2010年08月31日
売れ行きは良いと思うけど・・・・??
 昨年6月にソフトバンクが発行しました社債の条件は「期間2年・利率5.1%」という、今では信じられないような好条件でした。そのソフトバンクが今月「期間3年・利率1.0%〜1.5%」の条件で総額1300億円の発行を考えています。
 最近では7月にオリックスが「期間3年・利率1.26%」の条件で発行していますので、ソフトバンクがそれ以上の利率で設定されれば、現在のゼロ金利状況と多くのソフトバンク社債を待望する個人投資家の存在があり、売れ行きは順調な結果で終わるのではと個人的には予想しています。
 しかし、私個人としては余り興味がない対象です。

 東証1部銘柄で、破綻が考えられない企業の株価が割安で放置されているので、配当利回りが2%、しかも解散価値である一株純資産を割り込む銘柄が全体6割以上に達している状況を考えると、3年の期間をかけて株式投資に取り組んだ方が面白いと思います。

 現在の為替水準で投資し、期間3年かけてじっくり海外金利を受け取り、為替が円安に振れるのを待った方が面白いと思います。

 なんせ、ソフトバンクの条件がもっとも好条件の利率1.5%に決定した場合でも、年1.5%×3年間の計4.5%のリターンが最高の結果です。
 3年間株式投資を行った結果、外貨投資を行った結果に対する期待が、4.5%以上はあると考える投資家であれば、3年間、年1.5%のリターンで、拘束される資金を作ってしまうのは得策とは言えません。
 ただし、結果預貯金で3年間を過ごし、「なんで工夫もしないでお金を放ったらかしにしてしまったのか」と自分を責めてしまうだろう人には、いったん投資してしまえば3年間は償還を待つだけでいいソフトバンクの社債に投資するのは選択肢として有効でしょう。

 以前も申し上げましたが、個人向け社債は企業が「お願いだから買って下さい」という環境で投資するもので、現在のように、個人がゼロ金利に困って社債を求める環境で投資するのは余りおすすめできません。首を上げて辺りを見回せば、割安で放置されている対象が見つかったりするものです。

 ところで、本日の日経朝刊に、現在の状況を表すコメント記事がありましたので紹介します。

最近会う海外の要人たちが「日本の現状に、いらだちよりも恐怖を感じ始めている」という。

本当に実感しますね。何がトロイカ政治ですか。腹で違うことを考えていて、この難局につぐ難局の事態を解決に導けるはずがないですよね。どうして、こうもノー天気でいられるのでしょうか。
トロイヨ政治に早く目処をつけてもらいたい。

 
2010年08月31日
これからが正念場、本気度が問われる政府・日銀!!
 「やるぞ、やるぞ。すごいことやるぞ」と長らく待たせられた市場を納得させるような内容などあるわけがない。想定の範囲内の内容だったと当面の材料出尽くしで売られるのは仕方ないことです。
必要以上に待たせてしまった市場の報いです。

 本日、日銀は臨時の金融政策決定会合を開き、追加の金融緩和策を決定しましたが、市場は当たり前の内容であったと期待された円安・株高の効果は余り出ませんでした。何度も申し上げますが、この結果は仕方ないことでした。ここまで市場の期待を引っ張りすぎた対応のまずさによるものです。そして、これからが本番であり、正念場で、政府・日銀の「断固たる決意」の本気度が問われ試される大事なときです。

 多くの専門家は「やったところで効果は知れている。長続きしない。感情に走った行為」と評価を受ける単独為替介入。民主党政権は素人集団。だから無茶しても許されちゃうはず。
是非、是非、「日本政府は無茶なことするなあ。回りのことを考えない配慮に欠けた行為だ」と言われるぐらい徹底的な、普通の国が呆れるほど、「やってみただけー」というものではなく、断固たる為替介入を行ってもらいたいと個人的には期待している。
 政権与党になっちゃた途端に「なんでもできる」から「なんにもできない」民主党となり、かなり実現は難しいことではありますが、素人の民主党政権だからこそ期待したい。自民党政権では出来なかったと思います。

 そうすれば、すぐさま円安・株高の動きに転換するとは思いませんが、ここからの円高を見るには「日本政府が円の水準をどう考えるのか」と日本の意志をはかるため、政府の動きを注視する動きになるでしょう。これは当たり前のことですね。自国通貨の水準に国家の意思があるのは。

