2009年05月31日
当事者だから言えないことを伝えたい!!
 7月に、ある地方銀行の資産運用セミナーで話しをさせていただくことになりました。二部構成で、私が一部で「外債投資の本当の意味を伝えたい」というタイトルで時間をもらい、二部では運用会社の方の話しが続きます。

 だいぶ円安になり、一時よりも救われた感じはでてきましたが、大抵の方にとってはハッピーな状況にはほど遠い。そのため、本当は前向きな話しもしたいのだけど、何かまだつかえるものがあり、コミュニケーションがスムーズではなく、きっかけを待っている人が多いと思います。

 そこで私は、そのセミナーではそれぞれの代弁者の役割も果たせればと考えています。
販売した人間では言いにくいこと。運用している人間では言いにくいこと。
そして投資家としては、この機会に言っておきたいこと。
そこでの話しが、それ以降のコミュニケーションのきっかけになれば幸いです。

 6月の相場は、3月から転換した円安・株高のひとつの大きなヤマ場になると期待しています。
当たり前、想定範囲の上昇で当面のピリオドとなるのか、それとも「えっ?そりゃ行き過ぎ」という飛び跳ねた状況が見られるのか。いずれにしても、いまだ天井をつけた感はなく、大きく崩れていく相場環境ではないようだ。引き続き、為替リスク、信用リスクを取った人にとっては楽しみが続いているように思います。

 
2009年05月29日
看板は大事だけど看板が不愉快な存在になることも・・!!
 「日経生活モニター」を対象にしたインターネットアンケートの結果が、今朝の日経新聞で紹介されていました。

「銀行の店舗で投資目的の金融商品を購入したいと思うか」
思う 23.8%  思わない72.4%  無回答3.8%

「銀行の傘下の証券会社はそうでない証券会社に比べて信頼が高いですか」
高い 19.4%  どちらも変わらない 64.2%  無回答9.5%

 記事の評として、「個人マネーを広く掘り起こすには大手金融グループの知名度やネットワークだけでは足りない」とコメントしています。

 私のところに相談に来られる人の多くはやはり、「金融機関の言うことを信じられない」、「自分の売りたいものを押し付けてくる」と大手金融機関に対しても被害者意識を強く持っています。
グループの信用力を頼もしく感じている人よりも、「グループで自分をむしろうとしている」と嫌感を持つ人も多い。

 この間、「FPが理想とする顧客第一の金融機関担当者が現場にいたとしても、そんな売り方では行儀が良すぎて実際には金融商品を売るのは現実的ではない」というFPの方がいました。
そうなのでしょうか。
むしろ、ここまで投資家が被害者になってしまうと、これまでの「ニーズを押し付ける」やり方に無理があり、顧客の広がりに限界が見えてきたように思います。

 なぜ「ニーズを押し付ける」のか。それは現場で投資家のニーズを吸い上げた商品提供ができていない前提があり、「だったら、これを売れ」という号令をかけざるをえない悪循環になってしまいます。現場が投資家のニーズを吸い上げて、金融商品が十分提供できているのであれば、号令は必要なくなります。
 やはり「投資家がどんな金融商品を待ち望んでいるのか」を現場で吸い上げて、バランスの取れた品揃えを本部が準備する、ある意味、当たり前の仕組み作りを急ぐ必要があると思います。

店頭強化、来店誘致キャンペーン。実は上がっているのでしょうか?
何度も「来てくれ」というから、時間を作って銀行の店頭を訪ねたら、特に提案もなく、何のために呼んだのかと唖然とした人の話しを聞きました。
顧客満足度のモノサシを来店客数やアンケート用紙の回収枚数でしか汲み上げられないのであれば情けない限り。いつまで立っても、投資家のニーズを吸い上げる信頼関係は築けません。

 逆に言えば、ちょっと投資家側に立った試みを行えば差別化を図りやすい業態だと思います。
「今後をどうしたらよいか」と悩む投資家に対し、ニーズを押し付ける前にやるべきことがあるはずです。都合の良いときだけ声をかけるのではなく、相手の話、悩みも聞きましょう。

