2009年08月31日
世間が気にするのは日本株よりも中国株の今後のようです!!
 日経平均株価は朝高で年初来高値の10767円まで値を伸ばしましたが、結局は41円安の10492円で安く引けました。上海株は大幅続落、192ポイント安で2700を割り込み2667まで下落しました。8月4日の高値3478から急降下中です。

 現在、新規投資に慎重な私ですが、ただひとつ、興味を持ってみているのが為替相場。円高の今後です。円高に行き過ぎがあれば、円高で為替を押さえる久々のチャンスだと興味津々です。現在はまだ円高の底をコツンと打った雰囲気はありませんので、もうしばらく円高傾向は続きそうですね。
 したがって、日本株にとっても頭が重い展開を想定しています。どうなりますやら・・・。

 
2009年08月30日
いよいよ相場の転換期に入るか!!
 本日の開票結果で、正式に民主党が政権交代により与党として新しいステージに入ります。しかし、海外の反応は今ひとつ盛り上がっておらず、日本のこれからにお手並み拝見と少し冷めた印象すら受けます。本日のタイトルに掲げた「相場の転換期」とは、存在感の薄くなってしまった日本がというよりも、相場全般の転換期という意味です。鯨幕相場(そんな言葉も初めて耳にしましたが)というチャート足の陽線、陰線が交互に入る値動きが続いていましたが、そろそろ、上か下かの方向性が見えてくるタイミングだと私は考えています。

 先日、ソフトバンクが第二弾の個人向け社債を9月中旬に発行するという報道がありました。前回の期間2年、利率5.1%という条件を、期間3年に変えて利率4.5%程度で前回と同様に600億円発行するという内容でした。個人的には今回の期間3年、利率4.5%でも瞬間蒸発の売れ行きだと思います。
しかし、もし私が発行者であれば、利率は4.5%よりも5%に近い設定で発行し、ダントツの売れ行きにして「ソフトバンク社債は買いたいけど買えない」という印象を投資家に残し、次の発行がより発行しやすい環境にすることを優先させると思います。

 人によっては、「社債での資金調達は十分できるようになったので、今後の発行ニーズは小さくなる」という見方をする人がいますが、貸し渋り・貸しはがしの状況を過去のものとして楽観して見ていられる企業の状況になったのでしょうか?米銀の破綻はこれからも増えると予測されています。これって米国の特殊事情なのでしょうか?
 お金を融通する役割を果たす金融機関がこの状況であれば、当然企業、個人を問わず、万一の資金繰りを心配する状況はしばらく続くのではないでしょうか?
 おそらく、できることならソフトバンクのように、社債を発行し資金調達する道を確保したいと考えている企業は少なくないと私は考えるのです。そういう意味では、この秋が今年前半に盛り上がった社債発行ニーズが尻すぼみになっていくのか、それとも引き続き根強いニーズが見られるのか、も注目です。

 来週の日経夕刊のコラム「目からウロコの投資塾」では、私が「債券投資のABC」というタイトルで、9月1日から4日まで書かせてもらうことになりました。債券投資への理解の助けになれば幸いです。

 
2009年08月28日
品揃えの充実は意味があるけど揃えただけでは??
 そごう・西武は、好みの型や生地を選べるパターンオーダーのプライベートブランドスーツを9月に販売するという報道がありました。私のように特にこだわりがないものにとって店の人も張り合いがないでしょうが、この自分にあったものを求める、探したい顧客にとっては、ありがたい試みなのだと思います。たとえば、ファッションに縁遠い私でさえも、「この生地はこういう素材で・・・」、「このパターンはこんな時に・・・」とか、店の人のうんちくを聞きながら、「お似合いです」と言われたりしたら、グググッとくるかも知れません。

 ただ品揃えがいっぱいあっても並べてあるだけで「ご自分で選んでください」と言われても、どのように選んだらよいかのアイディアの浮かばない私にとってはあまり重宝には感じられないでしょう。

