2011年03月31日
外債投資の話をすると気分が盛り上がってしまう!!
 私は注意していることがあります。外債投資の話は冷静さを保って話すようにしています。
私は外債投資が大好きで、自分の経験やクライアントが外債投資を継続した結果の姿から、多くの日本人にとって外債投資は知っていて損のない投資方法であり、その良さを知らないで、「投資は難しい、つらい」と思って続けている人に出会うと可哀想にずっと思ってきました。
 したがって、ついつい、外債投資の話になると熱が入ってしまい、一生懸命になってしまいます。
その私の楽しそうに外債投資を語る姿を見て、大抵の人が引き込まれてしまい、聞いた人が「外債投資っていいかも・・」と冷静な判断ができなくなってしまうようで、よく周りから注意をされます。
「おまえの話はある意味説得力がありすぎるから、抑えめに話さないと本当の相談者の意志が見えなくなるぞ」と。
 正直、私ほど外債投資大好きオーラを出して話す語り部は見たことも、聞いたこともありません。ある意味、納得の忠告です。

 その私のところに、最近くる取材の話は、ほとんどが外貨投資の話です。テンションは上がりっぱなしです。「外貨投資のタイミングとしてどうですか?」

 私は「タイミングではなく、自分にとって円資産から外貨資産にシフトする意味があるのか、ないのかをまず検討することが大事」だとお話しします。
2008年金融危機以降、繰り返し円高懸念に気持ちを揺さぶられ、そして何度も「あの時はやはり円から外貨にシフトさせておけばよかった」と後悔してきた人が多いと思います。

 株式投資も同じですが、値上がり利益を期待せず、ここから株安にならなければ、ここから円高にならなければOK、株高、円安になればハッピー程度に考えられる環境での投資のほうがリスクと上手に付き合い、成果を上げられる可能性が高いのは当然です。そういう意味では、この円高である時期に外債投資、外貨投資を検討しないで流して過ごした人は後悔すると思います。
やる、やらないは別にして、検討した方がよいのだと正直思います。だから、私の話は通常よりも余計にテンションあがりぱなしなのです。

 金利は上がる、上げるの2つあります。「上がる」は相場の中で市場が先読みして動いた結果です。「上げる」は政策で金利をいじった結果です。現在、円安に動いているのは、米国、欧州が近々、インフレ懸念の高まりから政策金利を引き上げ、とても政策金利を上げる余裕のない日本との比較から内外金利差が拡大し、円が売られるという見方が大勢です。つまり、金利は「上がる」ではなく、「上げる」が要因です。
 個人的には、この世界的に不透明な環境下で欧米の政策当局が金利引き上げに踏み切れるのかなあ、結局は先送り、見送りになるのではないかと想定しています。したがって、もし「上げる」を期待し織り込んで現在円安に為替が振れているのであれば、これ以上の円安は余り期待できず、いいところまで来たように思います。
 しかし、「上げる」がなくても、「上がる」方向で私は見ているので、一時的に円高に振れることはあるでしょうが、趨勢的に円高からの反転はもっともっと明確になっていくと考えているので、「円から外貨へシフトする」検討は、ますます、しないよりもしたほうがよいと思います。


 
2011年03月29日
万一の時は日常のつながりが尊い!!
 被災地の方々の話の中には「隣のおじいちゃん」とか「奥さん」とか「○○さん」だとか、近所の方を気にかける言葉をよく耳にしました。密に支え合っていた、人とのつながりがあったんだなあと感じました。

 東京砂漠。関係が希薄なり、しかも「そのほうが面倒が無くていい」と思っている人は今でも多いと思います。よく我々メンバーで話し合っていることなのですが、いざというときに頼りになるのは、多少のお金とまわりの人からもらえる援助だと。急な病やけがなどに倒れたときに、駆けつけてくれる家族や他人がいるか。保険をかけていてもヘッジできることは一部でしかありません。

 「万一の時には誰に相談したらいいの?」とか「万一の時には○○に相談して」とか、平時のうちに家族や友人たちと話し合っていた方がよさそうですね。

 生協(COOP)では、震災後、いち早く、会員向けに、必要な物資を届けようと現地に赴き、安否の確認を行って、会員に安心を届けたという話しを聞きました。
 トヨタはすべての工場を止め、被災に遭わなかったグループ社員で、被災にあったグループ工場や取引先の復旧支援に当たり、ようやく車両生産の一部再開までこぎつけ、販売店の現場で当たり前に顧客を迎えることができるように復旧をさらに急いでいるそうです。

