2010年05月31日
地味、だけど知っていて損のない話!!
 今週4日金曜日14時5分、日経CNBCの番組「TOKYOマーケットウオッチ」で「債券」の話をさせていただきます。タイトルは「個人向け国債に6月から3年債が登場!」です。
これまで、個人が購入できる国債の期間は2年、5年、10年でしたが、新たに3年が加わることになったのを機会に、債券の話を話題に取り上げようということになりました。

 「新たに期間3年の国債が買えるようになっただけのこと」と地味に扱われがちな内容ですが、こんな視点で金利を考えてもらうと「案外大事かも!」と聞いた人に喜んでもらえる内容になればと担当の方と打ち合わせを行いました。

 実質たった8分の限られた時間なので、伝えたい内容の全体から、捨てて、捨てて、削って、どうしても残したいものだけ、わかりやすく、丁寧に伝える・・、伝わればいいですねえ。

 都合がつき、ご覧頂けると幸いです。

 
2010年05月30日
「恥を知る」「武士に二言なし」「潔し」!!
 本日の日経には「設備投資3年ぶり増、今年度11%プラス 製造業がけん引」という記事がありました。小売業など内需産業の落ち込みが続き、全産業の総額は金融危機以前の07年度実績の約8割の水準に止まった水準で、11年度は欧州財政不安や円高で再び冷え始めておりマイナスに転じる可能性があるとコメントしています。

 個人的には、この水準以上の円の独歩高が長続きするとは考えていないので、円高が個人消費や設備投資の足かせとなる前提で相場の水準が割安に放置されている状況であれば投資のチャンスだという考えは現在も変わりません。
 先週の日本株相場は少しこれまでと違った印象を受けました。これまでは米国市場から戻ってきた日経平均先物の水準をモノサシにして日本市場が動く相場展開でしたが、先週は米国市場で売られて戻ってきたにもかかわらず、日本市場で買われて堅調になるということが目立ちました。
 豪ドルや原油価格の戻りも急でした。短期的な値下がりを狙った投資家も、この水準、この不透明な投資環境において、腰を据えた売りを持続するのに恐れが出てきて、買い戻す見極めが早くなっているのではないでしょうか。

 今週は先週に引き続き、「本当に当面は株安・円高のトレンドが続くと想定していいのか」が問われる週になると思います。したがって、大きな売りのポジションを持っているところが適正な規模まで徐々に買い戻しを進め、円安・株高に戻らないにしても、「意外と円高・株安にはならない」という相場展開を想定しています。

 話は変わって・・。「恥を知る」「武士に二言なし」「潔し」という「サムライ文化」をすばらしいと賞賛する外国人は多いようですし、歴女だけに止まらず、日本人の間でも、誇りとともに「昔はあったはずなのに」という無念さを感じている人が多いと思います。

 もうここに至っては、鳩山総理が辞めるとかやめないとか、小沢幹事長が辞めるとかやめないとか、という頃合いは過ぎてしまい、「後を引き継ぐ人は大変」という、もっと深刻な段階に移ってしまいました。今更、鳩山総理が辞めればすむ話しではなく、それを黙認し、何の行動も起こしてこなかった政権与党の政治家ひとりひとりも同罪です。潔く、「政権を任されてから、このかた、何の役割も果たしてきませんでした」と謝罪し、なぜできなかったかを説明し、今何をなすべきか、考えがあるなら提示すべきだと思います。現在の状況を受け止めて整理ができていない段階の人達に、今後を切り開いていく覚悟があるとは思えません。
「恥を知る」「武士に二言なし」「潔し」。

 
2010年05月28日
目を開けるのは日経平均株価が1万円台を回復してから!!
 先日、「買って目をつぶっていて下さい」、目を開けて言い頃合いになったら「もーう、いーいよ」と声をかけますとこのブログに書きました。

 「どんなタイミングになったら、『もーう、いーいよ』って声をかけるつもりですか?」と、複数の方から問い合わせを頂きました。

 現在の相場は、為替も株価も、ムードで変動しています。ユーロ圏の不安がユーロ安を招き、ユーロ安を見てユーロ圏の不安が高まる、そんな循環になっています。同じ材料が出ても、反応はマチマチ。あるときは買い材料となり、あるときは反応せず、あるときは反応しなかったことが売り材料に変わってしまうことさえあります。したがって、ムードの転換がどこでなされるかということがポイントだと思います。