 投資の世界も同じだと私は思います。ただ品揃えを充実させても、それを「どう使っていったらよいか」については、投資家が勝手に考えてくれればよいでは、投資家にとってありがたい存在にはならないと考えるのです。
「何をどう考えたら、自分のイメージにあった金融商品にたどりつけるのか」という前向きな投資家に対して、「投資家が自分で選べるようになるためにはどんなサポートが必要なのか」に頭をひねり投資家のサポートする人間がいないと、せっかくの品揃えの充実が活きてきません。
 かえって品揃えの多さがアダになって投資家を迷わせ、「どれがいいの?」と人の意見に左右される人を増やす結果になりかねません。

 以前、日興コーディアルはローソンに金融商品仲介業務を委託して、ローソン店内に設置する店頭情報端末「Loppi(ロッピー)」を通じて金融商品などを提供していました。若年層などを主な顧客層と想定していたらしいのですが、思惑がはずれ店舗での利用は伸び悩み、結果委託を解除しました。
 本日はDVDレンタル大手のゲオがSBIホールディングスと組み、金融商品販売の取り次ぎを行うと記事にありました。

 投資が盛り上がらない原因は、「品揃えが十分ではないこと」、「身近に販売窓口になる取次先がないこと」という投資のインフラが整備されていないからなのでしょうか?

 金融商品を販売することに重点を置きすぎて、販売した後のフォローを行う仕組み作りをなおざりにしてきて、前向きになった投資家の芽を育ててこられなかった結果だと私は思います。そのなおざりにした「販売した後のフォローを行う仕組み」として期待されたのが金融商品仲介業者のはずなのですが、いまだに「小さな店舗」的な扱いになっているのは残念なことです。

 ゲオがローソンの二の前にならず、ゲオが「販売した後のフォローが期待できる窓口」として機能するように、SBIとの今後の連携に期待します。

 
2009年08月27日
やはりそこまで追い込んだ金融危機の惨状!!
 本日の日経記事に東芝の財務責任者のコメントが載っていました。あの東芝が「正直なところ、つぶれるかもしれないと半分あきらめかけたことがあった」と衝撃的なコメントです。

 私はよく、債券の破綻リスクについて説明するときに、「東芝が期間3年の社債を出しました。みなさんは3年で東芝がなくなってしまう企業になるとお考えですか?」と破綻する可能性が小さい会社の例として使っていました。その東芝という企業でさえ、資金調達が困難となり「破綻」を覚悟しなければならないところまで追い詰めた、今回の金融危機は深刻だった証しだと思います。
 現在はその当時に比べて金融危機の度合いが薄まってきたのは確かですが、相場の急変があれば一気に資金調達の道が再び閉ざされる怖さを抱えている危うさがあり、企業はもちろん、個人、家計も含めて、金融の目詰まりに対する備え、セーフティネットの整備、充実が今後も引き続き重要だと思います。

 「だるまさんがころんだ」と言葉にし、さっと後ろを振り返り、何も変化がないことを確認する。
「だるまさんがころんだ」の鬼は変化を期待して振り向くが、現在の相場環境の中で投資家は何も変化がおきていないことを確認して安心しているようです。
 リスクをなるべく見ないようにして毎日の無事を喜んでいる。「だって良い数字じゃないか」と過去の数字を指さして言う。
 「確かにつぶれる心配はなくなったけど、収益面での評価は難しい」。やはり行き過ぎた株価評価は、立ち止まって妥当水準を一度模索する時期に入ったと私は思います。

 
2009年08月26日
なかなか盛り上がらない個人投資家の気持ち!!
 個人投資家のお顔を拝見すると、「ニコニコ」している人が少ないように思います。年初から比べれば、株高だし、円安だし、気分が少しは晴れてきて良さそうなものなのに、浮かない顔をした人のほうが多いです。

 「こんなに相場が戻してきたのに、何にもできていない」
 「売るのが早すぎた」
 「他の人はうまくやっているようだ」

 後悔の言葉が次々・・。「今更・・・」というあきらめの言葉も次々・・・。
 ここ最近の「下がらないけど上がらない」相場で追加投資のタイミングさえもつかめず、最近では待ちくたびれて、相場に対する関心も薄れがちになってきた人も多くなってきたように感じます。

