2011年04月30日
頭の整理がつきだした頃!!
 「これからどうなってしまうのだろう?」と多くの人が戸惑う中で、「そうは言っても立ち止まってばかりではいられない。考えればキリがない。何から手をつけるべきか。こんなことだったら、始められるかもしれない」と、混乱した頭に整理がつきだした人が多くなっているように思います。
 「とても動く事なんて無理」という筋肉痛や二日酔いの時も、そのままで養生しているよりも、ウーッ辛いと言いながらも動き出すと回復が早かったりします。そういう一歩踏み出そうとする人が多く出てくれば、相場で割安に売り込まれていた水準も戻り始めます。

 欧米株式に比較すると非常に緩慢で遅れた動きではありますが、それでも日経平均株価の水準は先週末には9849円まで回復し、さらに米国市場の日経平均株価先物では1万円手前まで回復してきました。また現在は1米ドル=81円前半とドル安が目立ちます。
 需要がないわけではなく、売るものが無くて売り上げを伸ばすことができない供給不足が主因の国内状況では、むしろ円高が有り難いですね。この円高がユーロや豪ドルにも波及して円から外貨へ資産シフト出来る機会があればとずっと願ってみているのですが、中々チャンスが来ません。そういう意味では、ただひとつ弱含みで冴えない展開の米ドルの水準が83〜84円に戻ってしまい、当面は大きな円高は望めないと為替市場に割安感が薄れると、再び日本株式の割安が注目されるようになるのではないでしょうか。

 円高期待で市場に注目しつつ、日本株相場の水準を横にらみ。今週はそんなふうに市場と付き合っていきたいと思います。

 
2011年04月28日
割安を物色する相場になった場合の日本の立ち位置はどうなるか!!
 結局注目されていた米国FRBのバーナンキ議長のコメントは無難な形で終わりました。「国債の買い取りは6月まででいったん終了するけど、景気の見通しを下げざるを得ない状況には変わりなく、今後の金融政策には慎重な態度で臨むよ」といった内容で、金融緩和政策は当面仕方がないでしょと市場の理解を求めるものになりました。先日のユーロの場合も、金融引き締めへの転換と過度な反応が起きないように配慮したコメントを出し、やはり無難に市場の動揺を抑えて乗り越えました。基本的には、日本を除く海外主要国はリスク資産への投資には前向きであり、これまでは買われるものは順バリでどんどん買われていき、その一方で置いてけぼりになっていた投資対象がありましたが、今後は上昇ピッチが早いため、先行した対象のスピード調整を見込んだ割安な投資対象を物色する展開に入りそうな気がします。

 そこで、それこそ置いてけぼりになっていた日本の立ち位置はどうなるのでしょうか?
お隣韓国では日本と同様に建設投資の落ち込みが深刻だそうです。おそらく、できるかできないかは別として、日本の復興需要に何らかの形でかかわれないかと画策するところもあるでしょう。
気仙沼、宮城漁港をはじめ、新しい漁業基地の発展にビジネスチャンスはないかと考える中国やロシアなどの目が熱くなっているかも知れません。
 痩せても枯れても日本のブランド。割安なら興味あるという先は当然ありそうな気がします。

 以前の中国がそうだったように、日本も「わが国、我が地域の将来性・成長性をイメージしたらおわかりでしょう。我々とパートナーを組んで復興回復に取り組みませんか」と商売上手さをあえて出し、早期の復興回復に向けて日本がイニシアティブを持って海外ニーズを誘導していく方法をとるのもありかなと思います。
 またぞろ、外資系の買い占め話が噂になってくると、頑なな守りや排除の考え方でいっぱいになって思考停止し拒否反応で終始する。いずれ必ずそういう時が来る。その時にはこういう対応の選択肢があると、今のうちに復興計画の段階から想定し準備しておいた方がよいのだと思います。

 そういう意味では、新たな不測の事態が起こらない前提で考えれば、割安な対象を物色している海外の目に、「震災後割安のまま放置されているものがあるはずだ」と日本の中での対象を吟味する動きがあって当然だと考えます。ここから大きく売り込まれていくリスクはだいぶ後退したと思います。後は割安を買い上がっていく前向きな動きがいつ現れるかですね。
 