看板は大事だけど、一人悪さする人がいると、大事な看板が不愉快に思われる存在になります。

 
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2009年05月28日
底値から7割上昇したと聞いてもピンと来ない人へ!!
 本日の日経夕刊に「国際商品、半年ぶり高値 投資マネー流入 景気回復先取り 過熱に警戒感も」という記事がありました。原油価格が現在63.45ドルまで上昇し、2月の安値から87%上昇したという紹介です。87%上昇というのは底値は34ドル。確かに34ドルから63.45ドルは87%上昇したことに嘘はないですが、高値は147ドル。そこから比較すれば、現在の位置でも4割程度の水準であり、多くの人にとって利益が出ていない水準です。

 たとえばトヨタ自動車の株価。2007年7月に7880円の高値をつけた後、2008年12月に安値2585円をつけました。高値から3分の1まで急落しました。現在は3800円。底値からは47%上昇しました。確かに・・・。だけどこの水準に戻ってきても、ほとんどの方には幸福感は出てこないはずです。
 よく相場言葉に「自立反発」というものがあります。高値から安値までの下げ幅の3分の1程度の戻りは、特に買い材料が無くても戻ることがあり、この上昇を自立反発といいます。
原油価格の場合は147ドルから34ドルの差113ドル。その3分の1は38ドル。34ドル(底値)+38ドル=72ドルまでは、特に材料の裏打ち無くてもムードで上がる。
トヨタの場合は高値と底値の差5295円の3分の1は1765円。2585円(底値)+1765円=4350円までは、特に材料の裏打ちが無くてもムードで上がる。

 そういう意味では、「何で上がるんだろう。特に買い材料もないのに・・・」という声が上がる中で、ただムードがそっちに向いているというだけで、まだ1割程度の上げ余地は残されているようにも思えます。ここはムードで上がっていることを受け止めて、「まだ上がる」とか「絶対下がるはず」とかいう他人の意見に左右されないようにしないとストレスになりますよ。
 特に「何でもうちょっと待って売らなかったのか」と売った後の上昇をうらやむ気持ちは、何も精神衛生上、いいところはありません。その時売った資金は、これから訪れる次の買い場の準備資金として楽しみにして相場環境を眺めていきましょう。
 「売り急いだ」と思っている人、半年ぶりの高値とか耳にはいると残念な気持ちになる人。焦りは禁物です。大敵です。「自分が今だったら投資しても勝てると思う時期」をじっと待つ勇気を持ってください。

 
2009年05月27日
リスクに向かうマネーの水位が高まってきている!!
 GMの再建計画見直し期限が迫る中、相場は織り込んでいるかのごとく静か。昨日のニューヨークダウ株価指数は約200ドル上昇し、8500ドル手前の水準となりました。当日発表された米国住宅価格の指数が前年比で18.7%マイナスになった数字よりも、5月消費者信頼感指数の大幅改善の数字を好感して上昇したとのこと。毎日コメントをつけなくてはならない人は大変だなと同情いたします。

 しかし、ある意味で消費者である投資家に安心感が広がり始めたのは事実だと思います。
凍り付き厚くなっていた雪が溶け始め、川に流れ込み水位が上がる雪解け水のように、「リスクを少しなら取ってみよう」とする参加者が増えているのをひしひしと感じられるようになってきました。

 相場動向を見て「割安なら買い」という人だけではなく、「取り敢えず何か始めてみようかな」と思う人の資金が入り始めているとすれば、今回のように「特に材料が無くても、見当たらなくても」、相場に勢いづく機会が増えてくるでしょう。何となく、上がってくる相場ほど売り時に迷いますねえ。
「とりあえず、損も少なくなってきたし・・・。短期でちょっと相場に乗って、儲けちゃったりして・・」と、
これまで「割安なら買い」とじっと我慢して、辛抱強く投資していた人も山っ気が出たりするのもこの時期ですね。
 「何気ない投資」ほど痛い目に遭いものです。慎重になりすぎるのももったいない。されどムードに流された投資で儲かるほど甘かない。良くわからず、迷っている人は次の機会を待ちましょう。機会はこの先何度もあります。ただ今後投資する機会を探っている人であれば、投資する、しないは別にして、「いくらまで上昇が有り得るか。逆に下がるとしたらどこまでの下げを覚悟したらよいのか」をイメージしておいた方が今後の役に立つと思います。