 以前、「投資はどうしてもやらなくちゃいけないものではなく、やってもやらなくてもいいもの。説得されて、脅迫されて投資を始めて、良い結果につながることはありません。自分の資産の手入れを人に任せてはいけません。他人はあなたほど大事に思ってくれません。投資には手入れが必要です。放ったらかしで思うような結果を得たいなんて虫のいい話です。やらなくてもいい投資をわざわざやるなら、楽しんでやりたいものです。投資は修行でも苦行でもありません。それには、自分にあった投資スタイルを見つけることが大事です。人に用意された投資の考えに自分を合わせようとするから窮屈になるんです。投資に取り組む前にまずやるべきことは、自分にあった投資スタイルは何かを知ることです」と投資スタイルを確認することの大事さを話したところ、こんな反応がありました。

 「投資に楽しさを求めるなんて、ばっかじゃないのう。投資ってそもそも楽しむものなの?」
これは残念な話ですが、多くの人にとって「投資はやらなくちゃいけないもの」というとらえ方で、「やりたくてやっているわけじゃない」という人が大半のようです。

 私みたいに「このことは今後どんな影響を与えるのかなあ?株価、金利、為替がどんな反応するのかなあ?お金はどこからどこに流れていくのかなあ?だとすれば、何に投資したらいいのだろう?何が割安で、何が割高になるんだろう?」と、些細なニュースにも今後の相場動向をワクワクと想像してしまう人は、プロでない限り少数派だと思いますが・・・。

 ただ、うれしいんですよね。「前川さん、今まで何とはなしに投資を続けてきましたが、最近投資がおもしろく思えてきました。今後、相場がどう動くのかなあって・・」聞くと。

 「投資を楽しむ」という言葉は、共感を呼ばない言葉なんですかねえ。
そう思えない人とっては、投資とのつきあいは窮屈で辛い苦行・修行のままなんでしょうね。
そんな投資なら、やらなくていいんじゃないでしょうか。
「好きこそものの上手なれ」。投資に関心・興味を持ち、好きになって、自然に上手の道に入っていく。まずご自身に関心・興味があることが大前提。人に水を向けられて始めるものではありません。

 まわりに「投資」について、楽しく語っている人はいませんか?自然に関心が持てるようになるはずです。「投資」を苦行や修行のようにやっている人の話を聞けば、「投資を楽しむ」なんて話になるわけがありません。

 金融機関の窓口の人はどうですか?仕事→苦行・修行。それでは、いつまで経っても、個人に投資を楽しむ感覚を持つ人を増やしていくサポートにはなれないですね。

 
2009年08月24日
ここからが読めない株式相場??
 本日の日経平均株価は大方の予想通り、先週末の海外株式高と円高一服を受けて大幅高、10500円台まで上昇しました。ここまでは予想できます。さらに、ここを抜けていけば11000円手前までの上昇はあり得るかも知れません。私は現在の投資環境で、11000円を大きく超えて上昇していくイメージが持てません。
 したがって、残り5%程度の上昇期待と、株価が下落して低迷するリスクとを天秤にかけると、私の場合は、ここであえて新規に株式投資に取り組む妙味は感じられず、「スタンスは慎重であれ」という思考になっています。

 為替相場もドル以外は円から新規投資するには中途半端。株式も中途半端。円建て債券も外貨建て債券も、新規投資で「これは」と感じるものが見あたりません。
投資環境は完全に凪(なぎ)の状態です。
こういうときは、上下のどちらかに大きく相場が動きやすいとき。
方向性が自分の中でイメージできるまでは、じっと様子を見ていたいと私は考えています。

 
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2009年08月23日
「あれれ??なぜ相場が上がらない・・」と不安になる週になるかも!!
 ニューヨーク市場でダウ平均は、昨年11月4日以来の9500ドル台乗せまで上昇。シカゴの日経平均先物の水準も先週末と同様に10500円まで上昇して引けています。国内の日経平均株価は10238円ですから、ほぼ300円も高いところにまで上昇したので、当然、週初の株価上昇期待は高く始まるでしょう。

