2010年12月31日
聞かれて困る「どんな投信がいいですか?」という質問は??
 私は投資信託に元々余り期待していないので「どんな投信がいいですか?」と漠然とした質問されると困ってしまいます。
 「投信はプロが運用するから安心」なんて期待するから、結果を見て不愉快になる。プロが運用したって、下落した投資対象で運用すれば損してもしかたなく、大事なのは「投資する対象が割安なものか」の判断です。「投資信託の何を選ぶか」ではなく、「何に投資する投資信託を選ぶか」がポイントになります。
 そこで質問をもらうなら「私は中国株式に関心があるのですが、この投信をどう思いますか?」と具体的な投信について質問してもらうと、同じ投資対象に投資する他の投信と比べて、どんな特徴があって、どんな点が優れ、どんな点が評価できないのかを説明できます。
 その答えを参考にして、その人が自分で投信を評価するモノサシにしてもらえれば幸いです。

 投資信託は投資対象を決めて、まずインデックス型から選びます。もしインデックス型よりも、もっと期待できる成果が期待できそうなアクティブ型が見つかれば検討します。信託報酬の多少の高さ加減でインデックス型の成績に劣るような、情けないアクティブ型なら存在価値がありません。
 またインデックス型であっても、アクティブ型であっても、値上がり利益を目的にした投信は、投資対象が割高になったら自分で決断して売らないと損をします。「投信だから長期投資してれば大丈夫」なんて真に受けたら、大変なストレスを抱え込むことになります。たとえ、結果的に長期投資で価値が元に戻ったにしても、大きく値下がりをした時点で、多くの人は投資をあきらめ、投資を恨みに思うストレスを経験しなければならないからです。だから、投信そのものに惚れ込まず、どんな投信でも投資対象の割高割安を見て投資と付き合うことが大事になります。

 アクティブ型でも「さわかみ投信」のように、「君たちはお金を預けてくれればいい。私が安いと思えばガンガン買うし、高ければ売るから」という投信もあります。これは、基本、投資家の判断は必要ない楽ちん投信です。楽ちんであるが故に、さわかみ投信をどこまでも信用する覚悟が必要で、信じて託したお金は結果が悪くても文句を言ってはいけないですね。そこまでの覚悟を持って、さわかみ投信に投資しているのか、投資家の覚悟が問われます。
 個人的には、インデックス型に毛が生えた程度の期待しかできないアクティブ型ならいらない。同じアクティブ型ならさわかみ投信のように、どや顔で俺に任せろ的な自信満々投信がもっと多く出てきて欲しいと思います。

「あなたのまねはできません。このお金で代わりに運用してください」。そんな投信出てこい!!

それでは、みなさん、良い年を・・・   来年を良い年にしましょうね

 
2010年12月30日
株式投資に関心がないんだなあ??
 「今年東証一部年間売買代金320兆円台、6年ぶり薄商い 個人低迷」と日経の朝刊記事にありました。2007年の半分まで落ち込んでいます。
 手数料引き下げ競争で証券会社にとって株式投資に顧客を誘導するインセンティブが薄れてしまったことに加えて、対面営業で発生する顧客トラブルを避けるため、リスク商品は極力インターネット取引に誘導して投資の自己責任を押しつけるスタイルが定着してきた結果、多くの証券マン、証券ウーマンが株式投資自体に関心をなくしてしまった表れではないでしょうか。

 話を聞いていて、「この人は株式投資に興味がないんだなあ」とか「知らないんだあ」と感じます。
水先案内人であるべき人たちが、株式投資に興味を無くしていては、株式投資に意欲を燃やす投資家が増えるわけがありません。

 株式投資をゲームに例える人がいます。私はとうの昔にゲームに関心をなくしてしまいました。昔は寝るのも惜しみゲームに熱中した時期もありました。何故か?「ゲームは難しい。つまらない」というインプットされて、しかも「ゲームは楽しい」と嬉々として語る隣人を見かけなくなったからです。

 おそらく昔の株式投資家は、周りに株式投資について楽しく語る隣人の話を聞いていたり、しつこく勧める証券会社の人間がいたり、他人から影響を受けて始めた人が多かったのではないでしょうか?勝った、負けたと言い合える隣人がいて、叱咤を受け、なぐさめられ、そしてなぐさめて、株式投資を続けてきたのだと思います。ところが今、隣人がいなくて、孤独に投資を始め、破れて、投資難民となり、離れていく。それを止めてくれる人もいない。