 「日本の円は妥当ですか」と日本政府が市場に尋ねて水準を確認して、「よし」と言われた水準を受け入れる繰り返し。これっておかしな話だと思います。

 まず日本として意思ある水準を確固として持ち、「それは高い」と言われたら「なぜ高い」と聞き返し、「それは安い」と言われたら「なぜ安い」と聞き返す。まず自国通貨の価値判断は周りの人に言われるまでもなく、自分が一番知っている自負と責任がないと通貨の安定を約束する役目を果たすことはできないと思うのですが・・・。「自国通貨の価値を人任せにしない」、当たり前の権利を少し取り戻す機会になればと願っています。
 このままでは、アジア通貨の中でも円はマイナーな通貨になりかねません。ここで、あれだけの大口を叩いた政府に、この正念場でのバカ力を期待させてください。お願いします。

 
2010年08月28日
はしゃぎ過ぎては困ります菅総理!!
 菅総理が「為替市場の過度な変動に重大な認識を持っている。必要な時には断固たる措置を取る」と述べ、円売り介入も辞さない姿勢を見せたとニュースにありました。為替介入は財務大臣の専管事項。それを飛び越えての発言で異例です。欲を言えば、みんなが円高対応に興味津々だった今週の頭に態度を示してもらっていたら・・・とは思いますが、これからこそが大事なので、今後に期待したいと思います。鳩山前総理の普天間基地海兵隊の話しのように「勉強してみたら」、円高をけん制する態度を示すことが重要であることがわかったのかもしれません。

 しかし菅総理の円高をけん制する会見の様子を見て、少し気がかりな点があります。
あまりに、代表選重視で景気対策・円高対策が無策であると言われ続けたので、これを機に「円高対策、景気対策を私がドカッと実行しました。私だからできたんです」とアピール材料にしようとしている感じがしました。今後は野田財務大臣をメインに経験・知識のある方に委ねて欲しいと思います。
 参院選挙にあったコロコロ変わる消費税発言のように、下手に質問に答えていくと、円高けん制発言の重みを台無しにして、実行の選択肢を狭めてしまうことになりかねません。
 自分の点を上げることよりも、難局の打開に何が必要かを考えて発言して欲しいと思います。
 市場はまだ、日本のお手並み拝見だと事の成り行きを見ているだけで、円高を仕掛ける動きは後退していません。取り扱いの順番を間違えて市場になめられると今度こそ打つ手を失いかねません。菅総理は前面に出ない方がよいと思います。
 来週の為替動向は興味深いですね。日本政府は国民へのアピールもあり為替介入も辞さない強い態度を示しました。白川日銀総裁は米国FRB議長らと打ち合わせを行う機会を持ちます。その際に万一の円高対策実行について理解を求めたかもしれません。ここからさらに2円円高になることを期待してポジションを厚くするよりも、とりあえずこれまでの円高で得た利益を確定し、円安の戻り具合を確認してから再度円を買い直そうと準備する流れが自然だと思います。
 円安の戻り、それにつれた株価の戻りがどこまであるかが当面の注目ですね。

 
2010年08月27日
民主党政権のオウンゴールにしないように!?
 8月相場はボックス相場のそこら辺で、そこら辺からタッチアンドゴーの円安・株高への展開を想定していたのですが、結果は、相場は煮詰まったあげくに円高・株安の逆の展開になりました。
いかんせん、東証一部の売買代金が1兆円を割り込み8000億円程度の参加者しかいない状況では「何が割高で何が割安か」という興味の芽さえ出てきません。まずは為替動向が落ち着かないと、株式投資への興味もわかないようですね。目をつぶって投資した成果はあまり先を急がず、「早くそうならないかなあ」とゆったりと楽しみにしたいと思います。

 小沢さん期待が現実存在するのは、民主党の方々、みんなの責任だと思います。

 「民主党らしい政権」を期待したのに裏切られ
 「菅さんらしい総理大臣」を期待したのに裏切られ

 だから、新しい顔で「小沢さん」では・・・・、新しい顔???
 シャレにもなりません。

 「こんな緊急事態にそんなことをやっている場合ではないという国民の声がありますか?」
 「しっかりやるべきことはやっています。来週にでも・・・・」

 こちらからは「やっていない」としか見えていないから「やっていない」と言っているのに
 短く「やっています」とただ答えて自室に下がるでは、国民の不満は高まるばかりです。

 「代表選挙で頭いっぱいになり、円高・景気対策など喫緊の問題がおざなりになることはありませんか?」
 「もちろんです」
 本当にお願いします。民主党のオウンゴールでこれ以上国益を無駄にしないで下さい。

 
2010年08月26日
自分の文章に添削が入りました??
 さきほどブログを確認したら、どうもしっくりしないので、よく見て読み返してみると添削されていました。「あれれ、うまくなっている・・・自分の書いた文章ではない」。

