2008年11月30日
凍死家を救え!!
 本日、日経CNBCの方と打ち合わせをしました。このブログを読まれている方は、「またかよ」と思われるかもしれませんが、「2009年は債券投資、日本株式投資の双方共に、さらにチャンスの年」だと考えています。

「あなたが外貨投資がチャンス、日本株投資がチャンスといい続けて、どれくらい経つのか。そんな的外れな見方をしてて恥ずかしくないのか」と厳しいお声もあるかと思いますが、それは受け止めます。しかし、それでも敢えて言わせていただきます。なぜなら、投資は割安な時期にやったほうが後が楽になります。底だった時期は後にならなければわかりませんし、その時期をあてることは困難です。しかし、割安近辺で投資することは誰にでもできます。ただ普通の人は手が出ません。だから、割安に放置されているのです。その割安な時期が2008年であり、2009年、もしかしたら2010年までかもしれません。しかし、それはその後の5年、10年の大きな収穫に向けての投資です。

 今私が心配しているのは、誰にも相談できず途方に暮れ茫然自失の凍死家の数がここにきて相当増えているのではないかということです。私のクライアントの多くは、どちらかというとバブルの時には慎重に対処して、割安になってから投資している人なのですが、それでも、ここ最近の下落では「投資のこの先を不安に思う人」が増えました。
 しかも、リスクは承知の上で、よく投資を勉強し、自分なりの考え方がある人ほど、やられかたが大きい傾向にあります。相場が下落して割安になったと判断をし投資を行い、二次遭難、三次遭難にあってしまった感じです。みなさん自信を失っています。ましてや、投資経験の少ない方にとっては
心細い思いをされているでしょう。どう対処したらよいかもわからず、縮こまっている方が多いと思います。

 12月8日、10日のセミナーや今後のセミナーなど、今後一般の方向けにお話しする機会では、投資家や預金者が「凍死家」に入り込んでいかないように提案したいと思います。「眠ったら終わりだよ」と声がけを繰り返していきたいと考えています。

 
2008年11月29日
宴の後始末が続々と・・・!!
 バブルの破綻が確認されると、宴の後始末の話が続々と表面化します。金融機関など運用のプロに似つかわしくない巨額の損失計上、上場企業同士の無理な株式持ち合いを疑われる多額の株式評価損、学校法人や財団など世間的には安定運用に努めていると見られているところの意外な巨額損失など。次に来るのは、社会の弱い部分から起こる世情不安に伴う暴動・暴挙・テロ。最後に、官を巻き込んだ過去の汚職スキャンダルの発覚。好況時には隠れていたものが景気後退期に一気に吹き出すのがこれまでの流れでした。

 AIG会長は企業存続のため、多額の報酬から年1ドルの報酬を受け入れましたが、ビッグ3の一角フォードの会長は拒否したという報道を聞きました。その報酬はいくらなのかと興味を持つと、なんと20億円を超えているらしい。ビッグ3、フォードの存亡の危機の時に、どういう神経なのでしょうか。「経営難は経営責任ではなく、金融危機から発生した」と自らをただの被害者の位置づけにおいてしまう厚かましさは、こういう感覚の持ち主だったから言えたのでしょう。
麻生総理と同じように、言葉の言い回しは変えられても、人間の本質はなかなか変えるのは難しいですね。自ら率先して経営者責任を果たしていく姿勢がなければ、再建計画の賛同は重要性を理解している人でも了解は難しいものと思われます。
 かといって、この危機を前にして、一時の停滞も許されません。これまでも大変な難局でしたが、この12月は正に「先に明かりが見えるか」を示せるかの転換期にあると私は考えています。

 昨日、私のクライアントの一人から「今年は挽回のチャンスはないですか?円高・株安の流れはそろそろ止まりませんか?」という問い合わせがありました。

「現在はまだ底値を確認するのがやっとの状態で、本日の株高・円安が明日も続くという保証はまったくありません。相場が毎日、ぶつぶつと切られている状況です。
もし株式投資を行うのであれば、売られすぎた反動でどこまでの戻りがあるかを見て、少しでも安値で仕入れ、高値近辺で売却して小刻みに利益を重ねる。出来る限りは翌日まで引っ張らず、当日中の売買で決着させる方法を選ぶしかありません。
●●さんの投資スタイルには合わないですね。しかし、いずれ割安な水準で投資すれば、一週間単位で割安・割高を確認しながら投資の継続を検討できる時期がきます。投資する余力が今あるのなら、割安だと思う場面ではすぐの上昇を期待せず、少しずつ追加投資をされたらどうですか?少なくても現在の状況では、挽回を図るという気張りは捨てた方がよいと思います。冷静な判断の邪魔になります」と私の考えをお伝えしました。