 なんの知識も経験もなく、助言を受ける友もいない人がインターネット取引を始めて、投資の成果を上げることが出来たとしたら、その人は奇跡の人ですね。成功している人の多くには、投資の成果を語り合い、試行錯誤を支える仲間の存在があったはずです。証券マン、証券ウーマンが株式投資の語り部として頼りない存在になってしまった今、投資家が賢くなり、仲間を作るしかありませんね。でも・・、限界がありますね。株式投資家人口は今後も減りそうですね。

 株式投資に関心がない証券マン、証券ウーマンが、「為替は語れる」「金利動向は語れる」というのはレアケースだと思います。株式投資の関心が為替や金利への関心にもつながっていくのだと思います。株式投資に関心のない証券マンや証券ウーマンをこのまま増やしていっていいんですか?証券会社として・・・。本当に大丈夫なのかなと思います。余計なお世話ですが・・・。

「初心者は投資を難しく考えず投資信託がいいですよ」と株式投資にも関心が持てない人に言われても心は動きませんよねえ。

 
2010年12月29日
「やはり株式投資は・・・」という人は為替に注目しましょう!!
 今週に入ってから、日本株式の動きを見ていて、あまりの値動きの緩慢さに疲れてしまっている方もいるのではないでしょうか?買うにも、売るにも、変動幅がなさ過ぎ・・・という嘆きの声も。

 「強いの?弱いの?」と日本株式の動きを問われれば、やはり値上がり期待感がある強い相場だと私は思います。こんだけ円高・・・、1ドル81円台、ユーロ107円台をのぞいたにもかかわらず、相場に崩れる様子はなく、むしろ円高が下げのチャンスにつながらないかと期待しているように感じられます。

 もし「どの株式にしたらよいのか?株式投資をやるタイミングかな?」と思ってはみたものの、やっぱり自分には無理と感じた人には、少し回り道にはなりますが、「この水準以下の円高は外貨投資のチャンス」と外貨資産を持つ検討をされたらいかがでしょうか?

 私は来年株高を想定しています。そして株高が進むと、次ぎに為替リスクを取った結果の円安を想定しています。そして、その円安基調が日本株式相場を支える展開を想定しています。
したがって、株高の展望を持っているけど株式投資は向かないと考える人は、現在の為替水準での外貨投資は検討に値すると思います。

 「2010年の年末は良い投資機会だったよなあ」と来年になって振り返ることがありや、なしや。

 
2010年12月27日
思案の結果・・・、投資難民塾!!
 先日25日にブログで書きましたが、一人投資のことで悩んでいる「投資難民」の方とのコンタクトの機会を増やせないかと思案した結果、思いつきで行き当たりばったりの企画ではありますが、一時間程度無料で相談をお受けする「投資難民塾」を開くことにしました。

 先日も「投資難民」を対象にセミナーを開きましたが、個人的な質問を受け付ける時間がほとんど取れませんでした。また時間を取っていたとしても、多くの投資難民の方は、「何を質問して良いかが分からない」状態が当たり前だと思います。

 そこで、今回の企画では「自分は何が分からないのか」「私はこう考えてきたけど、もっと頭をスッキリさせる考え方はないのか」とか、投資難民さんの質問をたぐりながら、何かひとつでも、「そうかあ」とか「そうだよねえ」というものをつかんで帰っていただけたらと思います。

「投資はつらいもの」と思ってやるぐらいなら、やめちゃえ!!
そんな私の思いが伝わる機会にしたいと思います。

詳細は右にある「投資難民塾」をクリックして見ていただき、申し込みは「問い合わせ先」からお願いします。

 
2011年新春企画「投資難民塾」を開きます!!
 これまでの投資のやり方を見直して「自分にあった投資方法がどんなものであるか」を考えたいが周りに相談できる人が見当たらない、いわゆる投資難民の方を対象に、2011年新春企画として「投資難民塾」を開催したいと思いました。

 一回限り、無料で一時間を目安に相談を受けたいと思います。
無料での相談なのであまり期待せず、「良かったら儲けもの」といった感じで気楽に問い合わせてください。希望日時(土日祝日問わず)を3つほど挙げていただき、後ほど調整し、私の方から回答させていただきます。
このブログホームページの「問い合わせ先」から申込みをお願いします。