 伝えたい内容が変わってしまっているのではなく、私の趣旨を活かしたまま、ありがたく添削されていました。どなたか、分かりませんが、ありがとうございました。

 しかし、私の稚拙な文章でも味があると言ってくださる人もいます。
是非、文章表現に稚拙なところがあり、気になって仕方ない部分があったかもしれませんが、どうかそのまま、そっと見守ってください。お願いします。

 
2010年08月26日
今日、明日の行動を求める市場と政治のズレ!!
 昨日は異例の事態。日本経団連、日本商工会議所、経済同友会のトップが首相官邸に出向き、経済運営を巡って菅首相に意見具申をしました。実際に自分たちが首相と会い、目を見て話しをしないと緊急事態である危機感を共有できないのではないかと不安に思った上での行動だったと思います。「このまま任せておいては心配だ」ということでしょう。
 「やるときにはやる」とちょっと前向きに取り組むフリをするようになりましたが、「やるときにはやる」のが当たり前で、「8月中には・・・」とか、「9月の定例までには・・・」とか、今日明日の対応を期待している市場とは依然ずれているようです。

 市場に追い込まれて後手に回る展開から、一発逆転を狙って、市場が日本の一挙手一投足に関心を持ち、日本の行動が市場をリードしていくイニシアティブを取れるかどうかのタイミングがますます難しくなってきています。
「とりあえず円高も一服しているようだし・・・」と同じように政府・日銀が気を抜き、「やるときにはやる」ほとんど残されていないタイミングを失ってしまわないことを望みます。

 
2010年08月25日
日銀マン、財務官僚の腕の見せ所か!!
 人間関係でも「あのときに言ってくれたら誤解しないですんだのに・・・。不安に感じなくてもすんだのに・・・。不信に思わなくてすんだのに・・・」と、言わずもがなことでも、話すタイミングがずれたがばっかりに壊れてしまうことがあります。現在の政府閣僚の方々の状況ですね。

 「気の抜けたサイダー」なのか、それとも「能ある鷹はツメを隠す」「眠れる獅子」なのか。
策があり、ここまでタイミングを引きつけて効果を狙ったのであれば、かなりリスキーな賭を行っていることになります。失敗は許されない背水の陣の覚悟があるのでしょうか。

 もし注意深く見守るという言葉で先送りしか能がない民主党菅政権であれば、日銀マン、財務官僚に円高対応を丸投げせざるを得ないので、大いに日銀マンや財務官僚の皆さんに腕を奮ってもらいたいと期待します。

 素人の私ですが、私なら、スイスと同じように、ヽ芦濬猗通貨の偏りをほぐす、円に対して米ドル、ユーロは歴史的な割安水準にある、9馥盍覿箸料枋螢譟璽箸鯊腓く放れた円高水準にあり、何も手を打たなければこの円高水準の修正は困難な状況である、そしてい修鵑覆忙埔譴鳳澆鰺澆る人がいるなら供給してあげるよ・・・を大義名文にして、円売りドル買い、円売りユーロ買いを果敢に行うと各国政府・中央銀行に宣言した上で、ドーンと単独介入で構わないから断固たる意思表示を行います。「日本は正気か?」と思わせる具合に。

 各国政府も、民主党素人政権だから仕方ないと容認せざるをえないのではないでしょうか。

 これは当面の手当てでしかありません。政府は個人投資家を見習って、現在円の独歩高であるこの投資環境を活かすアイデアを積極的に取り入れて、将来円安に振れた時により国益が高まる政策案を打ち出すべきです。米国のように通貨安のところでも、たぶついた資金をM&Aの資金に充当し活かそうとしています。通貨高の円を有効に利用する例が少ないのは、政策でその流れを阻害している障害があるのではないでしょうか。いくらでも、日本が世界に向けて発信する材料は探せばあると思いますが・・・。

 
2010年08月24日
タイミングが分からない?合いの手が入れられない?
 私は芝居見物とか、コンサート観賞が苦手です。つい腕を組んでしまったり、拍手のタイミングに迷ったり、立ち上がるのをためらったり、立ち損なったり。こんなに気を使うぐらいなら、家でビデオやCDを自分のペースで見たり、聞いたりしたほうがましと思ってしまいます。

 なんか、菅政権も民主党も、私と同じように、市場とどう向き合ったらよいかの機微やセンスが全くなくて困っているように見えます。
「ドルが85円割れますよ」   「わかっとる」
「あー日経平均株価が9000円を割りました」  「わかっとる」

「わかっとる」・・・で、その先は???

