2008年07月31日
しばらくは混乱続くけど、期待したいJリート市場!!
 不動産投資信託(リート)が発行する債券の価格が総崩れとなり、新規に発行しようと試みても投資家が集まらず、発行を断念するところが多いようです。リートは高い分配金を求められている金融商品なので、自己資金に加えて、借入を行って、身の丈以上の不動産物件に投資し、その賃貸収入を原資に分配金を投資家に支払う仕組みです。借入のコストよりも、物件から受け取るリターンの方が高ければ、つまり2%で資金調達をして5%の運用が出来れば、借りて運用を行えば行うほど、分配金を支払う原資が多くなります。だいたい100の不動産物件のうち60が借金によるものです。
 逆に資金調達コストが運用で受け取るリターンよりも高くなると、借りて保有している分は確実に持っているだけで損が蓄積していきます。
それでも、不動産物件を売ろうと思えば売れる流動性があるうちは、売却して借金を返せば良いのですが、売ろうにも売れなくなったら、更に困ったことが起こります。金融機関は貸し込んだ資金が回収できないと困るので、新規の融資はもちろんのこと、貸していたお金も返せという話をしてきます。他で借りて返せればよいのですが、返せと言われるところは、他の金融機関からも同様の要請があり、結果、もっと金利が高いところから借りるか、物件を無理して処分して資金を作るしか無くなります。こうなると敗戦処理に入ったリートに投資する人はいなくなり、ますます株価は軟調になります。
 市況が好調の時は「多少借金をしても、それ以上に儲けられるからいいや」と、借金をして投資することに抵抗無く、積極的な投資を行う傾向にあります。しかし、いつまでも、そんなに良い相場が続くことはありません。ー擇蠅襯灰好箸高くなり、⊆擇蠅蕕譴誅箸はめられて、借りたものを返せと催促され、ぬ詰して物件を売却しようにも売却できなくなり、ス圓詰まる。
 いまは、4.5の位置でしょうか?ここで、踏ん張って乗り越えられたリートは、ミドルリスク・ミドルリターンの投資対象として期待できるでしょう。
 玉石混淆のJリートから、選ばれて残ったJリートが築いていく、新しい時代の幕開けへの一歩だと思います。まだしばらく、Jリートの混乱は続くでしょうが、やっと中長期で投資できる金融商品としてJリートに注目したいと私は思いました。

 
2008年07月30日
価格の根拠、モノサシが問われる相場に!!
 ニューヨーク原油が一時120.42ドルの安値をつけました。チャート上では、これまでの右肩上がりのトレンドに変化が出ています。こうなると、150ドル手前の価格が妥当なのか、現在の120ドル程度が妥当なのか、100ドル、80ドルなのか、本来あるべき価格を模索する相場展開になります。150ドルの原油は買いたくないけど、「○○だったら買っても良いよ」という水準がどこでおさまってくるか。いずれにしても、ここでも「ここから短期的な値上がりを狙う」買いたい投資家よりも、「今ある利益をどうやって確保しようか」と利益確定のため売りたい投資家の方が多いように思います。買いたい人よりも、売りたい人の方が多くなれば、しばらくは株式と同様に、「少しずつ上がってはガクッと下がる」展開が続くのではないでしょうか。

 日経の記事に、大和投信委託が外需関連業種で構成するインデックスファンドを立ち上げるとありました。新興国など外需を取り込んで成長する企業に絞り込んでTOPIXを上回る運用成績をめざすそうです。過去15年間の試算では2003年度を除くすべての年でTOPIXを上回る実績だったそうです。
 TOPIXは日本株式の市場平均を表す指標として代表的なものですが、「これ以上に、日本株式の現状にあった、ふさわしい指標はないか」という模索は投資家にとってありがたいことです。しかし、今回のインデックスファンドはTOPIXに代わる新たな指標を目指すものではなく、TOPIXを上回る実績をめざすインデックスファンド。このインデックスファンドと「外需を取り込んで成長する企業を投資対象にするアクティブ型ファンド」と、どう違うのでしょうか?
 もしこのインデックスファンドが指標として認知されたときには、このインデックスに沿った組み入れを行うETFも登場するでしょう。このETFとアクティブ型ファンドとの区別が難しいですねえ。

 ということは、もしグロソブの実績が世界主要国の国債に投資したパフォーマンスを正しく表すのに適当なインデックスになるといった認知があれば、将来「グロソブ・インデックス」なるものが立ち上がって、グロソブETFというのが出てくるかも知れないということでしょうか?