 万一、申込者多数の場合は、企画を中止させていただくことも、あらかじめご了承ください。
その時は、改めて知恵を絞り、新たな提案をさせていただきたいと思います。
何分にも、思いつきのような企画なので、ご容赦ください。

 
2010年12月26日
時代は巡る!!
 マネー雑誌の方が編集会議で「前川さんが日本株は買い場だと言ってました」と話したら、「あの前川さんが・・・。外債じゃなくて・・・」とびっくりされたのが2010年でした。
 私は2006年、2007年と、「ここから個別銘柄の株式に投資するなら、途中で売ることができる人でないとストレスを溜めますよ」と相談者には忠告しました。私の経験では、多くの人は株式を結局、途中では売りの決心がつかず、買いっぱなしになってしまうからです。そして、「何であの時売ることが決心できなかったのか。何で買ってしまったのか」と後悔しているからです。
「いいところ」で買えたとしても、いいところで売るのは難しいからです。
 そして、その時に、「今は株式買い」という専門家は調子が良いと思っていました。ほとんどの人が上昇する前の株価停滞時に「株式は投資対象としてはまだ時期尚早」と語っていたからです。

「上がってから買い」を助言されても・・・。何故上がる前に助言してくれなかったのか」
それが投資家の正直な感想ではないでしょうか?

 本日の日経記事「FPに聞く2010年、2011年」のコラムで取材を受けました。2010年について聞かれ、「2010年はボックス相場。安いところで買い、高いところで売る。もしくは安いところで買って忘れるを繰り返す投資方法」を取り、特に日本の個別銘柄、金ETF、新興国債券を投資対象としたと答えました。続けて2011年について聞かれ、「2011年は割安から妥当に向かう年で、これまで割安だった日本株式、割高だった円高のあるべき水準を探る修正の年であり、どこまでの修正があるかは後で振り返らないと分からないことであるため、自分で想定した割安な水準を定めて投資の網を張り、10%程度のリターンが取れたら利益確定を繰り返す投資方法」を続けると答えました。
 そして特に、200円から400円程度の低位の株価水準にあり解散価値程度以下のつぶれるはずのない企業の株式に注目していると答えました。

 記事の大見出しに「分散投資 来年も期待」とありましたが、私はあえてここで分散投資を勧めません。
自分が割安だ、確実にリターンが期待できる対象が見つかった投資家であれば、自分が割安だと思う投資対象に、割安だと思うタイミングで集中投資してリターンアップを図っていいチャンスだと思っています。逆に言えば、こんな割安に思う投資対象がゴロゴロある時に、自分に土地勘のない投資対象に分散投資という大義を重んじて取り組む必要があるのかともったいなく思っています。

 この先、「日経平均株価が13000円になったら、17000円はあるかも」と強気になるかも知れない人は、今から検討しておいた方がいいですよね。「節目抜け」という相場言葉があります。不思議な言葉です。それまでは買うのに慎重だけど、ある水準を抜けると俄然強気になってしまう。
 だったら、その水準を抜けるかもと期待できる対象であれば、じっくり投資する覚悟で安い時に投資しておいた方がいいですよね。どうせ、節目抜けして、良いところで売ることは、ほとんどの人にとっては苦手なわけですから。
来年は「あー、もう少し持っていたら、もっと儲かったのに」という「儲け損なった」繰り返しをしたいと思います。「売り損なって大損をしてしまった」経験を二度と繰り返さないために・・・。

 
2010年12月25日
現在思案中!!
これまでも、「いかに儲けるか」というノウハウや助言よりも、「どうすれば、どう考えれば、自分にあった投資と出会え、長く投資と付き合っていけるか」のサポートを意識して行ってきました。 来年がもし私の想定している「悪くない投資環境」から「何かしなければならないかも・・・」と少し焦りが出る投資環境になると、最初からだます話や陥れようとする話が増えてくるので、初心者やしばらく実戦から遠ざかっていた投資家は「うまいだけの話」」により一層気をつける必要があります。 おそらく来年は、今年以上に私のようなサポートを必要とする人が増えると考えられ、どういう発信をしていけばよいかなあと思案しています。気持ちをゆったりとさせ、思案中です。
 