 私の場合は家で見聞きしていても誰に迷惑をかける話しではないですが、政府が苦手と引きこもってしまっては国益の機会ロスに直結します。
ここまで引き延ばすのなら「何に迷っているのか」の説明、発信を国民や市場に行うべきではないでしょうか?
「下手な手を打つよりも嵐が過ぎるのを待つのみ」という、いつもの先送りでは解決はしません。
タイミングを熟考している最中だと期待したい。

 
2010年08月23日
もっと農業の将来性・成長性を磨く時、なるほど!!
 本日、日経新聞のインタビューでオムロンの作田社長が「農業改革こそ成長の突破口」と答えていました。

 作田社長は法人課税の実効税率をただ下げても国際競争力の強化にはつながらず、税率だけを他国と比較しても無意味だとし、グローバル化が進んだ現在、強い経済は単独では成り立たず、アジアの近隣諸国との自由貿易協定(FTA)締結が弱い農業に配慮して交渉が進んでいないのが問題だと指摘しています。

 そして国に対しては、農業強化のため国が農地を借り上げ、大規模化と工業化を一気に進め、生産性を製造業並みに引き上げれば雇用吸収力が生まれる。「徴農制」を敷いて60〜70歳の元気な人を受け入れれば高齢者対策になり、法人化すれば税金だって取れると、かなり具体的なイメージを語っています。

 何よりもインタビューの中で、「製造業の観点でみると農業の改善余地はたくさんある」という言葉が印象に残りました。日々、円高・消費低迷で奮闘している輸出主導企業の経営者には「俺だったら、こんなことやってみたい。試してみたい。なぜできないのだろう」と農業の現状を見ている人が多いのではないでしょうか。

 「こうしたらいい」「こんなことを試してみたい」「なぜできないのだろう」という岡目八目の意見を吸い上げて活かそうとする部署・組織は政府に今でもあると思うのですが、その部署の意見を吸い上げる政府側に仕組みがないのでしょうか?ただ有り難く聞いただけで行動に移せていないのでしょうか?

 菅総理と白川日銀総裁との話し合いが会談で行われるのか、電話で行われるのかなんて、どうでもいいつまらないことが話題になるほど緊張感が感じられない白けた状態にイヤ感を覚えます。

 
2010年08月22日
単純に外貨投資は円高の時に行うのが望ましい!!
 本日の日経のコラムで「円高 外貨投資の戦略を練る」という記事があり、私もコメントさせていただいています。外貨投資は、円安時に投資するよりも、円高時に投資した方が効率が上がります。現在のように、円高基調の時には「どこまで円高になるのか」と外貨投資に躊躇してしまうのは常です。これは仕方ないことです。そこで当面円高に向かう事象は仕方ないと受け止めて、「どこまで円高がすすむのか」、そして「いつまで円高が続くのか」を想定してみることがおすすめです。
 私は紙上でも示しましたが、ずっと以前から「米ドル80円、ユーロ100円、豪ドル70円」のコストで外貨を持てれば、いずれ、それ以上の円安になる時期がくる安心な水準だと想定しています。したがって、もしこの先、さらに円高になってその水準を上回る為替水準になれば、またとないチャンスだし、そうならないかもしれないので、投資に躊躇があるなら、現在の水準から時間を分散し平均して円高水準で投資できればいいと円から外貨資産に振り替えていく好機だと思います。

 すぐに米ドルが120円になったり、ユーロが140円になったり、豪ドルが100円になったりを期待するから「そりゃあないだろう」と外貨投資に慎重になったりします。そうではなく、この1年かけて「米ドルの92円はないのか」「ユーロの117円はないのか」「豪ドルの84円はないのか」を考えてみてください。そして、「あるかも・・・」と思える人が、自分のストレスにならない金額で円から外貨資産を持つか、どうかを検討することって、非常に意味があることのように私には思えるので、お会いした人には「いいチャンスだと思いませんか?」と声がけしています。

 本来であれば、円高の時に外貨MMFで為替を押さえて、金利が上昇したら外債投資に移行するのが王道なのですが、そうやりたくても選択肢が非常に狭くなっているのが残念です。
外国債券、特に既発外債が品揃えがショボイのです。投資したくても、「こいつ売る気があるのか」とがっかりするほど、大手証券会社でも品揃えが貧弱になっています。売れ筋の豪ドル建て、ブラジルレアル建て以外に証券会社の関心がないようにも見えます。
 偏りない外国債券投資は個人の投資目的に応える有力な選択肢であると考えている金融機関がもしあれば応援したいです。現在のところ、ここぞという先は見当たりません。

 
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