 いずれも、「現場で何が起こっているのか。何を困っているのか」という現場の声を吸い上げ、その声を信じて行動を起こす。平時から万一を想定し準備をしていた成果なのかもしれなせん。

 希望。「やりようがあるんだ」という光があれば頑張れます。今こそ政府は知見を集めて、希望の光をより太くまぶしいものにしてもらいたいと期待します。こんだけ世界が注目する中で、「それは試して見る価値あり」という良案はたくさん出てきていると思うのですが・・・。「やりようはまだまだある」ということを示してもらうと希望が持てます。

 
2011年03月28日
「やっぱり戻ってきたかあ」という水準に戻る前に検討したい!!
 為替水準は見慣れた景色になってきました。米ドル82円、豪ドル84円、ユーロ115円手前まできました。想像だにしなかった米ドルが76円まで売り込まれ、ロスカットやストップロスを飲み込み、蹴散らしたショックからの反動であり、為替の協調介入が実施されなかったとしても、この短期間の戻りはあったのではないでしょうか。

 外貨投資の機会を探る方にとって、この水準は中途半端で円高を待っています。同様に、日本株投資を考える人にとっては、株主としての権利取りは終わってしまい、買うにも売るにも躊躇があります。「もう少し上がらないかなあ」「もう少し下がらないかなあ」と相場を眺めている様子。短期志向の人は、大きなトレンドがはっきりするまでは、その日その日の値動きの大きな銘柄をちょっとつまむ程度の参加のようです。目先では、欧米の金融政策が引き締めに転じるかどうかに注目が集まっています。個人的には、結局、欧米ともに金融引き締めに踏み切ることは先送りされて、再び株高が支えられる相場展開を想定しています。したがって今週はもたつくかもしれませんが、来週以降の相場は強含む展開になると思います。引き続き、「えっ?」という円高、株安場面は追加投資を検討するチャンスだと考えます。
 為替水準が戻ったように、みんなが考えている株価水準程度にはいつ戻ってもおかしくない。
 「あーやっぱり戻ってきたかあ」という水準になる前に、欲張らず追加投資を検討することが大事だと考えます。

 
2011年03月27日
専門家ほど悲観しているようだ!!
 なかなか遅々として進まない震災復旧の道。専門家ほど、いろいろなことが頭をよぎり「そう簡単ではない」状況に悲嘆している人が多いように見えます。
いろいろ見えていることが災いして、先への思考を閉ざしてしまう。
別に楽観論を吐けとは言わないけど、こうも「大変困った状況になりました。用心してくださいね。我々は特に手を差し伸べることはできませんが・・・。だけど、気は確かに持って下さいね。もしかしたら、そんなに深刻に考える必要はない可能性もありますから・・・」と、先がどうなるとか、こうしたらいいとか、の見通しもない情報の垂れ流し。

 よくありがちな、心配した人を集めてセミナーし、ただ不安を増幅させる話だけして閉会を迎える。
「で、解決策のヒントもないんかい?」と同じ。

 100年に一度と呼ばれた金融危機と今回の違いは、あの時は世界同時に落ち込んだが、今回は日本固有のもの。東日本関東は甚大な被害があったけど、それ以外はちゃんと機能している。日中の電力には余裕は余りないけど、夜間には余地が残っている。通常であればなかなか決められない山積した課題も、現在の緊急非常時であれば英断し、スピーディな対処も可能になる。
停滞した日本が大きく転換できるかも知れない機会にもなり得るかも知れない。

 そこで残念なのが政治のリーダーシップ。「民主党政権に悪意はない。知っててやらないのではなく、能力がないのだ」という厳しい言葉を聞いた。思わず、うなずいてしまった。「それだったら、この通りにしろ」という提案が政治家、野党から出てこないのだろうか。「日本の政治には悪意はない。能力がないのだ」、そういうことなのか。どう考えても長く国民に強いるには無理がある「屋内待避」だとか、「計画停電」。福島原発の海水から真水注入への転換のように、米国など海外から強い指示がないかぎり、自らの判断でできず、新たな問題が発生するまでダラダラと続けるしかないのか。そろそろ先の見通しが立ってこないと、さすがに優等生で堪えてきた国民も我慢の限界にきている。

 
2011年03月25日
手相は変わる!!
 最近、ついつい人の手のひらに目がいってしまいます。会話している最中に、手のひらの線が見えるとつい食い入るように見入ってしまいます。
「あー、やっぱりこの人の手相はコンサルに向いている手相をしているんだなあ」とか、「あー、社会に貢献する仕事をする手相をしているぞ」とか、「やっぱり、お金が貯まる手相だ」とか、中には表面で見えていたものとは違う「意外だなあ」と思う手相だったりもします。

