2011年08月31日
そういう選択もあったのか、輿石幹事長!?
 何でも反対。「俺だったらこうする」とは言わず、「俺だったらしない」と決まったことをかき乱すだけの繰り返し。「おまえがその立場だったら、本当にやりきれるのか?」と首をかしげる軽薄発言の連発。大連立の前に、「まず党の中をまとめてから案を持ってこい」と言われて、「仰る通り・・・」うなずく民主党執行部。

 そんな状況を引きずって、誰が代表、総理大臣になっても変わるはずがないという下馬評でした。この次は民主党自体の存在がなくなる「ラースト民主党政権」でした。普通、当たり前の党首交代では失敗が見えている交代でした。

 民主党のネックは党内がまとまらないこと。参院での存在感のなさ。身内が足を引っ張る戦いが有利に運ぶわけがありません。政治に門外漢の私ですが、野田新総理は一か八かの勝負、場合によっては民主党が消える覚悟のカードを切ったように思いました。
 「だったらおまえまとめてみろよ政権」。執行部のやり方、政府のやり方に、いちいち不満なら、おまえが知恵を絞って、提案し、党内、野党を説得してみろよ。もし対応に、今までのような小沢色がどうのと言われるような、見え透いた小細工をしようものなら、今度こそ、速攻、民主党は世間から抹殺、つぶされるぞ。民主党をつぶしたのは小沢グループだと歴史に残ってしまうぞ・・・・

 そう突きつけた人事のような気がしました。バランスを欠く話が民主党で持ち上がった途端に、世間から「あー、やっぱり」と烙印を押されるでしょう。
それほど、バカじゃない。さすがの小沢グループも党内融和を意識せざるを得ないと野田新総理が仕掛けたのではと勘ぐってしまいました。危険な賭けです。党内融和が必要なのは、訴えている小沢グループではなく、小沢代表に隠れた小沢グループのひとりひとりなのではないでしょうか。
 そういう意味では、輿石幹事長は気の毒なぐらいの重責ですね。危機感を持って、党の結論を導き、実行を促してもらいたいと期待します。政治家がよく口にする「死ぬ覚悟」を見せてください。

 相場は連日、外人売りが続いています。参加者も増えません。ジリ貧です。こういう場面では、個人の努力や企業の努力でどうなるものでもないと私は思います。したがって、注目するのは政治の意志です。転換期が近いことを信じて、潮目が変わらないかと観察する毎日です。

 株がダメだから、投資信託、投資信託もダメだからFX、FXもダメだから外国債券と、目先良さそうなものに飛びつき、品揃えを増やすだけ。「なんでもありますよ」と並べるだけで、「何が良いのか。どこがいいのか。どんなふうに利用したらいいのか」を案内できる専門の係員が売り場に見当たらない。それで投資家の裾野が広がるわけがありません。誰がそんなところを頼りますか?
最悪なのは、「すいません。あのサービスは儲からないのでやめました」とサービスの食い散らかしを行い、投資家をひとり置き去りにしてしまうことです。

 どんな人の投資目的を叶えるために、品揃えを増やしたのか。売る商品ありきではなく、ニーズのある投資家の顔をイメージした商品戦略があるのかが非常に疑問です。

 
2011年08月29日
新総理は野田氏に決定!!
 決選投票の結果、野田氏が海江田氏を破り、民主党代表、そして新総理へという運びになりました。これにより、何が変わり、もしくは変わらないかも知れませんが、時代のひとつの区切りを迎えたことは確かです。今回ほど「お手並み拝見」と冷静に見られて、新しい内閣に対して期待感が低いことはなかったと思いますが、今回も期待を裏切れば、政権どころか、民主党自体がなくなる事態にある危機感を持って、山積した実務の課題を淡々と仕上げていってもらいたいと願います。

 今回の代表選でも、それぞれの候補者が「これまでの非難を受け止めて、私だったらみなさんの期待にこう応えていく」と訴えていました。なぜそれが、今までできなかったのか。それが、あなただったらなぜできると言えるのか。その答えを、一議員の立場に戻ってからも、堂々と主張し、党内をまとめることに尽力してもらいたい。

 「いますぐの復興」「いますぐの円高対応」を訴え、そして求められている中で、実績を成果にして挙げなければなりません。小さく産んで大きく育てる。是非、「意外とやるじゃん」という覇気をみせてください。落ちるとこまで落ちました。数にまかせた小鳩票次第で新総理が決まるような事態にならなかったのは民主党にとっても不幸中の幸いです。失うものはありません。まさに底力に期待したいと思います。少なくともこれで、世界と対話できる状態には戻ります。これは相場にとって好材料になるでしょう。

