2009年10月31日
「なぜ株価は下落したのか」の説明が多くなってきました!!
 ニューヨーク株式が一時約280ドル下落し、9712ドルの250ドル安で引けました。前日の200ドル高の反動と割り切って考えればびっくりもしないのですが・・・。
同様に原油価格も短期で上昇した分をはき出した形で再び77ドルまで下落。
為替水準は一気に円高・ドル高に振れて、米ドル90円、ユーロ132円半ば、豪ドル81円の水準に戻ってきました。

 日経平均株価は、9月、10月と2ヶ月連続、月足で陰線。本日、目にした市況解説の多くは、一気に弱気のトーンに変わり、「なぜ相場が大きく下げたのか」という説明が多くなってきました。
相場は行き過ぎるものですから、来週は弱気のムードが、更にどこまで相場水準を押し下げることになるのかに注目ですね。
 「買っても下がる」ことを覚悟した上で、それでも「買う」という水準はどこで、タイミングはいつなのか。来週はエキサイティングな幕開けになりそうですね。

 
2009年10月30日
日経平均株価1万円の重さを確認する結果に!!
 昨日はニューヨーク株式が200ドルの大幅高、原油は80ドル、金は1050ドルと節目を意識する水準まで一斉に戻りました。結果、それを受けた日経平均株価は1万円台には乗せました上値が重い状態のまま10015円で前場は引けました。
 目先の底値に届いた感もない中途半端な位置から、1万円台に戻ってしまったのは、かえって日経平均株価の1万円のカベを意識する結果となり、この下落の調整は長引き、再び1万円の大台を力強く抜けていくまでには時間がかかりそうだなという印象を持ちました。

 「何かをやっていることはわかるけど、将来のどんな国益のためにやっているかが見えない」民主党と同様に、現在の投資環境も、「そんなに悲観することはないようだけど、自信が持てるような、強気になれる」ような材料もなく、ただ単に、「案外悪くなかったじゃん」と過ぎてしまった郷愁だけで流れているだけで、展望が開けない。以前満ちていた危機感も薄れがち。

 結局、新しい展望は市場荒れて、「金利が上がる」、「株価下がる」、「デフレ、不況感が強まる」など危機感が再び高まらないと打ち出せない、見えてこない、というのはさびしいですが、今回もそんな感じがします。したがって、私は年末に向けて季節外れのタイフーン、ハリケーンを警戒しています。

 
2009年10月29日
ついに日経平均株価は1万円割れに!!
 いよいよデリケートなタイミングに入ってきました。「相場が堅調だ」という根拠であった為替動向の行方も微妙、米国株式の先行きの見方が強気に転じたS&P500の1000を超えた水準も微妙、原油価格の70ドル、金価格1000ドルも微妙、新興国株式は総崩れと、いろいろなところに、これまで当たり前だと思われていた方向性に迷いが出てきました。

 さすがに、売りの買い戻しで水準が戻るときがあるかもしれません。しかし個人的には、目先買い上がる材料が見あたらず、来週の月初は特に国内外ともに、ポジションを増やすには躊躇してしまう慎重な時期にあり、戻りがあったとしても長続きせず、このダラダラと下落する環境が一変する可能性は低いと考えています。
 したがって、より判断に迷う水準に近づいていくと想定しています。

この「円高・株安」の機会をどう受け止めて対応するか。現在は、いろいろ、あれこれ考え、頭を整理しているところです。

 
2009年10月28日
「コンビニならどこでもいい?」と聞いたらダメと言われた!?
 「何か小腹が空いた」と言われたので、「コンビニでも寄るか?コンビニならどこでもいい?」と聞いたらダメ出しをされてしまった。私にはあまりこだわりがなかったのですが、同乗者たちの中では、「セブンイレブンの●●食べたい」とか「ローソンのあれがおいしいと聞いた」とか「ミニストップは捨てがたい」とか、こだわりがあるようです。確かに、テレビのCMを見ても、コンビニそれぞれに主張が見えますねえ。