 ここまで読んでいただいた人の中には、「手相通りの人」も「手相通りでない人」のどっちも、前川さんは当たっていると信じるおめでたい人なんだなあと感じた方もいると思います。

 実は私の手相はそういう手相なんです。非常に考え方の転換が早い手相なんです。どんな局面に当たっても、それなりの解釈をして持論を展開していく傾向が強い。悪く言えば、へりくつが上手なのですね。
 「おまえは一言を多い」とよく先輩、上司から言われていました。なぜ素直に間違いを認めない。なぜ考えのない一言をつけて相手を不愉快にすると。

 しかし、その手相がはっきり出てきたのは最近になってからなんですね。不思議です。したがって、私の場合は手相が後からついてきたようです。投資と上手に付き合っていくのに、私のこの性格は幸いしてきたと思います。

「大変なことになった。こんなに損をして・・・。待てよ、こんな風に考えたらやりようがあるなあ」と普通の人よりは、咄嗟のことでも気持ちを前向きに転化する術を身につけていると思います。

「私はこんな事態になって混乱しているのですが、前川さんはどう考えています」と聞いてみてください。お役に立てるかも知れません。
うちの嫁さんもよく聞いてくるのですが、「それはお父さんだけよ。そんな風に考えられるのは」と切って捨てられることが大半ですが、自分で話したことでだいぶ気は楽にしているようです。

 相場もまだ戻りきってはいませんが、一時のどうしようもなく不安にさせられた状況ではなくなりました。市場の関心もFUKUSHIMAからリビヤにも再び向くようになり、振り出しに戻りつつあります。暗いところばかり見つめてもキリがありません。光の差し込む先を見ていきたいと思います。

 今度、手のひらをじっと見つめる前川がいても「おかしな奴」と思わず、快く見せていただけると幸いです。

 
2011年03月24日
ここまで来たら気にしても仕方がない!?
 いつ来るともわからないハイパーインフレを恐れて対策に頭を悩ましても答えは見つからないと私は考えています。「これでもう大丈夫」なんて、金融商品を案内されたら、まずうさん臭く思い、疑ってかかった方がいいでしょう。

 いつなんどき、そうなってもおかしくない覚悟をして、まず優先すべき事は資産の流動性を確保すること、いつでも換金可能な資産にしておくことだと考えています。急にハイパーインフレになることはなく、兆候があるはずです。もしなってしまったとしたら、そのときに換金できる資産であれば、そのときの状況に合わせた選択をしていくことが可能です。最悪なのは、いざというときに換金に困難なもので資産を固定してしまい、換金できないことにストレス、不安を抱えてしまう事態です。

 したがって、津波や地震がいつ起こってもおかしくないという覚悟をしながらも、いつ来るともしれないことに過敏にならず、今できる準備を行おうと私自身は考えるようにしています。

 昨日、ついに、東京でも欠くことのできない水道水の汚染まで話題になってきました。「とにかく、わかった情報は残さずすぐ開示しろ」という流れではありますが、思わず、苦笑いをしてしまいます。
ここまで来たら、東京を後にして西や海外に逃げる気もない私は腹をくくりました。「水道水、飲んでやる」。我々の幼少時代には、抗菌も滅菌も頭になかった時代。雑菌と上手に付き合ってきた世代だと言えます。ほうれん草だって、牛乳だって、おいしく頂いちゃうぞう。

 昨日放射性ヨウ素の基準値を超えて、乳児は控えてと警告された「水道水」の基準値は本日は基準値内におさまったという報告を先ほど聞きました。その都度の報道で、振り回されている農業漁業関係者など、全く自分に責任のないところで不安にさらされている方々は本当に気の毒です。ここ水道水の話に至っては、消費者自身も、ある意味、「何が重要であるか。考えても仕方ないことは今は考えない」という開き直りがあったほうがいいのではないでしょうか。

 相場もいずれは正常に戻る。考えても仕方ないことは考える余裕ができたら考える。円高・株安の場面に出くわしたら、投資を検討すればいい。それで、良いのではないでしょうか。
ずーっといろいろなことに気を回し、心配ばかりしていたら、心身がもちません。できることとできないことが世の中にはあるんですから・・・。