 
2011年08月27日
電力危機は節電で乗り切った!!
 注目されていたFRBのバーナンキ議長の講演は、「9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加緩和を決める可能性あり」という思惑を残し、ニューヨークダウ指数は当初一時220ドル急落した後、引けには134ドル高の11284ドルとなりました。一応、期待されすぎたバーナンキ議長の発言がその後の市場のムードを悪い方向に向かわせる懸念には至らず、まずまずの反応だったと思います。

 日本だけではなく、あの米国も、欧州も、弱い政治が懸念され、議会の正常化が求められています。これ以上の政治の不始末による景気の悪化懸念の増長は許されず、経済成長への期待に応える政策発動がよりいっそう求められ、政治も配慮せざるを得ない状況です。しかも、単独ではインパクトが足りないので、どうしても世界同時の協調体制が前提になります。

 電力危機が節電等の努力により混乱もなく乗り切ることができました。そろそろ、駄々っ子になりきってしまった相場も、時間の経過とともに、落ち着きを取り戻す時期に入ると期待したいものです。
冷静に眺めてみれば、高金利資源国通貨の為替水準も、PER1倍を大きく割り込む株価の水準も、「あー、割安」とため息をつく水準にあります。逆に「やはり割高だったか」と先行して上昇していたものが大きく下落する場面を見て、「冷静にならねば・・・」という気持ちを思い起こしてくれました。もうまもなく8月も終わり。そろそろ、悲観的な見方から中立的な見方に変えていって良いのだと思います。8月は7月の政治の不始末でずっと投資家にとって不遇な月になってしまいましたが、9月には頑張って耐えてきた投資家が報われる月になるように願っています。

 
2011年08月25日
売らせすぎたものは買い戻され、買われすぎたものは売られた!!
 いよいよバーナンキ議長の講演を26日に控えて、これまで売られすぎたものは買い戻しが入り上昇し、買われすぎたものは利益確定が入り下落しました。しかし、この動きも、バーナンキ議長の講演後のムードにより、どっちに振れてもおかしくないので、予断を許さない。
 個人的には、米10年国債利回りが2.3%程度まで戻すなど、「さすがに米10年国債利回りの2%割れは行き過ぎだろう」というムードが出てきたのは、少し正常に向かう兆候として好ましく思っています。

 あまり明日のバーナンキ議長の講演内容にサプライズを求めるのは妥当ではないと思いますが、少なくとも日本政府・日銀が円高けん制の具体的な行動を起こすのであれば、議長講演後を意識して行う可能性が高くなってきたと思います。
 懸念された一段の円高進行が発生せず、ドルの80円台までの戻りが試される場面を私は想定していますが、どうなるでしょうか?

 金に投資している人に私は提案しています。長らく、金は米ドルの暴落懸念を上昇エネルギーにしてきました。今、金価格は上値の目安を立てるのが困難になるほど上昇期待が高まっています。片一方で、依然、米ドルには先安感が漂っています。そこで、金に投資している人ほど、金価格の下落をヘッジする目的で、併せて米ドルを保有する分散投資が有効なのだと思います。

 ただ「金価格はどこまで上昇するのか」と毎日ドキドキしている方で、金価格の下落を心配しているなら、是非検討をお勧めします。

 
2011年08月22日
「何を言うか」ではなく、「何をしたか」が大事!!
 オバマ大統領が誕生したときに、オバマ氏の演説が巧みであることを誉めそやす人が大半の中で、ある有権者は「『何を言うか』が重要なのではなく、『何をするか』の実行が大事だ」とインタビューに答えていたのが非常に印象に残っています。

 「現在の円高は円高と言うよりも、ドル安、ユーロ安である」と一般論を吐かれて、「現在は円高懸念を主張するのは難しい」と、覚悟もなく、気持ちもない円高けん制発言を繰り返し、日銀が金融緩和策に踏み切ってもらうタイミングをじっと待つだけでは情けない。
 何もしないなんてあり得ない、こんな局面まで追い込まれてしまった財務省。「単独為替介入しか思いつかないのか。民間企業だって、円高対策で必死に知恵を絞っているのに、手の内を見透かされる戦略のなさはあきれるばかり」。
「円高の是正のため」とは言わない。せめてこれまでに為替の安定のために何を工夫してきたのか、国民に説明すべきなのだと思う。