 生活設計塾クルーが主催する12月8日、10日に控えたセミナーで、私が話す内容を現在整理しています。考えれば考えるほど、2009年は「じっくり投資をしたい人」にとってはチャンスの年になるという考え方に至りました。
ただし、2009年は2008年と同様に、すぐの値上がりを期待できる年でないことも確かです。
この投資環境といかに上手に付き合っていくかが大事なポイントだと思います。

 
2008年11月27日
外国債券投資には魅力が無くなった!?
 ついに、米国債10年利回りは一時3%を下回る、米国史上最低金利を更新するまで低下しました。ある生命保険会社の運用担当者は「さすがに3%を下回ると、為替リスクを取って投資する意味が無くなる」というコメントをしています。私も同感です。リスクとリターンが見合っていません。

 しかし、それは長期で固定するには金利が低下しすぎて魅力がない外国債券への投資であって、外貨投資を否定するものではありません。むしろ外貨投資については、強くなった円で安くなった外貨資産を取得するチャンスになります。私の言う外貨投資とは「保有するだけで外貨資産が増えていく」対象であり、値上がり益を目的にした対象ではありません。

 日本人にとって外貨投資でベストな状態は「できるだけ円高で、できるだけ金利が高い水準で」投資できることですが、両方を手にすることは出来ません。現在のように、円高だけど金利が低かったり、金利は高いけど円安だったりすることが大半です。
 したがって今は為替が円高であることに注目して外貨投資を行い、金利が高くなったら外国債券投資を検討する準備期間と考えるよい時期です。

 しかし、ここまで円高が進み、しかも長期間に及ぶと、「いつまでこの円高に堪えればよいのだろうか」と経験のある方でもくじけそうになります。元々外貨投資を始めた気持ちに戻ってみてください。「何故外貨投資を始めようと思ったのか」。

 「国内の低金利に飽き飽きした」という人もいるでしょう。「通貨円の将来を考えると円が強くなるはずがない。円安になるに決まっている」と円安を期待した人もいるでしょう。そして突き詰めると、「通貨円だけの資産では不安だ。円に代わる資産が必要だ」と資産分散の必要性から外貨投資を考えた人が多いのではないでしょうか?結果、他国の通貨を選択したり、金(ゴールド)を選択したり。だとすれば、一番大事なポイントはどこにあるのでしょうか?

「投資対象は円に代わる確かな資産であるか」です。現在の金利や為替の水準よりも、将来の資産として、円と同等か、それよりも確かな資産として存在するかが、日本人にとって重要になると私は考えます。したがって、通貨円に比べて、より確かな通貨(金も含めて)は何かと考えていけば、どの通貨でもよいというわけではありません。そして、その外貨資産をストレス無く長期保有するのに必要な条件は、「為替が円高に振れても元本割れにならない」為替抵抗力のある資産をもつことです。
つまり、投資するなら円安の局面よりも円高の局面であるという当たり前の結論になります。しかし、私を含めて多くの人は円高を期待して待っていたにもかかわらず、いざ円高になるとどこまで円高になってしまうのかと臆病になり、外貨投資に躊躇してしまいます。

 「円資産以外の確かに資産を持ちたい」という目的は、おそらく日本人であれば永遠の課題であるはずです。これから新規に外貨投資を考えている人は、今こうした円高の時に目一杯、たくさん、たくさん検討してください。これまで外貨投資をやられてきた人は非常に苦しい毎日でしょうが、「これだけの円高になっても、円換算でこれだけの資産が確保出来ている」と現状を受け止めた上で、「再び円安に振れたときは、この資産が輝くとき」と楽しみに考えてください。

「円の独歩高が一生続くわけがありません」
「米ドルやユーロと比較して、通貨円に長期的な資金流入が続く理由が見つかりますか」
「通貨円が将来基軸通貨になるなら別ですが、通貨円は他国通貨の影響を受けて動く心許ない通貨です。通貨円の価値を管理しているはずの日本政府・日本銀行でさえも、為替水準には無頓着な発言を繰り返しています」

 やはり日本人はこうした円高の時を有効に利用して、円資産の価値を守るため、外貨資産への分散投資も並行して考えていくべきだと私は思います。もしこの意見に共感し、外貨投資も考えてみようかなと思われた人がいれば、是非「いま債券投資は面白い!」を読んで検討する機会となれば幸いです。