 
2011年04月27日
政治リスクは残るものの相場は下値固めの堅調相場に!!
 まだまだ楽観を許さぬ状況は続いていますが、最悪の状態を想定して事に当たってきた結果、新たに不安になることはなくなってきた強さが相場の底を支えていると言えます。しかし前向きに投資に向かうほどの材料もまだ明確になっていないので様子見が大勢となっているのはごく自然な展開でしょう。しかし、ずっと相場動向をご覧なってきた人の多くの人は、為替相場の水準や株式の個別銘柄の株価水準の動きを見ながら「今すべきことはないのか」という感覚はお持ちだと思いますので、動き出す気配があれば早い展開で動くような気がします。

 こんなふうに相場が堅調になってくると、政治に緊張感がなくなって政局話が持ち上がってくる傾向には本当に不愉快にさせられます。

 「菅政権ではこの難局を乗り切ることが出来ない」
菅政権の後に、民主党政権はないのです。菅総理は総理の身を引く期日を決めて、その間の責任は自分が取ると宣言し、民主党議員はもちろん野党議員も、役があるとかないとか言ってないで、今後の政治生命をかけて、政治家としての出来る限りの役割を果たしてもらいたい。
 「政治家は何をしていたんだ。何をしているのか」の声に対して、
「私はちゃんと出来るうる限りの政治家としての役割を果たしている」とただ叫ぶだけでは、菅総理と同じです。そう見えていないから、そういう声が上がっているんです。

 暴言ですが、もし現在の政治状況が続いて、あえて選挙を行う機会があれば、現在の民主党が持っていた議席分、議員数を削減して選挙をして欲しい。「民主党には入れたくないから、誰にしようかな」と、また変な議員を選ばなければならないのは非常に不愉快です。
 それよりも、役に立っていなかった議員数減らした上で、その中で「今こそ、政治の役割を果たすとき。自分がその先頭に立つ」と気概のある議員同士が磨きあう選挙にして頂きたい。

 「総理大臣の候補はいくらでもいる。政治家には人材があふれている」?????

 いい加減、相場の足を引っ張る政治リスクには我慢がなりません。「株価を上げてくれ」なんて言いません。邪魔をしないでもらいたい。今回の震災でも、世界から注目されたのは、日本国民、企業の頑張りです。
 野党となった東北地方選出の自民党議員さんが地元のために、パフォーマンスではなく一生懸命活動している姿を見て、改めて思いました。「ちゃんと政治家さんにもできるんじゃない」。
国民の多くはイベントとしての選挙ではなく、政治家が政治家としてちゃんとしてもらいたいと思っているはずです。

 

 
2011年04月26日
そうならなくても万一の保険!!
 普通、政治ネタを話に出したり、文章にするのをためらい、避けるのが処世術と言われてきましたが、最近では「あまりにひどい」とあちこちで聞いたり、言われたりして、政治ネタが茶飲み話になってきました。

 同様に、恐ろしい、かなり誇大な表現で人を不安に陥れて自分の思う方向に導こうする話で、「円暴落」「国債破綻」とかを唱える内容の話を耳にして不愉快に感じた人も多かったと思います。
今でも私自身は、「円暴落」「国債破綻」に陥ることはないと信じていますが、そういう危機感に満たされてしまうムードが今後いつか発生してもおかしくないと懸念するようになってきました。
「円の価値」を守り高めようとするところが見当たらず、無責任に市場に委ねた放ったらかし状態が続いていて、いずれ市場の暴走におもちゃにされる日が来るのではと不安に思っています。

 したがって「円は危ない」とは言いませんが、「円だけで大丈夫か。万一の保険として、円以外の資産も検討に入れたほうが良い」、「円安を期待しての外貨投資ではなく、円安にならなくても円換算で価値が守られていれば外貨投資の意味があると思える」程度から始める外貨投資の価値がより高まっているように感じています。外貨投資??円貨の防衛手段としての外貨保有と言うべきか。