 インターネット証券業界3位のマネックス証券と7位のオリックス証券が来春をメドに経営統合する方針を固めたと報道がありました。手数料競争が行き着くところまで来て、更にインターネット取引のシステムを支える費用がかさみ、ネット証券はどこも厳しい環境の真っ直中にあるようです。
 ネット証券で取引する人は、複数のネット証券にダブって口座を開設する人が大半ですから、名寄せをしたらダブりも多いでしょうし、実質稼働していない口座の数も相当数あると思いますから、単純に今後の見通しとして「1+1=2」以上の期待は難しいのではないでしょうか。

 「こういう投資環境だから数が減るのは仕方ない」という声がありますが、私は「大丈夫かな」と懸念しています。ネット証券はどこも厳しい。それだけではなく、投資家にとって「どこも同じように見える」会社ばかりであることです。ただ、「取り扱う商品が多い」、「手数料が安い」だけで競争を続けてきたものですから、自分よりも「取り扱いが多い」「手数料が安い」ところが現れたら、淘汰されるのを待つしかない負け組になりかねない業界体質になってしまったからです。

 投資は長期投資が前提なのに、長期投資に堪えない会社は淘汰されるのは必然です。
私が懸念するのは、ネット証券の数が減ってしまうことではなく、「まさか全滅しないだろうなあ」という点です。コンビニのように、「ネット証券ならどこでもいい?」と聞かれたときに、「●●ネット証券はいいらしいよ」、「□□証券も捨てがたいぜ」と投資家から支持してもらえるようなネット証券がどれほど存在しているのでしょうか?

 どこのネット証券が良いですか?「うーん?品揃えが豊富なのは・・・。手数料が安いのは・・・。だけど結局は本人の使いやすさがもっとも大事だから・・・」と迷い、
「いろいろ試してみては・・・」という助言になってしまいます。
 今回のネット証券の経営統合が、ネット証券業界の転換のきっかけになることを期待します。

 
2009年10月27日
利益確定の連鎖が始まるか!!
 2日連続して、ニューヨーク株式は100ドル下げる展開となり、本日の日経平均株価の引け値は1万円の大台を意識する10200円のところまで押されてきました。個別の銘柄を見れば、「そろそろ」という値頃感のあるものもちらほらと見えてきた水準です。
 今回の下げの理由は「米国景気の底堅さで政策金利の変更が近いかも→米国金利上昇→ドル高→ユーロ・商品などの利益確定が進む」という、なんとも不可思議なもののようです。
私の解釈は、ただ単に「利益を確定するタイミングを見ていた人が、取り敢えず売ってみた」から下がったのだと思っています。したがって、売ってみたけど、案外強いと思えば買い戻すでしょうし、弱いと思えば売りが加速し更に下落すると思います。どっちに転ぶかは今週、遅くても来週には見えてくるのではないでしょうか。

 確かに日本株相場は出遅れていて、他に比べれば手掛けやすい水準ではありますが、あえて海外市場が売られている中で日本株式だけを買う理由もありません。海外市場で売り込まれて日本市場に戻ってくれば日本でも売り込まれる結果になるでしょう。市場のムードがどっちに転ぶのかをしっかり見ていきたいと思います。

 
2009年10月26日
エブリデーロープライス、年末の盛り上がりを期待できるか??
 本日の日経に「米年末商戦客足鈍く 消費者、大幅値下げ待ち 通販は宅配無料で快走」という記事がありました。早くも、世の中は年末商戦。
以前は待ち遠しかったボーナスシーズンでしたが、今は頭が痛いシーズンに変わりました。当てにしていたボーナスは入らず、ボーナス払いは待ってはくれず。

 クレジットカード社会にどっぷり浸かり、ボーナスだとか、年末だとか、大きな買い物を楽しみにするイベントもだんだん目立たなくなってきました。
となれば、買ってもらう側は、数限られた小さな山を逃すと売れ残りが生じるので、人よりも先に、人よりも少し安くして、販売キャンペーンを仕掛けることになります。
エブリデーロープライス・・・。当然、安価で商品提供に機動性に富む通販が優勢になります。
買おうと考えていたものは先食いされてじり貧になる売り上げ。その中で、売り上げが伸びるのは、昨年のiPhoneやユニクロのヒートテックインナーのように、新たに需要を産み出すヒットが必要です。常にヒットが出るわけでもありません。