 
2011年03月23日
不謹慎かも知れないけど・・・!!
 100年に一度の金融危機が過ぎたかと思ったら、今度は1000年に一度の震災被害が来たといいます。100年に一度、1000年に一度のことだからと言い訳にして、責任の所在をぼかしているように聞こえたりもします。

 米国投資情報誌バロンズ紙が「今の日本は買い」と特集記事を組んだと話題になり、昨日の日本株大幅上昇要因のひとつにもなりました。ある記者の方との話で、「バロンズでの話題だから問題なかったですが、もし日本で同じ特集を組んだら、何でこの時期にとヒンシュクを買っていた可能性が高い」という話になりました。
 投資や運用の話の優先順位はかなり下で、災害非常事態策の「救助」「救済」「復旧」「復興」「振興」の、まだ救助段階で「割安になった日本株は買い」とは思っていても、不謹慎で言えないムードがあるからです。したがって、今回のバロンズの特集は人の目を引きました。

 私は大事な資産を守り、増やすことは、やはり、どんな状況であれ、他でもない自分自身が手入れをしなければいけないのだと思います。「何がいいのか」と投資を検討する気力がない人であれば、無理をして取り組む必要はありません。ただ、現在の気持ちの傷みを明確にしておいた方が良いと思います。

 株安や円高で資産が目減りして心が痛いのは誰もが一緒ですが傷みの内容が違うかも知れません。
「こんなに下がってしまって、自分には為替リスクや株式のリスクはつらいものだ」
こういう人は、やはり株式や外貨のリスクを現在取りすぎていたのかも知れません。次回、株高・円安の時には売却を検討し、リスクの量を減らした方がいいかもしれません。

「せっかく、こんなに下がって割安になったのに、投資資金が底をつき残念だ」
こういう人は、高いところでは売却して、再び安くなったときに買えるように余力を作る準備をした方がいいでしょう。

 一番好ましいのは
「こんなに株が下がって、円高になってうれしい」と思える心理状況であることです。
そして、ふたたび株高・円安になってしまったときに
「あーあ、また買いそびれてしまった」と余力を残して、この先の値上がりを楽しみにできることです。

 自分の資産の手入れは自分で考えるのが当たり前で、人任せ、相場任せでは、投資でストレスを抱える状況は変わりません。

 
2011年03月22日
頑張る人をどうしたら後押しできるか!!
 被災地や避難所生活で、自衛隊、警察・消防の方々はもちろん、医療従事者の方や学校の先生、ボランティアの方々の、誰に言われることもなく、一生懸命自分のできることを果たすという姿勢を見聞きし、その都度「果たして、その場にいて自分だったら、その立場だったらできるのか」と自問するぐらい圧倒されています。

 ハイパーレスキューの隊長さんの「隊員の士気が高く、このメンバーならミッションを果たせる」というコメントもありました。最近とみに、尊敬を失ってしまった先生業でしたが、どっこい活きていた。こういう人の頑張りを支えるのは、尊敬、敬意、そして感謝の気持ちに支えられた士気の高さや意気に感じる気持ちなのだと思います。

 ある番組で「けしからんことに放射能がこわくて医者が被災地に行けないというケースがあった」と政治家のコメントがあり、それを聞いて、私と妻は同じ反応をしました。「何、その言い方・・・。行けなくて当たり前じゃない。それをおして、行ってくれているお医者さんがすごいのよ。医者だから行って当たり前って事??何この人?」

 本日の日経には、東京消防庁の隊員が政府関係者から長時間の連続放水を強制された上「やらなければ処分する」と言われたとして、石原都知事が菅首相に抗議し、首相は陳謝したという話が載っていました。当然だと思います。頑張る人にも限界が来ます。頑張る人は心身ともに尽きるまで頑張りすぎてしまいます。頑張る人の心が折れてしまう前に、頑張る人がこれからも頑張れるために何が必要なのか、現場の声を反映した環境整備が急がれます。
先生と呼ばれるにふさわしい政治家の働きぶりが伝わってこないのが残念です。「なんで早くできないんだあ」とテレビ画面とにらめっこしているとか、「テレビの前で応援していました」とかで今を過ごしているとは思いませんが・・・。

 相場は売られ過ぎの反動で円高・株安の水準訂正が入っています。戻りの早さから、先週までで、どうしても売らなければならなかった投資家の売りニーズはだいぶはけてしまったように感じます。とりあえず、大きな下落リスク(円高・株安)が遠のいた安心感が下支えをする展開だと想定します。