 
2008年11月26日
米国は着々と手を打ってきていると思います!!
 米連邦準備理事会(FRB)が個人向けの信用収縮を和らげる目的に最大で8000億ドル(約80兆円)に上る新たな金融対策を発表したと今朝の日経記事にありました。

 金融危機の根本は「お金の必要なところにお金が届かない」という金融の目詰まりが発生していることです。本来はお金を仲介し融通する役目にある金融機関が、自分の身を守るのに一生懸命で機能不全を起こしているからです。中央銀行(FRB)がいくら金融機関に資金を供給しても、金融機関がそのままお金を貯め込んで、その先の「お金を必要とする企業や個人」にお金を貸さない状態が続いています。

 そのためFRBは、「金融機関を当てにしていたのではらちがあかない、信用収縮の解決の道は遠い」と、金融機関をすっ飛ばして、FRBが直接、お金を必要とする企業や個人にお金を貸し付けるルートをつけようとしています。範囲は住宅ローン、自動車ローン、クレジットカード、学資ローンなど、幅広い範囲で、借り換えをサポートする、ありがたい内容です。
 これは2002年、2003年の日本に起こった金融危機のときに、日本銀行も同じようなことを行いました。事ここに至ると、ただ「金融機関をつぶさない」だけではなんの解決にもならず、金融機関が行うべき金融機能を政府・日銀が負うしかありません。
 政府・中央銀行が借り換えの後ろ盾になってくれるなら「安全なところを選んで貸し出してもいいかも」という、金融機関が現れて、金融機能が回復する過程に入ってくることを期待します。

 今回の件で「そんな大盤振る舞いをして米国は大丈夫か?」という懸念の声が上がっていますが、金融サミット後何日も経たないのに、「米国政府・FRBから対策らしい対策もない」と市場には苛立ちの見方が充満しました。やったらやったで、やらなかったらやらなかったで、文句を言われる。本当に現在の政策担当者はストレスのたまる過酷な仕事だと思います。しかも、政策を実行した後、すぐの効果を期待されていますから、いい加減な政策だと評価を受ければ、いっぺんに評価を下げてしまいます。
 それでも、現在の危機に直面した政策担当者は使命として、逃げるわけにはいきません。次なる手を頭をひねって、先を読んだ手を打たなければなりません。私は着々と米国は手を打ってきていると評価しています。もし金融危機の震源地が日本だったり、他の国だったら、これまでに、どれほどの手を打てたのでしょうか。

 2次補正予算案提出を来年に先送りした麻生内閣。この判断は命取りになりそうですね。政治の信頼は地に落ち、この信頼回復に必要なのは国民の期待を高める政策であるはずなのに。
「あ〜あ」という国民のため息も受け取れないぐらい自分達のことで目一杯の政治家さんから、いいアイディアを期待できるのでしょうか?
 米国よりも明らかに日本の方が状態がいいはずなのに。打つべき手段が多いはずなのに。一緒に沈み込んでいる。政治家さんにやる気がないのか。能力がないのか。その他に理由があるのか。安倍さんから麻生さんのバトンタッチも無駄に時間を過ごしただけで終わりそうです。

 
2008年11月25日
金融危機に呑気な対応のままで日本は大丈夫??
 米政府は大規模な米シティ救済策を発表し、これを欧米の投資家は好感し、相場は上昇しました。米シティの抱える問題は他の金融機関にも共通した課題であり、米国政府の負担が今後も膨脹していくことを懸念する見方もあります。

 昨日、米自動車ビッグ3の経営者が救済を訴えた際に、「経営難は経営の問題ではなく、金融危機に巻き込まれた」と答弁し、世論・市場からヒンシュクを買ったのとは大違い。
「米シティの不良債権問題は金融危機を解消する最優先課題であり先送りできない」という共通認識の現れだと思います。

 オバマ次期政権が異例のスピードで経済閣僚人事を発表するなど、「金融危機解決に向けて一刻も早く道筋をつけていこう」という意志も受け取れます。そんなに簡単にムードが変わり、金融危機が解決に向けて早く収束していくとは思えませんが、「チェンジ」のムードの広がりが市場に安心感を与えていく力になることを期待したいと思います。