 
2009年05月26日
国債金利の急上昇の見方に違和感あり!!
 最近、米国国債や日本国債の利回り上昇に対して、「急上昇」というコメントをよく聞くようになりました。確かに米国10年国債利回りは昨年12月の水準2%から現在3.45%まで上昇しましたし、日本10年国債利回りの1.45%という水準は投資するのに悪くない水準ではあります。

 しかし、それほど上昇したはずの米国国債も、日本国債も、人気がありません。買いたい、投資したい気になりません。それは米国国債や日本国債の破綻を恐れた信用リスクを懸念した結果でしょうか。私は違うと思います。ただ単純に米国国債の利回りも、日本国債の利回りも、相対的に低い水準で妙味がないからです。何故なら、他にもっと魅力的な投資対象が見つかったからです。

 米国ではリーマンショック以降、特に格付けに対する不信が高じて、高格付け社債まで売られ、国債に投資資金が逃げ込みました。だいたい国債と高格付け社債の利回り差は通常1〜2%程度だったものが5%、6%も、銘柄によってはそれ以上開きが出るぐらい、国債利回りは低下、高格付社債利回りは急上昇しました。
 それが4月に入ってからは国債利回り上昇、高格付け社債利回りの上げ止まりから低下傾向に転じてきました。
 米国国債の3%よりも、高格付け社債の8%の方が割安と見る人が増えたのでしょう。信用リスクとリターンを天秤にかけて、相対的に割安な高格付け社債に投資する動きです。これはこれまで金融の目詰まりを起こして投資に慎重だった資金が、「リターンに見合ったリスクなら取ってみよう」という動きに変わった表れではないでしょうか。

 国内でもそうです。日本10年国債の1.45%は過去の水準で見れば悪くない水準です。しかし、売れない。個人向け国債の低調さは仕方ありませんね。なにしろ、高格付けの個人向け社債であれば、もっと期間が短くても1%後半から3%程度の利回りが期待できる世の中になったのですから。
 今回注目された期間2年 格付けBBB(トリプルビー) ソフトバンク社債 利率5%程度の発行額が予定の500億円から600億円になったという報道がありました。
「多少信用リスクを取っても、発行体を選び、利回り水準によっては社債に投資してみよう」という動きが、すでに出始めています。
 したがって国債利回りが上昇しているのではなく、高格付社債に資金が向かっている現実に、下げすぎた国債利回りが現在あるべき妥当水準を探っている段階だと思います。どこまでも、国債利回りが上昇していくわけではないと考えます。
米国10年国債利回りで言えば、4%台の利回りまで上昇を期待して待っている人が多いのではないでしょうか。日本国債で言えば2%ですね。個人的にはそこまでの上昇は難しいと想定していて、その金利水準以上を高格付け米ドル建て社債や個人向け社債に期待しているところです。

 「国債利回りが上昇して、為替水準は現在も円高水準」と考える投資家であれば、外国債券型投資信託に新規投資を検討する機会とも言えるでしょう。

 
2009年05月25日
×(バツ)も+(プラス)も・・・!!
 ある宗教家の言葉に、「かんしゃくも くの字を捨てれば 感謝になる」があります。不愉快なことがあっても、ユーモアで楽しんで、感謝までしてしまう。ものは考えようで、良くも悪くも受け止めることになります。

「×(バツ)の字も 良く見りゃ+(プラス)に 見えませんか」。これも良いですねえ。逆に+を見ても、×に見えたりすることもありますね。

 「最近、ブログの更新が滞りがちですね」と連絡をいただきました。ありがたいことです。
「ブログの更新がないということは見方に変わりがないということですよね」。これまたありがたいことです。その通りです。
 このブログも2006年4月から、おかげさまで4年目に入りました。見ていただいている皆さんに励まされ、ここまでやってこれたことに感謝しています。私は文章を書くことに苦手意識がありましたが、このブログを続けているうちに「書くこと」を楽しめるようになったと思います。