 「上がらないけど下がらない相場」の先々週、「下がらないけど上がらない」の先週を経過し、今週は上に抜いていくのか、下に抜けてしまうのか、の力関係のバランスが崩れる週になると私は考えています。
 ニューヨークダウ平均が9500ドルまで上昇したのは、「米FRBバーナンキ議長が世界経済の底入れと回復力の弱々しさをともに認める発言をして、景気の強気論と、早期の利上げはないとの観測が同時に浸透した結果」と22日日経夕刊記事にコメントされていました。
 この発言を「世界経済の底入れが株価等の値上がり期待の高まりとなってはいるが、その回復力は弱々しいものだ」と受け止めれば、更なる上昇期待に対する牽制とも受け取れます。

 しかし相場は駄々っ子のよう。いくら「怒ってないよ」といっても泣き止まず、そこら中をころげまわる。一方、調子に乗っているので注意をしても意に関せず、「コラッ」と頭をコツンとやるまで騒ぐのを自分ではやめられない。今の相場は後者に入りかけているのではないでしょうか。

 ここからの更なる相場上昇はインフレ期待や相場の急落不安の高まりなど、リスクの度合いを膨らましていく結果となり、各国政府・中央銀行は、現在の相場環境を危険視する傾向が強まると思います。短期的な値上がり利益を狙う人ならともなく、そうでない人はやはり慎重な態度が必要だと思います。

 「明日は上がるぞー。大きな、でっかい花火が上がり、みんな注目するぞ」と期待する人たちが花火の上がるのをじっと待ち、空を見上げてワクワクしています。
確かに、確かに、大きな花火が上がりました。ふと回りを見ると、自分たちだけ。一般の参加者は遠巻きに眺めているだけで盛り上がっていない。
そんな状況に入っていくのではないでしょうか。

 「こんなに下がったのなら、そろそろ買ってみようかな」という水準が見定められる時期までは「上がらない相場」がしばらく続くのではないでしょうか。夏の花火はそろそろ終わりです。
もちろん、私のコメントは「買いたい弱気」であることは認めますが・・・。

 
2009年08月21日
反応が鈍いのが逆に心配!!
 なぜ反応が鈍いのだろうと心配になります。株価の先高感が広がる前だったら、相当パニックになって、今後どうなるのだろうと不安が醸成されたと思うのですが・・・。

 新型インフルエンザ。これは株価の押し上げ材料であるはずがありません。前回のようなパニック的な対応を国民に強いられるのは勘弁ですが、もし同様なことが現実になったら、経験によりもっとスムーズな対応のシステムが出来上がっているのでしょうか?
前回のようなパニックはまともに消費者心理を冷え込ませます。

 米国政府は自動車買い換えの支援策を打ち切るという報道がありました。いずれそうなるときは予想していました。当然、打ち切り前の駆け込み需要が期待されるでしょうけど、それは消費需要の先食いでしかありません。米国政府の支援策打ち切りによる販売の影響は米自動車メーカーよりも日本車メーカーの方が大きいでしょう。
 先行したヨーロッパでの支援策の今後、中国、そして我が国はどうするのでしょうか?
いずれは米国と同様に打ち切るときが来ます。

 政府の支援策がただ単にテレビや自動車の販売増を促すだけではなく、その消費喚起がどの程度の広がりや効果があり、意味があったものなのかを政府はきちんと説明すべきだと思います。
「いい政策だった」と悦に入っている場合ではありません。
 引き続きの支援策が必要だと判断すれば、支援の対象を絞り込んで、より効果のある方策への転換を図り、国民の理解を早め早めに求めていくコミュニケーションが欠かせないと思います。
 「ただの垂れ流しで効果はイマイチ」という声や「今支援策を打ち切られたら困る」という声に、「いつまでも続けられない対応である、ただし意味のあること」というメッセージがないままのほったらかしにしていれば、「いつかは切られる」という脅迫観が急速に心理を冷え込ませて相場急変の火だねになりかねません。