 日本は海外のことを他人事に思っている段階にはありません。中小企業への貸し渋り・貸しはがし。地域金融機関の疲弊。生命保険会社の資本不足懸念。どんどん事態は悪化しているのに、「金融危機は日本には関係ないもの。日本の金融機関のやられ方は欧米に比べて小さい」とアホな見方をしています。

 日本の金融機関は欧米に比べて、もともと著しく利益率が低い業態です。もし欧米の金融機関のような不良債権が発生していたら、評価損を償却する原資はなく、いきなり破綻していたところがほとんどでしょう。少しの風邪引きがすぐに肺炎につながってしまうほど基礎体力が無い状態ではないでしょうか。何で「日本には金融危機は無縁である」かのような無策が続けられるのか、根拠を聞かせてもらいたいものです。欧米が金融危機の嵐が過ぎ去った頃に、日本だけがアタフタと引きずった話にならないことを願っています。あれほど騒いだ年末を控えての中小企業資金繰りを助けるという課題も騒いだだけで、企業の個々の自助努力を支援することさえ、政府には期待できそうもありません。お金の必要な先にお金が届いていないのは日本でも同様に起こっているのです。
 時間を無駄に過ごしている余裕は日本にもないはずです。ビッグ3の経営者と日本の政府がダブって見えます。

 
2008年11月24日
不安な気持ちはため込まないこと!!
 不安な気持ちをそのままにして過ごすのはつらいものです。「考えない。考えない」と無理に考えないようにしても、ふと不安な気持ちで押しつぶされそうになることもあるでしょう。
不安な気持ちを言葉にしてみましょう。

できれば、回りに話しを聞いてくれそうな人がいたら、不安な気持ちをため込まず、あなたから不安に思っていることを聞いてももらえるように働きかけをされたほうがよいと思います。

 言葉にすることで、言葉にしただけで、不安な気持ちが楽になったり、話しているうちに気持ちの整理がつき、自分で今するべき事が見つかったりすることもあります。
相場の流れは変えることは出来ませんが、相場とのつきあい方は自分で変えることが出来ます。

漠然とした不安が更に不安を大きくしてしまいます。
「いったい、自分は何を不安に思っているんだろう」と、まず不安を明確にしましょう。明確になったら、「それは本当に不安なことなのか」と逆に考えてみましょう。
中には「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と、不安を不安に思っていただけということもありますから・・。

 

 
2008年11月22日
日本人はいかに考えるか!!
 今回の金融危機と言われる困難な時期は、個々の日本人にとって、企業にとって厳しい環境になっていることは間違いありませんが、円の独歩高、世界同時株安、資源価格の急落は日本として、投資余力のある日本人投資家にとって、チャンスであることは間違いないと考えます。

 我々日本人は円安が進行したときに、なんと惨めな状況を経験したのでしょうか?円の価値が低くなり、日本のステータスが落ち、「金さえあればなんでも手に入る」という考え方が間違っていたという、「買い負け」が至る所に起きました。
「マグロが買えない」、「タコが買えない」、「エビが買えない」。ブランド品は日本人仕様のB級品を用意される。「石油、ガスなどの資源は必要量を回してもらえない」。

 現在の世界同時不況では通貨安で製品価格が安くなっても相手国に余裕が無く、製品が売れません。むしろ今は、海外のものを円が強くなったことで「良いものを安く買い付けるチャンス」を日本は、日本人は活かすべき時期だと思います。
現在の円の価値は永遠ではなく、たまたまの幸運と考えた方がよいでしょう。

 にもかかわらず、こんな絶好のチャンス、好条件が揃った日本の評価が未だに低い。海外から見れば、「今日本の立場だったら、こんなアピールをするのにもったいない」と見ている人が多いと思います。この間のG20にしろ、APEC会議にしても、相変わらず影が薄い。

 
2008年11月21日
「何で言ってくれなかったのですか?」とお叱りの言葉を受けて!!
 昨日はクライアントの方にお叱りの言葉を受けました。私が「年初に長らく持っていた外国債券を売却して、株式投資にあてていました」とお話したときにです。本来、外国債券は償還まで持ちきりが前提で、よほどの円安にならない限り売却することはしないのですが、「さすがに日本株式がここまで安くなると、日本株式への投資資金に当てよう」と考えた結果です。日経平均株価が15000円を超えて以降、「株式投資は割高だ」と全く興味がわかなかった私がです。

 これは私の母親へのアドバイスです。15000円買いました。14000円買いました。もちろん13000円買い増した。3月の安値近辺買い増した。(買いましたと買い増したをかけました)
15000円まで戻ったところでは売りたいと考えてました。もう一歩届かず、現在8000円割れです。