 
2011年04月25日
5月のことをぼんやりと考えています!!
 株式相場も為替相場も5月以降の相場に気持ちが飛んでいっています。私も最近は5月のことをぼんやりと考えることが多くなりました。「株価がこう動いたら・・」とか「為替がこう動いたら・・」とか。いずれにしても現在ある水準が今後も長続きすることはなく、どちらかの方向に振れていく相場展開になると想定しています。したがって、そのときになって慌てないようにイメージトレーニングを行っています。

 こういうぼんやりとした時期にイメージして立てた為替や株価の上限・下限の目安はけっこう冷静なので、後々の投資のモノサシになると思いますよ。逆に、こんな時期であっても、上限・下限のイメージができない投資対象は相場水準のモノサシを持ち合わせていない対象ですから、投資の対象から外した方がよいと思います。

 本日、日経新聞を読んでいて「三井住友銀行 富裕層向け投信 日興商品の注文を銀行から証券に仲介する」という記事が気になりました。三井住友銀行の行員が企業オーナーや資産家など富裕層向けに、子会社SMBC日興證券で扱っている金融商品を「勧誘」して販売するとのこと。

 この「勧誘して販売する」というのがポイントですね。これまでは、銀行で取り扱っている金融商品をちゃんと商品内容を説明して顧客に選んでもらう方法(?)だったのを、銀行の行員側から積極的にニーズのあるだろう顧客に勧誘して投資してもらうという方法を採用したということなのだと思いました。
 投資家の自己責任がはっきりするインターネット取引ではなく、勧誘責任を伴う対面営業を敢えて行う。その心意気はあっぱれだと思います。そもそも、値動きがある投資商品を品揃えの充実だけで売ってしまえという戦略に無理があると私はずっと思っていましたので、今後に注目したいと思います。ただし、これまでに、富裕層向けに勧誘して販売し、お客様に喜ばれてきた下地があるのでしょうか?「急に飛べ」と言われても、モノサシが無くては現場は戸惑ってしまいます。
 おそらくはニーズと勝算があっての試みなのだと思いますが・・・。

 ところで日興コーディアル証券が4月から三井住友フィナンシャルグループの子会社SMBC日興證券に社名変更しました。私は前の日興コーディアル証券の社名が嫌で嫌で仕方がありませんでした。だいたい、やましい気持ちがあると社名を飾ります。安全とか安心とか、これ以上具体的に挙げてしまうとヒンシュクを買うので言いませんが、そんな名前を社名に入れているところはどうも信頼が置けません。

コーディアル=誠心誠意、真心のこもった 私は真心に満ちた人間です・・・

 この社名が取れて、やっと素のままで勝負する会社としてのスタート地点に立ったような気がします。社名でやはりおもしろいのは「任天堂」。運を天に任せる。実に面白い。

 
2011年04月24日
やりきれないのは東京電力株に投資していた人たち!!
 為替水準が円高であることや日経平均株価が下落していることで、自分の資産の評価が落ちているのは、「行き過ぎた割安水準は、いずれは妥当価値に戻るし、割高になることだってあり、時間が最終的に解決してくれるもの」と開き直って様子を見ることが出来ます。

 ただ東京電力株を長らく配当利回りを期待して保有している投資家のことを思うと、気の毒でやりきれない思いがします。「東京電力はつぶれる会社ではないし、値動きを追って株式投資するのも苦手。配当利回りで満足して、そこに値上がり益が伴えばラッキーだと思う」と考えて投資していた人が多いと思います。また、「私は全く株式投資には興味がなかったけど、主人が残してくれたものだから」と次の人に引き継がれた形で手元に置かれていた人も多い代表的な銘柄でもあります。

 ところが、その東京電力株は予想だにしない株価水準まで暴落し、しかも取り柄であった配当はしばらくの間、期待できない状況がほぼ確実になっています。一番厄介なことは、東京電力という会社の今後が、東京電力自身の意向では決められず、政府の意向次第で方向がぶれてしまう状態であることだと思います。
 普通の上場企業であれば、市場の暴力により株価が乱高下する中で、企業は株主や投資家に正しく理解してもらおうと「自分たちはこの危機にこんな対応をしている」と情報発信を行い続け、その時々の発信から投資家は「そうは言っても売られすぎだろう」「少なくてもつぶれる会社ではないだろう」とかを受け止めて、再び投資を検討するスタート地点についてきます。