 個人的には、嵐の前の静けさを感じます。投資には慎重でありましょう。

 
2009年08月20日
日米金利差がほとんどない状態を見て思うこと!!
 本日の日経に「日米の短期金利が急接近 16年ぶり0.02%差」という記事がありました。
1993年当時。日本は89年年末に日経平均株価が約4万円の高値をつけた後、土地バブルの敗戦処理に追われ93年の株価は2万円がらみまで暴落。一方、ニューヨークダウは冷戦が終結し、長らく抜けられなかった2000ドルを抜けて4000ドルをうかがう動き。
 確かに、短期金利はどちらも3%程度で変わらない水準にありましたが、国の勢いが真反対にあったようです。

 記事の中では、日米金利の接近で「ドル投資の魅力がなく、円高・ドル安に向かう」という見方と、「米国の景気回復期待が一段と広がれば、米長期金利が上昇しやすくなるので、単純にドル安・円高が進むとは限らない」という二つの見方を紹介しています。

 私はどちらかというと後者の見方です。日米金利差がこんなに接近する過程があったから、ここまでのドル安・円高が進行したと考えています。
ドル3ヶ月もの金利が0.42%で円は0.39%台だそうです。ここまで双方が低下したら、これ以上の下げ余地は余りありません。それではどちらの短期金利の方が上昇しやすい状況なのでしょうか。
 米国の景気回復が無くても日本独自の景気回復期待は強いと考えている人であれば、日米金利の逆転、国内金利の上昇→円高という見方もありでしょう。
私はむしろ、米国景気回復期待→国内景気回復期待と、これまで何度もたどってきたパターンを想定しています。
日米両国とも実感できるような景気回復期待はしばらく期待できないので、双方とも低金利で推移し、日米為替もこの水準から大きく円高・ドル安に振れることはないと考えます。
ただし、短期的な視点で見れば、どちらかというと円安基調を修正する流れで円高になる可能性の方が高いと思います。しかし、長く続くとは思っていません。

 株式相場も為替相場も上下の変動に乏しい相場が続きそうです。

 
2009年08月19日
質が問われるワンストップサービス!!
 食品から衣料品まで扱い価格の安さを競う総合スーパーも、ブランドを誇示して高級品の品揃えを主張する百貨店も、不振にあえいでいます。そこに行けば、全てが揃う、ワンストップサービスをめざしてきました。
 しかし消費者は、安くてものが良い、いわゆる割安ものを求めるためならば、時間を割いてでも、出かけていきます。手頃なものであれば、通信販売で取り寄せます。ワンストップのサービスが消費者の目線ではなく、自己満足に終わってしまっている懸念があります。

 金融機関も、総合スーパーへの道、百貨店への道をひた走っているように見えます。
「安さを売り物に」、「品揃えを売り物に」、「ブランドを売り物に」。
投資家は、それのいいところだけをつまみぐい。結局、投資家にはどこの金融機関も同じように見えて、ますます、どこの金融機関を選んだらよいかに迷うという悪循環です。

 安さを売り物にすれば、もっと安いところが出てくれば強みが無くなります。
 品揃えが多くても、投資家がどのように選んだらよいかと迷わせる結果になっては意味がありません。ブランドは誇示するものではなく、投資家が評価して「なんぼのもの」です。

 「株式投資ならここ」、「債券投資ならここ」、「相談をするならここ」、「安さを求めるならここ」とか、もっと投資家から見てわかりやすい、専門店的な金融機関をめざすところはでないのでしょうか。
「うちは株式投資には強いけど、債券投資ならあそこがいいよ。ライフプランの相談ならあそこかなあ?」といった具合に、自分で全部抱え込もうとせず、得意なところを磨き、補完する金融機関同士の関係があれば、投資家も自分にあった金融機関が探しやすくなると思うのですが・・。

 本日の日経新聞の記事「共同出資の大和証券SMBC 出資比率で主導権争い 日興を含む提携協議が平行線 三井住友・大和が火花」。気になりますねえ。どう決着をつけていくのか。
しこりを残さずに、この大手術を成功させるゴッドハンドは存在するのか。

 
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