 米国で上場しているETFは1200本近くもあります。同じような、そしてちょっと違う、ETFがたくさんあるようで、こうなると「ETFのどれを選んだらよいか」と困る投資家が多くなり、アドバイザーに助言を願う人が多いようです。アクティブ型で悩み、単純で良いと思って取り組んだETFで悩む。日本ではそうなってもらいたくないですね。Simple is Best! 投資家にとって、意味のない品揃えは勘弁してもらいたいです。

 
2008年07月29日
盛り上がらない北京五輪を見て、仕切り直し!!
 北京五輪が盛り上がっていませんね。相場も盛り上がりませんが・・。「上がる理も、時節が来なければ上がらない」。どんなに割安な状態でも、どんな買い材料があっても、買おうと思う人がいなければ上がりません。大きな値上がり利益を狙っている人にとっては、しばらく期待はずれの相場を覚悟した方が良さそうです。
 最近の相場ニュースでは、株の話は盛り上がらないから債券相場や金利の話を取り上げる機会が増えてきました。次の株式など値上がり利益を狙う相場転換に準備するためにも、個人的には債券相場や金利の行方について、興味を持って損はないと思います。

 これまでの株安は安全資産への逃避により、国債が買われ金利低下という形で現れ、「株安・債券高」となりました。今回はそれに加えて、金融システムの不安が懸念されています。つまり、金融機関が金融の役目を果たさず、お金の必要な先にお金が回らないという資金の金詰まりが懸念されています。したがって、安全資産として国債は買われるけど、資金が必要な先に資金が回らないため、銀行借り入れの代わりに社債やサムライ債で資金調達を考える先が増える可能性があります。債券の発行が増えれば、お金を調達したい人が増えるので、お金の価値は高まり、金利が上がります。「国債高 社債安・サムライ債安」。そうなれば、ますます株安が反転する機会が遠のきます。目先で考えれば・・・。

 ただし中長期で考えれば、「もしかしたら、普通では手に入らなかった社債やサムライ債の高金利や、優良株の割安な株価での取得」のチャンスとも言えます。
「休みとはただの休みと思うなよ。次の仕掛けの元となるなり」。昔の人は良いことを言っています。「相場は間違っている」と向きになっても相場は変わらず。「相場も間違うことがある」と、時間を味方につけて、我々個人投資家は平常心を保ちながら、相場とゆったり付き合いたいものです。

 ここは前評判が低い、北京五輪をテレビで観戦し、思わぬ感動が得られれば儲けもの。「すぐには上がらない」は、ゆっくり投資する時間があるということ。今年の年末、来年の春、そして来年の今頃は、どんな世界が広がっているのか。思いを巡らす良い機会だと思います。

 
2008年07月28日
求められる「個人変額年金」不信をはらす業界の努力!!
 本日の日経に、「年金額が運用次第で変わる変額年金の人気が一服し、契約時に金額が決まる定額年金の販売が好調だ」という記事がありました。株価の低迷で、リスクの高い変額年金が敬遠されているとのこと。敬遠しているのは誰でしょう?保険者、投資家でしょうか?
もともと、「変額個人年金に興味があります。説明を聞かせてください」と、保険者や投資家側の要請で契約した割合がどの程度あるのでしょうか?おそらく大半が、金融機関側の提案だったと思われます。つまり「リスクの説明が複雑で、実績も芳しくない、そして何よりも、手数料の取りすぎ批判が根強い」変額年金を敬遠しているのは販売金融機関ではないでしょうか?