 東京電力という会社は普通の上場企業ではありません。だからこそ余計、東京電力の株主・投資家に対して、東京電力はもちろん政府には、少なくとも株主・投資家の不安をあおってしまうようなドタバタを招き、逆なでするようなことがないように細やかな注意・配慮が求められているはずです。

 現状では、「私、東京電力株をずっと保有してきたのですが今後どうしたらよいと思いますか?」という問い合わせがあった場合に非常に悩みながら答えています。投資には「買う」「売る」「様子見る」のたった3つの選択しかないのですが、よーく相談者と話し合った上でないと判断が難しいと正直思っている課題です。

 
2011年04月22日
為替の値動き、為替水準に注目したい!!
 FX取引を行っている人の中には、GWが近づくたびに「ポジションをどうしようか?」と悩む人が多いでしょう。例年、欧米の金利政策の行方を占う重要なイベントが重なり、その結果、為替が仕切り直しで大きく動き出す傾向にあるからです。安心してGWを過ごすために、取引量を絞りたいと思案します。そのため利益確定する投資家が出やすく、今年のパターンはこれまでのところ円高気味に推移しています。

 現在は米ドルの全面安。米国の量的金融緩和政策の解除→長期金利の上昇→内外金利差の拡大→ドル高堅調相場と見ていたところが、「どうも、QE2は解除するけれども、すぐさま金融政策を引き締めに転換することはなさそう」というムードの転換から、期待された反動も出ています。

 私は再び、外貨投資のチャンスが来たとご案内します。「もっと円高に振れる場面はないのか」と為替の値動きに注目して頂きたいと思います。ドルにもユーロにも売られる材料を抱えてはいますが、だからといって、円が特に買われる材料もないわけですから、もし円が過大に評価されて円高に振れるのであれば外貨資産に振り替えるチャンスです。

 現在米ドル81円80銭、ユーロ119円、豪ドル87円80銭。もうあと1〜2円円高水準になってもらいたいところですね。

 
2011年04月21日
金(ゴールド)フアンにとっては不安なステージに入った!!
 金価格がついに1500ドルを更新し、それでも、現在を高値とする見方はほとんどありません。
私も金価格自体は、まだまだ上昇していく可能性が高いと思います。元々、金を保有する意味はペーパーマネーの信用失墜懸念から、大事な資産を守るための保険としての意味が大きかったものと私は理解しています。そう思う金フアンの方にとっては、何よりも安心・安全が最も大事な部分であり、金価格が上昇しなくても下落しさえしなければいいと多くの人は思っていたはずです。

 金価格は当初、米ドルの信用が落ちると上昇するという値動きで、ユーロ為替と同じ動きをしていました。ところが、ユーロ危機が深刻化していくにつれて、米ドル、ユーロの動きとはお構いなしに、確実な上昇の足取りとなり、しかもピッチが早くなりつつあります。
 これは安心・安全を大事にした従来の金フアンの他に、「金価格は間違いなく上昇する」と値上がり益を第一に考えた人たちの動きが勝ってきたからです。

 したがって、今後はさらに値上がり益が期待できるハッピーな展開に入っていくのかも知れませんが、その代わり、良いことばかりではなく、高くなったところでは売っておかないと大きく値下がりして後悔する事態も覚悟して保有しなければらない投資対象の仲間に金が加わってしまい、「持っていれば安心」ではなくなったとも言えます。

 そういう意味で、本日は「金フアンにとっては不安なステージに入った」というタイトルをつけました。今後は金(ゴールド)にも換金性が重要になってきますので、金を持つなら現物で持つよりも、換金性を重視して金ETFの形にしておいた方がよいと思います。

 
2011年04月20日
ディズニーランド、23日から通常時間営業に!!
 15日から営業を再開したディズニーランドは午後6時の閉園時間を23日から午後10時の通常時間に戻して、ディズニーシーは月内に開園し、GWには通常時間での営業が見込めることになりました。

 震災後の自粛が過ぎて、被災を受けていないところまで元気を失いかけましたが、ここにきて、自らが元気になることで被災地を引っ張りサポートしようとする流れが定着してきました。
商売人にとっての一番の恥は売れ残りではなく、買いに来たお客さんを物なしで帰すこと。
まさに、現在の状況です。急ピッチで、復興ニーズに応えるための知恵を、あらゆる業態業種で絞っている最中です。
「今のニーズにどう応えていくか。今後、この先には起こりうるニーズに対して準備はできているか。何が足りないのか」をみんな一生懸命考えています。