 消費者の財布のひもを締めてしまったのは将来不安。各国政府の支援に期待する状況はしばらく続きます。将来を悲観的に見る必要はありませんが、根拠の薄い、人様頼みの期待をかけすぎると、後の大きなストレスになりかねないので、「そんな楽観的な方向に向かったらラッキー」程度の期待にとどめておいたほうがよいと思います。何か最近、相場の今後に「こうなってほしい、こうあってほしい」と期待をかけすぎているように感じます。

 
2009年10月24日
実需を無視した価格の上昇には限界がある!!
 ニューヨーク株式は再び1万ドルの大台割れ。1万ドルの大台に乗せてから10日間ほど、1万ドルを境に行ったり来たりのもみ合いが続いています。

 本日の日経には、石油元売り会社が石油製品の卸価格の決め方に「市場連動制」を導入して1年が経ったという記事があり、最近では原油調達コストであるドバイ原油の円換算値は上昇しているけど、店頭ガソリン価格は極度の需要不振が続き、上昇力が鈍いとありました。

 ドバイ原油の上昇している姿が正しく、日本の特殊な事情によるものなのか、それとも、やはりドバイ原油の上昇が実需よりも投資需要が押し上げているものなのか。鉄も化学素材も新興国の生産能力が高まっていて、価格のダンピング競争が懸念されているという話も以前から聞こえています。

 「今後将来、資源需要が逼迫していくのは必至」という話はわからないではありませんが、「今はどうなの?」を知りたいですね。人が余り、製品が余り・・・。なのに、価格は上がる?
なーんでかっ??  って感じです。
あるべき価値を模索していく時期は近いと思います。

 
2009年10月22日
動きが止まれば下がるのが道理、再び1万円割れの日本株式相場!?
 10月9日に日経平均株価は1万円の大台に戻りましたが、その後は海外市場が堅調に上昇する中で取り残され、回転が鈍くなり動きが止まりかけて倒れそうなコマみたいな相場環境になってきました。
 郵政人事を始め、この先に影響は出てくるけど、今はどう転ぶかわからないことが毎日起こっていますが、市場が求めていることは、今すぐの即効性のある買い材料を期待しているので、「まだ出てこない、まだ出てこない」と日々フラストレーション、欲求不満が高まってきているのが感じられます。

 そういう感じを受けている私としては、この先しばらく、日本の株式相場は軟調な地合いから下落に転じ、再び1万円の大台を割り込んでいく展開を想定しています。その時、どうするか?を考えています。

 
2009年10月21日
長い目で見たいけど、大丈夫?鳩山政権・与党!!
 政権交代から、まだ1ヶ月ちょっと。いろいろ慣れないこともある中で、初心貫徹、日本の活性化を図る活きた税金の使い道への模索を期待し、長い目で見ていこうとは思ってはいますが、最近、何か変。大丈夫?というドタバタ続き。

 誰もが「急ぐ必要はないんじゃない」「実施するまでには整備すべき事がたくさんある」と指摘が多い高速道路の無料化。財源にメドが立たない子供手当よりも、子供を預けて働けるインフラ整備を急いで欲しいという現場からの声。現実に雇用にあぶれた、あぶれることを恐れる雇用対策など「今をどうしてくれるのか」という答えの準備をしてくれているのか、いないのか。
 「現場はそんなに悠長にしている状況にない」と自民党を責め立てた民主党。