 マーケットは政府・日銀一体となって、円高に対する具体的なけん制が行われると思っています。やらない事態はあり得ないと思っています。したがって、そんな最中に行うイベントがそれほどインパクトはないものだとあまり期待もしてません。しかし、やらないわけにはいかないだろうと思っています。大事なのは、けん制行為のその後です。せっかくやるなら、前向きな意味のあるものにしたいものです。

 中長期の信念として、「日本は皆さんから頂いた、せっかくの、この円高の機会を各方面で日本のために活かしていきます。せっかくの機会ですから、円を多く刷って利用する機会を増やしていきます」とペコリと頭を下げて宣言したら良いのだと思います。日本は東日本大震災の復興でお金が必要なのですから、「ありがとう」と世界が分かるように明るくお礼を言えばいいのだと思います。

 「ありがとう」、「ありがとう」と声高に世界にお礼を言って、日本に注目、関心を集めましょう。非常に良い機会です。「どうしたら、この円高を有効に活かせるのか」なんて今更聞くことはないと思いますが、意見を募れば、いくらでも出てきますよ。

 民主党代表選では「何を言うか」の前に、「何をしたか」「なぜできなかったのか」「なのに、今後はなぜできると見得が切れるのか」を訴えて欲しい。自らが代表に立つことも出来ず、数だけを頼りにする小鳩グループのあり方も情けないけど、それにぬけぬけとすり寄る候補者も情けない。誰でもなれると軽く考えるから候補者が多いのか。「とりあえず今回は顔出しだけ」ぐらいの危機感・緊張感のない候補者に総理大臣になってもらうほど、この国には余裕はない。

 
2011年08月21日
今週末まで何も手を打てないなら波乱も!!
 今週末の26日に予定されているバーナンキFRB議長の講演内容が注目されています。QE3など、かなり突っ込んだ金融緩和策の内容を期待する見方も、そこまでは無理、現段階では無理と冷めた見方もあり、一般的には、相場の転機になるほどのインパクトにはならないだろうという見方が強いです。

 個人的には、今回の景気の気、相場の気を奪ったのは、政治の駆け引きにうつつをぬかし、市場の不安・怒りに鈍感な対処をした結果の人災だと思います。だらだらと週末まで時間を浪費し市場を放ったらかしにせず、世界が同時に市場へ明確なメッセージを出しコミュニケーションをとり続けなければ、今回も大きな波乱を覚悟しなければならないと思います。

 「やってもたかが知れている」と何もやらずにあきらめるのではなく、明確なメッセージを出し、方向性を示すことは、市場とのあうんの呼吸を取り戻すためにも必要なことです。
さすがに、今回は注目されているのが米国、FRBのバーナンキ議長という市場との対話に長けた人なので、相場の駄々っ子をあやし、泣きやむきっかけを作ってくれることを期待したいと思います。相場が泣き疲れて泣きやむのを待つほど、泣いている子も、それを聞く周りの人にも体力はもはや残っていません。自暴自棄でさらに混乱する事態だけは避けたいと願うのみです。

 
2011年08月19日
現金化、決済売りで値を下げる気の毒な売り相場!!
 2月、3月のジリジリと円安・株高が進行していた相場で、レバレッジを高めて一気に稼ごうとチャレンジした人が、やむなく必要な資金を決済するために売らざるを得ない「気の毒な相場の様子」になっていて、この場面でハッピーな人は見当たりません。

 日本株は上がっていなくても、海外市場が下げて戻ってくれば同様に売られてしまいます。
ここまで相場の停滞が長引くと、値がしっかりしていたものが現金化のために売られる場面が多くなってきます。「売りたくて売っているわけではない。仕方ないんだよ」と、相場観で売っているわけではないと自分を慰めている人も多いのだと思います。

 ここまでくると、理屈で相場は動きません。ムードが動かされるイベント、政策の発動がきっかけになるのだと思います。つまり来週の状況は今週の状況の延長上であるかどうかはわからず、突然のイベントの発生をきっかけに、全く違う状況に転換することもあり得ます。もちろん、上なのか、下なのか。どちらもあり得ますが・・・。

 変化日は近いと思いますので、もしその時に機敏な対応を取りたいと考える人なら、資産の内容を再度チェックして、投資に当てられる資金に余裕はないのか、なければ、現在ある中で、現金化して準備できるものはないのかを、実際行うかどうかは別にして、考えておいても良いと思います。