 東京では計画停電の影響をもろに受けて消費がかなり停滞しましたが、西日本では「この機会に何かすべきことはないか」と前向きに投資と向かい合うことが出来ている人が多いように聞いています。やはり5月以降のムードは否応なく高まっていく印象を持たざるを得ません。

 本格再開するディズニーランド、ディズニーシーの盛り上がりは、きっと日本人の希望を高めることになると思います。成功を期待します。

 
2011年04月19日
やっと日本にチェンジの機会が来るかも・・・!!
 現在の不透明な投資環境の中で、1日1日の値動きの上下を当てることにあまり意味がないように思います。新しい参加者が減って来る中で、これまで参加した人で様子を見る人が増えているわけですから、大きく売られたところがあればリバウンドの上昇があり、そこでは、またまたヤレヤレの売りが出て、目先は上値が重く、上下の値幅が狭いボックス相場が続くと考えた方がよさそうです。
 したがって自分が狙っている目標を定めておいて、そこに到達しそうもない相場状況であるなら、相場から目を離して、今すべきことを他に探しましょう。いずれまたくるエキサイティングな相場環境でも冷静に立ち回ることができるようにクールダウンする時期だと思います。

 昨日は米国国債の格付け見通しが「安定的」から「弱含み」へと変更され、米国株式市場は急落しました。ユーロ危機なんて言ってられない、米国だって・・・・。当然、日本は?という巡り巡った話になってきます。たとえば日本。明らかに選択肢がなくなってきました。同じように財政危機は1980年代からずっと抱えてきました。振り返ると1990年当時と今、2000年当時と今を比較すればわかるように、失われた20年、どんどんどんどん、日本の体力は弱まってきました。打てる手がほとんどなくなってきました。昔打ったような大盤振る舞いの政策など金輪際打てる国にはなれないでしょう。

 「今年電力使用のピークを迎える夏をどう過ごすか」なんてことは、ホントの目先の話であって、それは4カ月先には結論は出ていて、おそらく「なんとかなった」ということになるでしょう。
「原子力なしで日本のエネルギー計画の青写真は描けない」という声がまだありますが、そうではなく、原子力を抜きに考えた場合にどんな選択肢があるのかを英知を集めて真剣に考えなければならないのだと思います。電力量の3分の1以上を頼る現在の原子力を当てにせず、今後の新設も考えないとなれば、小手先のやる繰り、工夫でどうにか帳尻をつけられる話ではありませんから、根本的なところからの発想の転換が必要なのだと思います。「そんなこと出来っこないじゃん」という観念を捨て、自然エネルギー、スマートグリット、エネルギー利用の効率化の更なる研ぎすましなど、やれること、可能性あることを「原発なし」を前提にして国家的な事業で行う。もちろん、日本だけでの復興なんて狭い了見で考えず、日本の再興を思う提案であれば外資系企業の参入も歓迎、奨励する。

 そんな宣言を日本を挙げて世界に発信したら、いろいろな英知と元気・熱が日本に飛び込んでくるのではないでしょうか。そんなことを、この2,3日考えていたら、個人的には「どんな世界が見えてくるのか」と一人ウキウキしてきました。
「ほーう」とか「へえー」とか、そんな考え方・発想もあるのかと興味深いものがたくさん出てくるでしょう。
 必ず利用すれば増えていく危険で扱いに困る原発廃棄物の最終処理に明確な対策もなく、すでに自身ではコントロールできない状況に気づきながら、そのまま放ったらかしにして、責任をぼかして、ほおかぶりしている状態は許されません。「原発ゼロ」をスタートに、それでも原発が必要だという識者の方には、他と同様に「なぜ原発が有効であり必要なのか」をコンペで主張してもらったほうが新たな良い原発利用のアイディアがでてくるのかもしれません。

 当座を過ごすための節電で終わらせるには、日本にとって本当にもったいない時期にあると思います。

 
22件中(1件〜10件を表示しています)   前   |