分散投資のために買い」ではなく、「これまでご苦労さん」と利食いで利益確定を行います。

 
2008年04月21日
下値をしっかり見る意味!!
 3月17日に日経平均株価は11700円、米ドルは95円台を付けた時、多くの人は11000円割れ、90円前半までの円高を覚悟したと思います。そのとき、その瞬間でも、投資をあきらめず見てきた人は、現在の14000円手前、104円の投資環境はどのように映っているでしょうか?

 人によっては余りの株安、円高に投資の継続をあきらめてしまって、未だに投資結果に後悔し、「自分を責める」位置から抜けられない人もいると思います。このまますぐに良好な相場に戻るとは思いませんが、以前の厳しい状態よりも冷静に投資環境が見れるようになったのではないでしょうか。「今後上がったら、下がったら」とイメージしてみましょう。
 「日経平均株価が15000円乗せて、一気に16000円という雰囲気になったら、自分はどうするか」、逆に「やはり14000円手前が重くて、再び13000円割れが生じたたら、今度は買ってみるか」とか。
 「為替は結果往って来いで、追加投資した水準まで円安になって戻ってきたが、これ以上の円安が進んだ場合利益を確定して円に戻すか。もしもう一度円高の場面があったとしたら、やはり追加投資をするのか。するとしたら、どこをターゲットに置くのか」
 そもそも現在の投資環境で、「日経平均株価の戻りの目安はいくらか。再度下押しをすると仮定すればどこまで可能性があるのか」、などなど。いろいろなケースを想定しながら、「そのとき、自分は・・」と考えるのが私にとっては至福の時間なのですが、みなさんはいかがですか?

 それから、「金融機関を頼り甲斐のある相談先にしよう」と声を掛けたところ、逆に「いかに頼りにならないか」という話ばかりが耳に入ってきて、「投資家は金融機関を良い助言者に育てるほど暇じゃない。金融機関の自助努力が足りなさ過ぎる」という厳しいご意見もいただきました。
 そこで「私はこんな金融機関の窓口に出会い、良い相談相手になってもらっています」とか、「私の支店はお客様の投資相談を行い、こんな喜びの声をいただいています」とか、自薦、他薦を問いません。是非「頼り甲斐のある相談先」候補を挙げてもらえれば幸いです。

 私が考える「頼り甲斐のある相談先」の条件は、 峺楜劼療蟷駝榲を明確にするお手伝いをするために必要な顧客の声を聞く耳」があること、◆峺楜劼離譽戰襪帽腓錣擦董△錣りやすく丁寧な説明ができる口」があること、7亳魁γ亮韻肋なくても、「顧客のために何かお手伝いをしたいという意欲」があること、だと思います。そんな金融機関、支店があれば、是非教えてください。

 

 
2008年04月20日
株価は上がれば下がるもの、特別な国はない!!
 先週は主要国では中国株の下げが、他の大抵の国が上昇していただけに目立ちました。昨年の10月の高値から約5割急落しています。株式は10年保有すると、約2倍から2.3倍になると期待されています。しかし10年も保有すれば、その間に価値が3分の1程度まで価値が値下がりする時期があることも覚悟しなければなりません。

 中国など高成長を続ける国であったとしても、右肩上がりの株価上昇がずっと続くはずもなく、当然株価の調整が入るのは仕方ないことです。振り返れば中国株は2005年から2006年の1年間で倍になりました。2005年から2007年ではなんと6倍になったわけです。これは尋常な値上がりではありません。当然調整があってしかるべし。むしろこの価値の上昇を頭に入れていても、「成長ある国の株価は上がるのが同然」と疑わない、もしくは「下がっても知れてる」と思い込んで投資した人に同情する人は結果論で言えば少ないでしょう。

 「投資する前にこんなに上昇していたなんて知らなかった。事前に説明を聞いていれば投資していなかった」と文句を言いたい方もいると思います。これを良い教訓にするべきだと思います。
 投資する側も説明する側も、投資対象がこれまでどんな値動きをしていて、「現在過去に比較して高い位置にあるのか、安い位置にあるのか」、そして今後の投資を考えた場合に「妥当な水準なのか、割高な水準なのか、割安な水準なのか」を、相手任せにせず確認しあうことです。

 中国株は確かに2005年からたった2年で6倍になりましたが、2000年の水準からは4倍まで上昇し、現在下げたこの水準は約2倍のところです。過去と比較して位置の高い、安いで言えば妥当水準の範囲内、後は今後を見た場合に「妥当なのか、まだ割高なのか、割安になったのか」を考えて投資判断が必要です。

 私は投資には慎重ですからどんなに有望銘柄であっても、短期間に2倍以上値上がりした投資対象は、本来の価値が定まるまで手をつけません。高値をつけてから少なくても1年は様子を見たいと考えています。

 
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