 それも、これも、いろんな話が政府・閣僚から出てくるけど、肝腎の鳩山総理がどんな絵を描き、現在その方向に向かって、順調に進んでいるのか、少し狂いが生じてきているのか、が全然伝わってこないからではないでしょうか。閣僚の発言の付け足しのようなコメントばかり。「閣僚に任せている」と言えば聞こえはいいが、責任のない話が飛び交っているのは総理のはっきりしない態度に問題があると思います。またまた、日本の政策リスクを意識せざるを得なくなる状況を懸念します。
 特に、今回の日本郵政の西川社長を辞任に追い込んだ一連の流れは「いじめ」と言われても仕方ない低レベルな対応ではなかったでしょうか?正直、問題山積で、この切羽詰まった時期に、あえてこの件を急ぐ必要があったのでしょうか?「何で西川社長では任せられないのか」をもっと説明すべき時間があっても良かったのではないでしょうか?実際、国民から「西川社長はけしからん」という声が上がっていたとは思えません。上げるほどの材料を我々はもらっていないからです。

 後任は元大蔵次官で、東京金融取引所の齋藤社長とのこと。官僚出身者の日銀総裁候補に次々ノーを突きつけた民主党。あんな辞め方を見せつけられた後では、経済・財界人で受け手が見つからなかった事情があったことはわかりますが、逆に、まず「西川社長解任」ありきで、その後のビジョンがなかったのではと疑ってしまいます。
 強権、独裁、傲慢。そういう非難を受け流さず、無視せず、丁寧な説明を行うことが、国民の支持を背景にこれから大きな仕事を期待される鳩山政権・与党に欠かせない責務だと思います。
「長い目で見たいけど・・」と期待している人をガッカリさせないように、鳩山総理に方向性を明確に示してもらいたいと願います。
 こんなドタバタ政治を見せられては、投資マネーが日本市場に関心を持たなくても当然です。

 
2009年10月19日
とがった運用のプロ、出てきて欲しい!!
 本日は、久々に、とがった運用のプロとお話ができました。世の中、インデックス投資ばやり、ETF投資ばやりで、ある意味、「このままでいいのか」と不満に思っていた私にとっては、「投資家に儲けてもらって喜ばれるアクティブ型投信を作りたい」という話は非常に愉快に聞きました。

 私がまず「インデックス型の値動きがわかりやすいという特徴は、初心者向きの投資信託だという意味ではないと思うのですが、どうお考えですか?」と尋ねました。

 彼は「運用するものとして一番難しいのは投資のタイミングです。いつ買って、いつ売るか。特に売りは難しいものです。その売り買いの難しい投資判断を投資家に委ねるインデックス型は簡単な投資信託ではありません」と答えました。   (少し、私の意訳も入っています)

 彼は、彼の投資の考え方に賛同し、信頼し預けてもらった投資家の資金をインデックス型投信を大きく上回る実績を上げて、長く応えていきたいと言ってました。

 以前、ある人から「前川さんはアクティブ型を勧めるのですか?」と怪訝な目で見られたことがあります。私は非常に運用会社に不満があります。運用のプロとして、「3年もかけてインデックスに勝てないアクティブ型の実績になって恥ずかしい」という声を聞いたことがありません。
 むしろ、「アクティブ型でインデックス型の運用を上回る実績を上げられるものは3分の1しかなく、インデックス型の方が投資家に向いているのかも知れません」と恥ずかしくもなく言う運用会社の人。何で運用会社を志したのでしょうか?
 究極の投資家に喜ばれる投資信託は、できるだけ信託報酬が低いインデックス型投信なのでしょうか?

 「投資をやりたいけど、自分ではできない人。私の投資の考え方に賛同し、大事な資産をまかせてもいいという人歓迎です。期待に応えて喜ばれる実績で報いたいです」というアクティブ型の存在がないと、世の中つまらないインデックス型ばかりになります。
 つまらないアクティブ型ばかりの現在の状況から、「やったるぜー」ととがったアクティブ型がまず一つ出てきて欲しいと切に望みます。

 「どう考えても、この相場なら、インデックス型よりもアクティブ型で大きく儲けたいよなあ」と思っても、残念ながら、インデックス型に毛が生えたようなアクティブ型しか見あたりません。「それだったら、インデックス型、ETFでいいんじゃない」という結論が非常に寂しく感じています。

 だから、本日の話はうれしく聞かせてもらいました。

 
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