 母親はこれまで投資の結果について、何も口にしたことはありませんでしたが、1ヶ月前ほどでしょうか。「だいぶ少なくなったね」とポツリ、独り言をこぼしました。ギュッと胸が痛みました。
私が大好きな外債を処分してお金を作ろうと思うぐらい、日本株の水準は安いと思いました。安すぎると思いました。今でもその気持ちに変わりはありませんが、現実は受け止めています。
母親にはしばらく、配当を楽しみして欲しいと話をしています。

「何で言ってくれなかったのですか?」と言われて困ったのは、私はただ単純に外債を売る決心をしたのではなく、「外債から日本株へ」の判断したわけです。つまり自分の放っておいてもコアの資産である大事な外債をはずして、純粋に値上がり利益を狙う投機的な決断をしたわけですから、誰にでも声を掛けて「そうしましょう。どうですか?」と勧められる内容ではないと思いました。
もし母親にそんな助言を持ちかける人間がいたら、私は母親に「ずいぶん無茶言うなあ。その人は。気持ちは分かるけど」と注意したでしょう。母親も私の助言だから行ったのでしょう。
今、そんな母親の立場の人を多く作らなかったことを幸いに思っています。

 日本株に投資してもすぐに報われない相場は続きます。続くと思います。しかし、長〜い、長〜い、割安な買い場が続いていると思って、母親と眺めています。

 
2008年11月19日
「あー、やっぱり」という感想を聞いて!!
 私は9月に「あなたの投資信託選びは間違ってないか?」という本を出しました。読者の方から「あの本をたまたま手にとって読んだのですが。いい本でした。だけど、本の売れ行きはどうですか?」と質問を受けました。「だけど?!」という言葉が気になります。
「期待したほどの展開にはなっていません(売れていないと素直に言えばよかった)」と答えました。
するとその方は「あー、やっぱり」とうなずくのでした。

「良い本なのですが、その前に手にとる気にならないんですよ」と。
そして読者の言葉は続きます。

「あなたの投資信託選びは間違ってないか?」の以前に、「投資信託をそもそも選んだことに間違いはなかったか?」と大抵の人は思っているんじゃないでしょうか、と。

投資信託の商品自体が悪玉になってしまっています。

投資信託の商品自体は、自分でできない運用をまかす道具として重宝なものです。ただ「プロに運用を任せることができる」なんて期待をかけすぎるから、反動でがっかりするのです。
自分でできること、自分でやったほうが納得がいくものは自分でやればいい。
自分でできないことがあり、それが運用の選択肢として必要なら投資信託を利用してもいい。
そんな使ってもいい、使わなくてもいい、位置づけで投資信託を利用していただけたらと思います。

私が何で投資信託は知っておいたほうが良いと思うのかは本に書きました。是非まず手にとってもらえれば幸いです。案外良いかもと思ってもらえると思います。

 
2008年11月18日
非常に地味な話ですが・・!!
 非常に地味な話で、興味を持っている人のほうが圧倒的に少ない関心事なのですが。
何度かこのブログでも紹介していますが、信用収縮のこの困難な時代だからこそ、確定利回り運用を考えている投資家にとってはチャンスがあります。「債券投資が面白い」時期に入ります。

 私は金融危機懸念が高まった夏以降、「これからは社債、サムライ債の金利に注目してください」と回りの方に声をかけてきました。リーマンショック後、社債やサムライ債の発行は事実上ストップしましたが、必ず相場が落ち着いてきたら、資金調達に困った企業は個人のお金に期待をかけるし、個人も「企業を選べば、金利の高い社債であれば投資しても良い」というニーズが合致して、個人向け社債やサムライ債が発行されると思っていました。

 まずは、国債の信用力に近い企業の発行から始まり、順次「個人」受けしやすい企業の発行が増えてくるでしょう。本日の日経には、リーマンショック後の初めての発行が「三菱商事」で期間3年の社債だという紹介記事がありました。

この条件は今月27日に決定し、12月から募集される予定ですが、この条件の内容と、そしてこの社債の売れ行きが気になりますねえ。この社債の募集が好調であれば、来年の3月に向けて発行する企業が増え、個人の選択肢が広がるでしょう。しかし、これがスカで低調で終われば、次の発行が出づらくなります。そういう意味では失敗の許されない社債募集になりますので、どんな条件で募集を仕掛けてくるのか、注目している次第です。大方の人には関心のないことかも知れませんが・・・。

 
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