 ユーロは不安の震源なので、そう簡単に治まることを期待することは難しいと思いますので、その周辺を参考にしています。円に対しての為替では、米ドル90円、豪ドル76円、日経平均株価、ニューヨークダウは10000。この水準が下値として固くなれば、新たなステージを期待して「もーう、いーいよ」と声がかかり、目を開けていい頃合いだと考えています。

 したがって、それまでは「買って目をつぶる」。買った後は、相場に振り回されて、これまでできていなかったことをしてはいかがでしょうか。
私はこの2週間、昔の本を引きづり出して読書三昧しています。

 
2010年05月27日
まさか、その日が来ると思いませんでした!?
 ユーロが再び米ドルに対して1.2150程度、円に対して108円台を意識するところまで下落してきました。
 「まさか、ユーロが100円になる時代が来るなんて思ってもいませんでした。本当になりそうですね」と相談者からお話を頂きました。

 私は以前から、外貨投資を始める際には「米ドルは80円、豪ドルは70円、ユーロは100円になることを前提に投資すること」と案内してきました。

 たまにセミナーでの質問で「本当に前川さんはドルが80円になったり、ユーロが100円まで円高になったりすると考えているんですか、プンプン」と怒ったように食い下がってこられる方がいらっしゃいました。
 私がお伝えしたいことは、米ドル80円、豪ドル70円、ユーロ100円までの円高をイメージして外貨投資を行えば、為替変動で気持ちが振り回されることは少ない水準だということでした。
私が「外貨投資は運用のベースにする適当な対象である」と確信した20年以上も前から、この水準はずっとイメージしてきたものです。ある意味、私のテッパンです。

 思えば、その水準に、米ドルも豪ドルもユーロも同時に近づいた、非常に希有な為替環境にあります。それこそ、5年も10年も保有してやっと、その水準のコストの外貨資産を手に入れた時代を思えば、なんと恵まれた機会にあるのか。正直、思います。

 失って初めてわかる、ものの価値。いつでも手が届くと思うと、その価値が見えないものですね。

 言いたかないけど、本当に言いたかないけど・・・、政府方針に「辺野古」盛るとか、盛らないとか、閣僚の署名がいらない首相談話にするとか、しないとか。日本の政治はどこを向いて、何をめざしているのでしょうかねえ。国民を代表して「国益を守る」はずなのに、「国難」を振りまいているようです。亀井大臣が菅財務大臣に、「為替レートを安定させる国際的な仕組み作りを日本発で提言する」ように求めたようだけど、あまりに現実感がなく、居酒屋トークにうんざりしているのは私だけでしょうか。本当に言いたかないけど・・・。

 
2010年05月26日
「もういいよ」と声かけましょうか?
 昨日は、世界一回りで相場が大きく動きました。悪材料には事欠かない状況ではありますが、余りにも悪い材料にばかり反応してしまっている印象を持ちます。
 ユーロは一時108円台まで円高が進み、ニューヨークダウは瞬間的に9774ドルまで290ドル下げ、最終的には10043ドルで引けるといった大きな変動になりました。

 少し冷静に、以下のことを検証していく必要があると思います。
「ドイツやフランスなどソブリンリスクとは縁遠いユーロ圏の国にとってはユーロやすの影響はプラスに働くのか、マイナスに働くのか」
「ソブリンリスクの台頭により、米ドル回帰、米国国債回帰の動きが見られているが、これは中長期で見た場合、米国経済にとって、どんな影響が出てくるのか」
「ユーロ圏の国々に身を任せて自助努力が見えなかった当事者国から、最近、具体的な財政赤字縮減策が出てき始めたが、これを市場はどう受け止めていくのか」
「本当に、世界経済は再び金融危機に揺れた状況まで戻ってしまうのか。直近発表された堅調な景気を示した指標は過去のものであり、景気はかくじつに悪化へと向かっているのか」

 「前川さん、今日が最良だと思いませんが、やはり そこらへん にあると私も思います。買って忘れようと心に決めたのですが、そうはいっても、相場が買ってすぐに下がれば気持ちが穏やかではいられません。どうしたらよいかと迷っています」

「買ってしばらく報われないことがあると覚悟はされているんですね」

「はい。だけど、しばらく後に振り返れば、きっと あの時は投資のしどころだった と思うんです」

「だったら、買って目をつぶっていて下さい。私のほうから、『もーう、いーいよ』と目を開けていい時期が来たら、声をかけましょうか?」

「そうしてください。じゃー、声かけて下さいね。しばらく冬眠??じゃなくて、仮眠しますから」

そんな、会話を相談者と行いました。

 
2010年05月25日
円高・ドル高を活かすことを考えたい!!
 円高の底打ちが確認されないので、日本株が買われるきっかけを失っています。
そもそも、世界同時株安はなにをきっかけとしたのか?