 しかし2000年頃から販売が開始され2002年10月に銀行でも取り扱われ、売れ筋金融商品になった変額個人年金保険。2007年3月末の変額個人年金保険資産残高は14兆円を超え、取扱金融機関の数は1500を超えているそうです。しかも長期運用を前提にした金融商品です。
 「評判が悪いから」、「フォローが面倒だから」という理由だとは思いませんが、「変額」よりも「定額」に販売をシフトし、「変額」については「顧客から問い合わせがあったら対応する」という姿勢であれば、顧客から痛いしっぺ返しは免れないでしょう。何よりも、現場で販売窓口になった担当者は「常に顧客との関係の今後」を心配に思っているのではないでしょうか?

 ここ最近問題になっていた「保険金未払い」の対応と同様に、業界を上げて、危機感を持ち、保険者、投資家へのアフターフォローに力を尽くし、「ここまでは期待していなかった。連絡ありがとう。相場が悪いのはあなたのせいではありませんから」という誠意ある対応が必要だと思います。
逆に「ご案内のように、サブプライムの問題が尾を引いていて、実績が芳しくない状況が続いています。もともと長期で考えて行ったものですから、もう少し長い目で見ていてください」と、木で鼻をくくった対応をしている担当者は、そして金融機関は、知らず知らずのうちに大事な顧客から関係を切られてしまうでしょう。大事なのは、顧客が「今後をどう対応するか」をご自身で頭の整理ができるようにサポートすることだと思います。

 
2008年07月27日
「投資目的を明確にすること」の手伝いを評価すべき!!
 「お金のことで周りに相談できる人がいない」と困っている人がたくさんいます。本日の日経記事で「銀行のリテール力調査」の結果が出ていました。
私が悩む投資家の話を聞いていて、「今後の相場環境について、どう考える」とか、「具体的な金融商品の提案」だとかを期待して来られる方が多いのですが、私は「その前に考えておくべき大事なことがある」と感じています。

 「具体的な金融商品選び」や、「リスクの丁寧な説明」よりもまず先に、目の前にいる相談者が「何故、投資に取り組むのが必要だと思ったのか?」、「その人にとって本当に投資が必要なことなのか?」、「必要であるなら、どんな投資の方法が適当なのか?」を一緒に考えることだと思います。
その結果の「金融商品選び」であり、「リスクの説明」が必要になるのだと思います。

金融機関の窓口では、まず「顧客の投資目的を明確にする」お手伝いができているかどうか、リテール力の大きな評価ポイントではないでしょうか?
どんなに実績の優れた金融商品を案内し、そして投資してもらったにしても、必ず投資家はその後に値動きに悩むことになります。投資する前よりも投資した後のフォローの方が販売した金融機関の役割としては大きく、その後に悩まないように、「なぜ選んだ金融商品が投資目的にあったものであるか」という納得に時間をかけて金融商品を提案すべきだと思います。

「リスクの説明」、「金融商品の手数料」、「金融商品の仕組み」・・・。顧客の投資目的が明確でない前に、実際自分が投資するかどうかも決まっていない段階で、そんな話を聞かされても、顧客にとっては退屈な話になってしまいます。
そもそも、投資するのは顧客本人なのですから、リスクの説明は金融機関から説明を聞かされるのではなく、顧客本人が自ら聞くものであるはずです。

 しかし顧客は「何を聞いてたらよいかがわからない」状態であり、「このリスクについて説明してください」と説明を自ら求められる人がほとんどいない現状が問題です。
したがって、金融機関の窓口は「リスクの説明」、「金融商品の手数料」、「金融商品の仕組み」を行う以前に、顧客が「分からないところが分からない」状態から「分からないことがわかってきて、自ら質問ができる」ようにサポートすることが、大事な窓口の役目ではないでしょうか?

 こうした対応ができている金融機関を投資家に紹介するという趣旨であれば、今回のような調査は意味があると思います。投資家の不安・不満は「周りに相談できる人がいない」ということ。これを受け止めて、前向きに対応している金融機関を評価して、もっと紹介していくことをメディアに期待したいです。

 
2008年07月26日
底を確認した今こそ、今後のスタンスを決めておく良い時期!!
 相場水準は春先の水準に行って来いとなりました。上がったものは下がり、下がったものは上がり。3月17日の相場急変時につけた為替の円高水準、日本株式の水準が大底であったことを今回の円高、株安で確認できたように思います。こうして日柄整理ができていき、次は目先の円安の天井、株価の天井を確認するサイクルに入っていくのではないでしょうか。