1961年から演じ続けた舞台「放浪記」で上演2000回を達成しました森光子さんの好きな言葉は「明日は明日の風が吹く」らしいです。
「ここでひとつ乗り越えりゃ もうひとつうまくいくかも」と思えるそうです。

 タクシーのメーターのように、どんな乗り方をしても人生のメーターは確実に上がっていくわけですから、昨日までのことを引きずって後ろ向きに過ごしたくないですね。
みなさんはどんな風に今後を考えていらっしゃるのでしょうか。
私は「ケーセラーセラー♪ なるようになる〜♪♪」です。

 相場は、GMのヤマを越えて、どんなムードになるのか。
「もうひとつうまくいくかも」となるのか。いずれにしても、「なるようになる」ものですから、そう深刻に考えることはないと私は考えています。

 
2009年05月22日
「這えば立て」と期待するのは常なれど・・・!!
 今週のなかなか株が上がらない、円安に振れない相場状況に「何故上がらない。何故円安にならない」と話しかけ、「もう株安・円高のトレンドに戻るのか」と心配する方から、何度か問い合わせを受けました。私はGM問題の決着を来週に控えた今週の投資環境で「株が上がらなくても」「為替が円安に振れなくても」、不確かな要因が目の前にある以上仕方ないと考えます。

 最近の円高・ドル安を「米国国債の格下げ懸念」だとか、「税制上優遇を期待した円の国内回帰」だとか円高・ドル安に振れた要因として挙がってはいますが、どうもピンと来ません。
ただ単純に円安・ドル高に進むと期待したが、ピッチが遅いので利益確定をして様子を見ていたら、抵抗ラインの95円を割り込んでしまい、93円がらみまでの円高の可能性が出てきたため、ドル買いの手が止まった結果の円高・ドル安なのではないでしょうか。
 どこで円高・ドル安が止まるのかが確認できれば、再び98円程度までのドル高・円安基調に戻るのではと私は想定しています。当然、そんな為替の状況では、為替水準に敏感な日本株式は期待だけでは上がる事は難しく、再び円安基調が見えるまでは低調な動きが続くでしょう。

 ただし、現在は株安・円高なのでしょうか?個人的には株価も為替も下値が固くなって安定感が以前よりも出てきていると思います。
「這えば立て、立てば歩めの親心」。気持ちは非常にわかりますが、誰が名付けたか、「百年に一度の危機」。そんな急にバブルに戻ることはありません。まずは、這っている姿を目に焼き付けて立つまでの過程を楽しみたいと思います。

 
2009年05月20日
あはは、いざというときは売れないものですね!!
 私は当面、日本株式相場は下値は底堅く、ジリジリと上昇していく展開をイメージしています。
そして、このムードが先行した買いモードもいつかは天井を迎え下落する過程に入ります。まだ水準としては上なのですが、「この水準まで来たら、その後の上昇期待を捨て、日本株の大半は処分したい」というポイントを私は定めていました。

 ところが、今朝の夢では、その水準を抜き、更に買いが膨らみ、上昇に弾みがつきそうな日本株式相場の中に私はいました。「おおっー!?」と息を飲むような相場上昇でした。結果は私はその状況を楽しむだけで、決めていた売りの作業に入るでもなく、眺めてみているだけでした。

 そして、目覚めたのです。「あはは、いざというときは売れないものだなあ」と苦笑いをしてしまいました。そのため売りのポイントが近づいたら、指し値を前もって出すことに心に決めました。

 私が見た夢が正夢になるかどうかは先の話でわかりませんが、少なくても、ジリジリ上がり、下がらない相場の展開が株価の先高感を醸成しつつあるという感覚が私の中で強まってきているのは確かです。
8000円になってもおかしくないし、12000円になってもおかしくない。

 
2009年05月19日
やっぱりソフトバンクかあ・・・!!
 本日の日経に「ソフトバンク 2年ぶり社債 500億円、個人向け発行 来月にも」という記事がありました。記事には「昨年秋以降の金融不安により、長期債格付けがBBB(トリプルビー)の同社は事実上起債が出来ない状態だった。信用不安が一時に比べ後退したことをうけ、資金調達手段を再び多様化する狙いがあると見られる」とあります。