 米国の金融規制強化案と、豪州や中国など景気が先行して回復してきた国の金融緩和から金融引き締めへと転換を図った出口戦略の今後の広がりだと思います。
いずれの政策も、堅調な景気実態を前提に行われるものであり、景気の腰を折ってまで推し進める政策ではありません。
 ことを厄介にしているのは、いつもは柔軟にルールを変えて、相場の重石になっている規制案に反対する米国が、規制強化や出口戦略を推し進める側にいることだと思います。米国にとっては、ここまでのところ、景気は堅調地合いだし、世界の資金がドルに流れ、金利は低下し、欧州と比べ、心地よい状況を享受しています。
 その米国が株式や為替相場の安定を意図して、実体経済に合わせて、「金融規制強化案」や「出口戦略」の歩を緩める宣言を行えば底打ち期待が出てくると思いますが・・・。

 日本株の割安が放置されている要因が円高トレンドの底打ちが確認できないということとすれば、日本株の割安を求めるのと同時に、「この円高・ドル高のメリットを活かせないものか」を考えるべき時期だと考えています。
 「値上がり利益を期待せず配当利回りで満足する株式」と同じように、「円安を期待せずに、国内よりも少し高い金利で良しとする外貨投資」を検討する意義が高まっています。
株式投資で値上がり利益を期待して気持ちが滅入ってきた人は、是非「この円高・ドル高のメリットは活かせないか」を考えてみることをお勧めします。

 
2010年05月24日
金利は上がらない、お金は余っている!?
 政治の世界も、金融の世界も、頼りなく、ついついリスクを取りづらくなっています。
本日の日経記事は、企業業績の回復に加え、手元資金が積み上がり、投資余力が増しているが、大型投資に踏み切る企業は少数派であると伝えています。上場企業の3月末の現預金と短期保有の有価証券を合計した手元資金は63兆円と過去最高。お金は十分すぎるほど余ってきているのです。これでは、社債利回りが下落してきているのはもっともな話です。

 おそらく、この動きは、日本特有のものではなく、金融危機の経験から生き残ってきた企業の、世界的な状況ではないでしょうか。当面はリスク回避の動きが勝り、安全資産に逃げ込む流れが続くでしょうが、「ところで、売ってどうするの?」と売りに躊躇する相場展開にいつ転換してもおかしくないと思います。
ポジションを解消して、円に戻したが、そのままにしておいてよいのか?
なんで運用したらいいのか?
持てば持ったでストレス、放せば放したでストレス、投資は厄介なものです。

 今はやるやらないは別にして、「これは割安だよねえ」という対象を探して、見つけて、検討する時期だと思います。「ため息をつくほど美しい」ではなく、「ため息をつくほど安すぎる」ものを探してみて下さい。
 本日午前中の日本株相場は下落しました。個人的には、これほどの軟調相場になるとは想定していませんでした。それだけ、投資熱が冷え込んでしまった、期待が薄れてしまっている証左だと思います。だからこそ、今、頭を整理する適当な時期だと考えています。

 
2010年05月21日
ヤマ場、今できることを考えてみる時!!
 ついに、日経平均株価もニューヨークダウも10,000の大台割れを意識する水準まで急落し、為替相場も109円台に入ったユーロはもちろんのこと、期待が高かった豪ドルが72円台を割り込むほど円が急騰しました。

 本来、金融当局が一糸乱れず強力な協調体制で臨むべき緊急事態にあるのに、まとまりのない各国の対応に失望感が市場に蔓延。相場が大泣きし、手のつけられない状況を遠巻きに市場関係者が困惑して見ています。
ここまでくると、個々の投資家の自助努力でどうなるものでもなく、政治力の発揮を待つしかありません。「週末の土日に重要な決定がなされる」という噂に期待が高まっています。