 したがって、今は「今後下値を固めて上昇する相場展開になったときに、自分はどんなスタンスで臨むのか」を決めておく良い時期だと思います。
自分の持ち物を診断して、
「この妥当水準はいくらか。いくら以上になったら売却して利益を固めるのか。原則どんなことがあっても保有するのか。一部は利益を確定して、割合を小さくして対処するのか」とか、
「現在はまだ、もっと割安な場面があると思うから様子を見ているけど、この水準まで割安になれば追加投資の機会を考える」とか、思いを巡らす良い時期です。

 いずれも、「いくらで利益を確定しようか」、「いくらだったら割安なものに投資しようか」という前向きな想定なので、元気になれますよね。3月に、このブログで「割安にバンジージャンプ」と書きましたが、相場の底をみなさんは確認したわけです。今こそ、頭を整理して、これからについて前向きに考えましょう。相場の動きばかりに一喜一憂していたら、割安な場面があっても、ただの急落場面にしか見えませんよ。今後を大事にしましょう。こんな相場は、そうそう来ませんから。

 
2008年07月25日
個人向けではありませんが、参考までに・・!!
 6月にシティグループが個人向けに発行したサムライ債の条件は「期間3年、利率2.66%」でした。これは、募集開始早々に売り切れになる人気でした。

 昨日は米国の小売り大手ウオルマートが、同じサムライ債(海外の企業が円建てで発行する債券)を発行しました。金融機関ではない、米国企業のサムライ債発行は、米IBMの発行以来6年5ヶ月ぶりらしいです。条件は期間3年1.72%。期間5年2.01%。
 これは個人向けではなく、機関投資家向けに発行されたもので、順調な売れ行きだったそうです。

 シティが「格付けAa3」、「期間3年2.66%」、一方ウオルマートは「格付けAA」、「期間3年1.72%」、「期間5年2.01%」。
 発行時期も発行する対象も異なりますので、単純には比較できませんが、これだけは言えると思います。日本の低金利に不満を持つ資金が、欧米から狙われているということです。おそらく、これからも、サムライ債の提案は続くでしょう。もし確定運用に興味のある方は、この期間と金利を頭に置いて、自分が固定して預けても良いと考える金利水準をイメージしておいてくださいね。

 国債の利回りは魅力的ではなくても、サムライ債や社債の利回りで魅力的なものが出てくるかも知れませんよ。楽しみにしていましょう。

 
2008年07月24日
正義は勝つ!!
 上がれば下がり、下がれば上がる。気がついてみると、為替は円安、ユーロは一時170円、豪ドルは104円、米ドル108円の水準に戻り、10700ドルまで急落したニューヨークダウは1週間程度で1000ドル上昇、日経平均株価も14000円が再び見えてきました。
 一方原油相場145ドルから、だらだらと下落が続き124ドルと、商品相場全体に軟調さが目立ちます。

 これは、ひとえにポールソン米財務長官の「米ドルを守る」ため、天敵インフレ懸念の払拭、金融システム不安の払拭に、連日精力的な発言、行動を繰り返しているおかげです。
今年春先までは、バーナンキFRB議長のなりふり構わずの金融緩和政策、金融支援。その後、「米国の打つ弾は尽きたか」という緊張感が走ったところからは、ポールソン米財務長官の活躍です。米国には今、この一瞬に気を抜いたら、「これまで積み上げてきたものを全て失う」という緊張感があります。ある意味、見ていてうらやましいですね。日本にそのかけらでも見えれば・・・。

 現在の為替水準では、買い方は「結果長く持つ覚悟があれば、外貨投資は割が良い投資対象。ここから多少の円高に振れても想定内」と腹が据わり、一方、売り方は「いいところで買い戻して利益を固めないと結果的にやられてしまう」という売り疲れがあるでしょう。「もっと円安になったら、再度売り込んでやる」という人の数は少なくなってきているように思います。

 株式の水準は内外ともに割安だと思います。「相場の混乱が解ければ、ここまでの株価水準には戻るだろうなあ」と、おそらくみんなが考えている水準には、いつ戻ってもおかしくない状況にあると思います。それは、売っている人たちも理解しているので、「目先の下げで利益を取ろう」と考えている人の見切りが早いこと。一転、買い気配に変わる銘柄多いですねえ。