2010年12月24日
メリー、クリスマス!!
 本日は休日の谷間、米国休場という閑散相場が予想されます。本日が安ければ、月曜日27日も安く買える場面が期待できるとなれば、年末に向けて買い場を探していた人にとっては非常に興味深い時を迎えました。いざ買い場に遭遇してどうするか。ここはじっくり検討して下さいね。

 ユーロの109円、うーんって感じまできました。これまで私が狙ってきた日本株式の個別銘柄で、「あったらいいな」の目標株価まで下落してくるチャンスはありますかね。この二日間で・・・。

 投資する、しないは別にして、この二日間の居所を覚えておくと、来年の投資に活きるんじゃないかなと私は思います。
メリー、クリスマス!!

 
2010年12月23日
低金利をありがたく思っている財務省!!
 人間、失ってみて初めて有り難みを知ることが多いですね。そういう意味では、銀行はこんなゼロ金利でも預金を預けてくれている預金者にもっと感謝し、どうしたら、その預金者にもっと報いることができるのか、行動を示してもらいたいものです。
「預金を預けてもらっても、運用する道もなく、あんまり有り難くもないんだけど・・・・」という金融機関なら看板を下ろしてもらいたい。ゼロ金利で調達できる手段を持つ金融機関をうらやましく思っている人はたくさんいます。

 おそらく財務省は、国内のゼロ金利を有り難く思い、そして、そのメリットを今のうちにできる限り享受したいと考えている主体の筆頭だと思います。昨日、財務省は個人向け国債の商品性を見直す方針を決めました。
 これまで10年変動金利型国債の金利の決め方は「基準金利マイナス0.8%」でしたが、来年7月以降は「基準金利×0.66%」になりました。つまり基準金利が1.2%であれば、これまでは0.4%でしたが、今後は0.792%と大幅なアップになります。金利水準が2.5%程度以上まで上昇しなければ、新しい方式の方が得になりますし、もし上昇したら、持っている個人向け国債を解約して、高い金利の債券に乗り換えればいいので、個人にとっては良い話しです。
 また5年固定金利型国債がイマイチの不人気だったのは、2年間保有しないと中途換金ができない点でしたが、これも改善されました。2年を1年に変更しました。

 だいぶ、これで個人向け国債の使い勝手が良くなり、魅力アップにつながりました。ゼロ金利でも預けてくれる預貯金者に対する有り難みを感じるセンスの違いと、預貯金者にサービスしてつなぎ止めようとする危機感の違い。当たり前に思っているゼロ金利の預貯金を失い始めてから慌てても手遅れでしょう。

 個人にとっては、個人向け国債の利便性アップは確実に、円確定金利商品全体の利便性アップにもつながるはずです。それには、個人がみずから個人向け国債の存在を知り、使い勝手を確認し、預貯金と比較するクセをつけて頂く必要があります。個人向け国債は知っていて損のない金融商品です。
 そして銀行・郵便局は個人向け国債を預貯金の競合商品として敵視するのではなく、預貯金の補完として積極的に研究すべきだと思います。

 
2010年12月22日
来年に向けての準備!!
 日経平均株価は12月の特別清算値(SQ)10420円に向かってジリジリと歩みを進め、射程圏に入りました。2010年寅年ボックス相場の締めに近づいています。
 来年を思い浮かべるに、もちろん手放しで楽観的になれる環境ではありませんが、2008年よりも2009年、2009年よりも2010年と良くなってきたと思いますし、来年2011年は今年よりも良い時があると考えています。この一年、なにもできなかったと後悔している人がいるかも知れませんが、それは考え方次第です。
 何もしなかったおかげで、安いところで資産を処分せずにすみ、相場の回復の恩恵をそれなりに受けたと考えた方がよいでしょう。そして、今年よりもさらに環境が好転しそうな来年に向けて、何かできることはないのかと検討する良い時期だと考えたらいかがでしょうか?
個人的には、来年を非常に楽しみにしています。

 来年になって、そんなに物事が劇的に変わる事なんてないでしょう。逆に言えば、そんなに将来のことを先回りして心配する必要はなく、「そうなりそうになったら、その時に考えればいい。今はその準備をしていくことで十分」と自然体でありたいものです。
 個人的には来年に向けて走り出したい衝動を一生懸命抑えているところです。

 
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