 
2011年03月21日
翻訳する側と連携した情報提供が必要か!!
 情報を隠していると思われないように、迅速、丁寧、タイムリーな情報提供を政府側が意識して行うことは大切な要件です。しかし、ここのところ、情報発信の際には、もっと混乱の無いように配慮してもいいのではとブーイングもあります。
「計画停電」「福島原発の屋内待避」「福島県産原乳」「茨城産ほうれん草」・・・

 噂はインターネットを駆け回り、結果的に風評被害などを助長する弊害が出ています。それを、後手に回りながら「冷静な対応を・・・」とマスコミ等で専門家がマイルドな表現にして、注意すべき点にフォーカスして説明してくれたりします。中には、心配をあおるだけで、解決の道を全然提示できていない専門家もいますが・・・。

 「この情報がストレートに伝わったら、どんな風に国民はとらえるだろうか」と一般常識で考え、いたずらに国民を不安がらせず、正確な情報を迅速に伝えるためにはどんな伝え方が適当なのかを、発表する際には翻訳して国民に伝える側の専門家と事前に意見交換等連携は取れないものかと思います。

 いったん不安に思った人は、そこから不安を収める話をしても、なかなか信用してもらえないのが普通です。発信する側の政府と受け取る側の国民の事情がわかる専門家と連携した情報発信が必要なのだと思います。現状では「なんであんな伝え方をしたのか。ただ混乱させるだけじゃないか」と、せっかく政府側が迅速な情報伝達を意識して行ったことが国民の不満を生んでいます。

 3月11日の震災発生時から「居酒屋さんはこれからしばらく大変だな」と思いました。当事者の方々には同情します。復興需要の熱が伝わってくる時期まで個人消費が落ち込み、停滞が続く覚悟が必要だと思います。したがって当面の株式相場の上昇期待は売られすぎた反動程度だと思われますが、破綻するはずがない企業が明らかに割安になったときは、年内で満足する果実を手にできたらいいという投資スタンスで検討したいところです。日経平均株価で1万円を大きく割れた水準は割安だとやはり思います。

 
2011年03月20日
福島原発、そして相場環境に光がやっと見えた!!
 福島原発はまさに現場の人の決死の作業の結果、光が見えてきたようです。同じ日本人であることを誇りに思います。現場の長、リーダーの方が、現場の人間の労をたたえねぎらい、そして、それを支える家族の方に申し訳ないという気持ちと大いなる感謝の気持ちを伝えていました。まさに、国民一人ひとりの思いを代弁して頂いたようで、大変感動しました。
 地方は待っているだけでは被災地の住民を守れないと地方同士の連携を図り、自立した動きが目立ってきました。これは、これで頼もしい一歩ではありますが、そうせざるをえない状況に追い込んで行ってしまった中央の政治のこれまでの評価は厳しいものになってしまいました。それは与党、野党を問わずです。当てにされない危機感が、何かしら新たな動きになることを期待します。この現場の必死な様子を目の当たりにしながら、ここでも変われないようなら重篤です。

 相場も、為替の協調介入実施、福島原発の電源復旧、リビヤ政権に対する即時停戦に向けての実行など、光が差してきました。それこそ、最悪の事態から徐々に回復が見える過程は相場を勇気づけていく展開を期待するムードになりそうです。時折来る株安・円高の場面はやはり前向きに検討したいところです。

 恐れていたことがやはり起こりました。今回の株安・円高局面で、多くの人が痛手を被りました。特に、FXなど証拠金取引や株式のオプション・信用取引で、レバレッジをかけて投資(投機?)をしていた人たちです。預けていた証拠金以上の損をして、その損を払うことができない投資家側と回収できなくて不良債権を抱えてしまった証券会社が出ました。ひまわり証券はFX以外の業務から撤退を余儀なくされました。自らの生き残りをかけて、個人をデリバティブ取引に引っ張り込み、手数料競争で体力を奪われ、結局、撤退を余儀なくされる。そして撤退が相次ぐと、当然、市場の活力がしぼんでいき、参加者が減り、さらに市場は小さくなり、業者も投資家もジリ貧になっていく悪循環になります。ハイリスクハイリターンの取引にニーズがある人に向けてではなく、全ての人が入って来やすい仕組み作りに精を出した業者の姿勢が招いた、いずれは訪れた結果だと思います。

 「角を矯めて牛を殺す」。金融機関の「貯蓄から投資へ」で一生懸命やってきた、この約10年間。自立した投資家を増やしてこれたのでしょうか?それとも、減らしてきたのでしょうか?金融機関は自ら、投資のマーケットを小さくしてきたように思います。

 
28件中(1件〜10件を表示しています)   前   |