 先月17日のブログで取り上げましたが、野村證券は格付けAー、高格付けギリギリの「岡村製作所」の社債発行に挑みました。期間4年、利率2.52%が条件でした。私は第二、第三の「岡村製作所」が今後、どんな条件で出てくるのかと注目していました。
 投資する、投資しないは別にして、個人向け社債の発行が活発になり、個人にとって確定利回り運用の選択肢が増えることは好ましいことだと考えるからです。

 それが、「やはり」というか、Aーの格付けを飛び越えて、BBB、投資適格債ギリギリの格付けを持つソフトバンクが社債発行に踏み切り、しかも期間2年、利率5%を視野に入れているとのこと。これは注目ですね。
 CDS(クレジットデフォルトスワップ)という発行体が破綻した場合に元本を保証する保険みたいな指数が、ソフトバンクの場合は900ベーシスポイント程度らしい。900ベーシスポイントとは年9%と言う意味。
「もしソフトバンクに1億円貸して破綻するのが恐ければ、年900万円の保険を支払ってもらえば私が万一のときは肩代わりするよ」ということなので、年5%の利率は決して、見た目ほど良い条件ではないという人もいるかも知れない。

逆にどうでしょう?ソフトバンクに現在お金を貸している人で、年9%の保険を割安だと思って支払っている人がどれほどいるのでしょうか。どちらかというと、「年9%払えば、保険を受けてやるよ」と受けて有利の数字なのかも知れません。
さりとて、「年5%はソフトバンクよりではないか」という見方もあるでしょう。
ソフトバンクの社債発行を機会に、年5%は妥当かどうかの議論が起こることに意味があります。

また期間2年というのもいいところついてますね。大体信用リスクの高い発行体は期間3年でした。「期間3年であれば万一の心配も少ないだろう」。今回はさらに短縮した2年です。
「ソフトバンク 格付けBBB 期間2年 利率5%」。これは悩ましい社債ですねえ。
この社債の発行は、後で繰り返し語ることになる、歴史に残る試みになるのではないでしょうか。

 
2009年05月18日
何の参考にもならない日本市場!!
 本日の株式市場も、為替市場も、先週の欧米市場の地合いをひきずる形で、円高・株安となっています。専門家のコメントも歯切れが悪く、「先週と今週で、ことさら円が買われる、株が売られる材料が出たわけでもなく、むしろ良い材料に反応しなくなってきたようだ。本日の動きは欧米市場で円が買われ、株が売られたから・・・・かな?」というコメントが多いようです。

 「そもそもこんなに円安になった、株高になったことが行き過ぎだったんだ」とコメントが振り出しに戻る。
「株は下がるぞ。ドルは暴落するぞ」という期待で売り込んでいた人たちの買い戻しはほぼ終わったと思います。したがって、今後は買い戻しを要因に株価上昇や円安になることを期待するには無理があると思います。しかし、「下がったら、円高になったら投資する」、「買い遅れてしまった。投資機会を探る」と考える人が増えて、相場の下値は固くなってきたのが、これまでの弱気一辺倒の地合いとは変わった点ではないでしょうか。

 そして現在の日本市場はただ先週の欧米市場の流れをひきずっただけ。本日、欧米市場での評価で、再び株高・円安になれば、明日の市場では「何であんな円高・株安に対して不安になったんだろう」と不思議に思うかもしれません。それぐらい、日本の市場で起こっていることは、参考になりません。投資家にとって、日本時間は空白時間であり、関心のない市場になりきっています。
 経済の図体だけは一人前だけど、まったく存在感がない。まるで日本の総理大臣のようですね。

 鳩山党首、岡田幹事長の新生民主党が、本当に次期政権与党として頼もしい存在になり得るのか。日本人としては期待するしかありません。

 「やっぱり円高か。株安か」と弱気に振れている現在の環境を前向きに考えることが、「楽観しすぎる」と将来言われる可能性は少ないと私は思います。

 
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