 短期で値下がり利益を狙っていた投資家、投機家も、この水準から更に下がることを期待して売りを継続するのも勇気がいる水準まできたと思います。
 今年の2月10日に私はこのブログで「そこらへん」というタイトルで、相場は底を打つ前なのか、底を打った直後なのか、いずれにしても、「底らあたり」であることを書きましたが、現在はその再来だと考えています。まさに、寅年千里を走るの相場言葉通りの「行ってこい相場」となりました。

 ここはヤマ場。タイバンコク、韓国哨戒艦沈没ときな臭い問題が表面化している中で、投資について考えるときでもなかろうと言う人も多いでしょうが、私は逆で、こんな時こそ、やるやらないは別にして「何かすべきことはないのか」「今できることはないのか」を考えて頭を整理する大事な時期に差し掛かっていると思います。

 今求められているのは、特にユーロ圏諸国の一致団結した決意表明ではないでしょうか。
ここまでは想定内ですが、想定外の域に入り込んでいくかどうかのヤマ場だと思います。

 
2010年05月19日
「いやーあ、ここは買うところだよなあ」とつぶやいてしまう!!
 本日は、ユーロはドルに対して1.2150程度まで、円に対して111円50銭まで急落し、日経平均株価は1万円台の攻防となっています。

 寄り付きの株式の売り買いの板を眺めていた時に、ふっとつぶやいてしまったのがタイトルの言葉です。思わず、にやりと、苦笑いをしてしまいました。
ここでついている株価を、下げている様子を頭に焼き付けておこうと思いました。
きっと後で「あの時は・・・」と振り返る日になるんでしょうね。

 
2010年05月18日
「必ず儲かる」「必ずモテル」「必ず結婚できる」!!
 本日の日経に「必ずモテる」「他では手に入らないノウハウ」などなど、インターネット上で過大な宣伝文句で勧誘する「有料情報」をめぐるトラブルが急増しているという記事がありました。大げさな表現で消費者に契約を結ばせる手法が多いとのこと。

「うまいだけの話はない」。見ず知らずの人が向こうから頼みもしないのに「あなただけ、あなたのために・・・」と寄ってくる話はまずは疑って聞くものだとみんな知っているはずなのに、この類の詐欺話はつきません。

 私は学生時代から、よくも考えもせず、いろいろなものを買ってしまい、おそらく「ブラックリスト」ならぬ、「ゴールデンリスト」に乗っていたようで、たくさんの勧誘を繰り返し受けてきました。
 英語教材。カセットテープから始まって、ビデオ、DVD。技術革新に乗って、懲りずに購入。未だ、横文字混じりの歌詞が入った曲は避けて歌う、英語下手のままで進歩なし。
 ダイヤモンドも買いました。車を買うつもりのお金でした。女性の熱心な勧誘を受け、粘られたあげく購入。クレジット契約を結んだ翌日に「ニューヨークに転勤になりました」と丁寧なご挨拶を受けました。
 家でくつろいでいたら、ピンポン。貧相な男の子から「ご主人はすごい福耳を持っていますね」って言われて気分を良くし、危うく多宝塔を買う羽目になりそうになりました。「これはカードきく?」って聞いたらカードが使えないという返事だったので難を逃れましたが、ほとんど買っていた状況でした。

 私はこうした経験と、おこづかいの範囲でしか自分に自由になるお金がなくなってしまった事情から、「うまいだけの話」には敏感です。「本当かあ?なぜそんなことがあり得る?裏はこんなんじゃないのう?」と非常に疑い深くみる癖がつきました。

 なぜこんな金融商品が出回るようになったんだあ?
これって、投資家ニーズ?それとも業者ニーズ?
それはなぜ?今?どんな人が対象?

 そういう風に考えをつないでいくと、必ず世の中で広まるには、何か背景・裏があるんですね。
「そんなにうまい話はないよね。だけど、こんなところまで覚悟して始めるなら、選択肢としては悪くないかも」と冷静になれれば、自分にはいいものであるかもしれません。売り方がうさんくさいだけでまともなものもあったりします。
 疑って、冷静になって、それでも気になるものであれば、納得できるまで説明を受けて検討すればよいと思います。

 
22件中(1件〜10件を表示しています)   前   |