 このように、現在はまだムードで買われたり、売られたりする相場が続いています。したがって、われわれ中長期で構える投資家は、「ムードで売られた相場は買い、ムードで買われた相場でぬか喜びをしない」というスタンスが大事ではないでしょうか?
 「正義は勝つ」ではないですが、「割安であればいずれ見直される日」が来ます。自分の感覚を信じましょう。

 
2008年07月23日
何故、急にこんなに分配金を下げるんだあ??
 「分配金が多いから投資したのに・・」と、投資していた投資信託の分配金が大きく下がり、プンプンと怒って話す投資家がいました。しかし、分配金を支払う原資はあくまでも投資信託がため込んだ利益だとすれば、利益に見合わない分配金を出し続けるだろうと考えていた投資家さんにも問題があるでしょう。「基準価額が下がり続けている上に、分配金の額を引き下げられたのでは取り柄がないじゃないか」。もしかしたら、無理な分配金を出し続けていたから、基準価額がだらだらと下げていたのかもしれません。分配金の額を引き下げたあとの基準価額の推移は以前よりも安定していませんか?

 運用会社や販売会社の中で、今後も安定した分配金が出せる投資信託なのか、それとも引き下げになりそうな投資信託なのか、投資家が「そんなことを聞いていない」と不満が出ないように、ちゃんと常日頃から説明しているところがどの程度あるのでしょうか。

 投資家の中には「分配金を楽しみしていた」人が多くいて、基準価額の下げには余り関心なく、過ごしている人がいます。しかし、「その分配金が減った」ことに気づいたら、その投資家は何を思うでしょうか?おそらく、基準価額や投資元本がどうなっているかに、関心が移り、「えっー、何でこんなに下がっているんだ?」と不安、そして不満に思う人が現れるのではないでしょうか?

 「分配金を大事にしていた」投資家のフォローが十分ではなく、不信感を持たれたたら、その後の関係にも響きそうな気配です。昨日、そばで不満を聞いていて、「おそらく」と思ったことを書いてみました。

 
2008年07月22日
2年間を振り返ってみました!!
 このブログを書き始めて、2年3ヶ月。「一度書いたものを読み返してみたい」と思っていました。そして、この休みを使って読み返してみました。振り返ってみて思いましたが、やはり冷静なときに「割高だ」とか「割安だ」とか、感じ取ったものは、大きく外していないことがわかりました。
 もちろん相場に行き過ぎはつきものですから、更に上昇することや、更に下落することにはなるのですが、割安だと思った水準には、その後下げた後には戻ってきますし、割高だと思った水準には上昇した後戻ってきます。

 今私の中で明らかに割安なのは日本株で、明らかに割高なのは米国金利です。13000円の日経平均株価の水準で、さらにその中で売り込まれた割安な銘柄に投資することに躊躇はいらないと思いますし、米国金利の10年利回り4%の水準で金利を固定する妙味を感じません。

 株式の専門家は現在の水準を問われると「場合によっては再び12000円割れも・・」と答えますが、我々投資家が感心があるのは「12000円割れがあるのか、ないのか」という株価の一時点の話ではなく、現在の13000円は中長期の視点で投資妙味がある水準であるか、です。

 そのために、「下値をどこまで見たらよいのか。正常な相場に戻ったら、どこまでの上昇が見込めるのか。そして下げ相場は最悪いつまで続くのか」という投資を決断する際に必要な情報を求めたいのです。

 天気予報のお姉さんのように、「本日は雨の心配はありませんが、万一のために傘は用意しておいてください」というコメントを、専門家に求めているわけではありません。「専門家の言うことはいつも、高くなってから買え、安くなってから何故売っていないだ。当てにならない」という見方もあります。私もそうだと思います(笑い!!)。
 したがって、専門家の意見は参考と割り切るまで。その人たちの「買いサイン」、「売りサイン」が出るのを待って投資するのはやめましょう。自分の「割高になっている、割安になっている」という感覚を大事にしてください。

 
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