 
2011年08月17日
最近はもっぱら為替を見ています!!
 我が家の一大イベントであった田舎の法事も無事終わり、ホッと一息をついております。
駄々っ子になってしまった相場が落ち着きを取り戻すには、理屈ではなく、時間により解決をはかるしかないと割り切り、最近は株式相場ではなく、もっぱら為替相場に関心の割合を移していました。

 毎日のように、メディアで話題になる金(ゴールド)の話を聞きながら、退屈な相場になってしまったことを改めて感じます。
 2006年、2007年のリートブームの時に、「相場の売りどきは後にならないとわからないものです。しかし、いつも割高で短期決戦に入った兆候として見える姿は一緒です。あちこちから、こちらから頼みもしないのに、『売ってくれませんか?高値で買いますよ』という騒動が起こることです。買った人たちは、次ぎに買ってくれる人が見えていて、いわゆる、さや取りをして稼ぎます。中長期で投資を考える人たちではありません。しばらくは『買っては儲かり。買っては儲かり』のラッキーが続きますが、いずれは歴史的なババをつかまされることになります。
 もし高くなれば売ってもいいと考える人には、あまり欲張らず、『売ってください』と声がかかったら売ってあげるぐらいの余裕を持った方が結果を振り返るとよかったりするんですよねえ」と助言していたのを、現在の金の騒動を聞くと思い出します。

 今更ながらの、欧州経済停滞の話。新興国の成長鈍化の話。あんだけQE2の時に、米国のドル安誘導だと非難を浴びせた人たちも、自分の国の景気が停滞気味で、しかも財政手段を打つことができなく、打開策がないと、米国経済にカンフルを打ってでも米国消費を高めて自国の商品を買ってもらいたいと米国に期待します。米国も、「国内外から強い支持を受けて」という大義名分がなければQE3なんてできません。
 日本は数少ない、世界がカンフル剤を打ってでも経済を復興すべしと支持されている国です。本来、日本という国がこの機会を活かしてうまく立ち回れる国で、大々的に世界に復興をアピールできる戦略が示せる国であれば、金融危機後の世界景気の回復に大きく寄与した中国みたいな大きな役割を果たすことが可能なチャンスだと思うのですが、情けないくらいの無力で小粒な存在のままです。

 相場の転機はいずれくるわけですが、その上昇の勢いは、日柄を調整した後、米国のカンフルと願わくば日本の本当の復興需要期待がどの程度の期待感を持って現実に起こるかによるのではないでしょうか。
 そういう意味では、日本の政治の停滞は国内だけではなく、世界の足をも引っ張っている状態だと思います。「なんとかしてほしい」とまで望まないから、この大事な時期に足を引っ張らないで欲しい。

 
2011年08月12日
売り抜ける自信のない人には金投資は勧めません!!
 金(ゴールド)のことが話題にならない日がないほど、金価格の動向に関心が集まっています。10日にはついに1800ドルを抜けました。
 パートナーである貴金属アナリスト亀井幸一郎さんが来週、生活設計塾クルー主催のセミナーで「創作シナリオで踊らされないための金市場の話」というタイトルで昼の部、夜の部の2回に分けて話をする予定なのですが、早々、両方とも満員御礼となりました。満員御礼は2007年以来だと記憶しています。のんびり構えていたクルーセミナーの常連さんの中には、あぶれてしまった人が結構多いのだと思います。

 金価格の200ドル、300ドル台でとろとろした動きをしていた時代を知っているオールド金フアンの人にとっては、全く別物の動きに戸惑いさえもあるのではないでしょうか。

 金価格も史上最高値だった900ドル手前までは、もっともらしい価格の根拠が見つかりましたが、最近では「価格は相場が決めるもの」という、あなた任せの投資・投機対象になってしまいました。
個人的には、金価格は確かにいくらであるべきという妥当価格を見失った、価格の動向に投資家の気持ちが振らされる対象にすでになってしまったと思います。したがって、これまでの米ドルやユーロなどのペーパーマネーの代替物、保険という役割を求めて、金投資を考える人には勧めません。完全にキャピタルゲイン目的で投資する人で、今後の上昇過程では確実に売り抜ける自信がある中上級者向けの対象だと思います。おそらく、現在の水準で投資した場合、ここからまだまだ上昇する余地はあると思いますが、長期投資でジッと保有した人の大半はブルーな気分で金価格の高値を恨めしく思う人になるのだと思います。

 特に将来、規制が多く、そもそも機敏な売却が不得手で不慣れな公的機関などが、ここから金投資に参入して「大丈夫かなあ?」と他人事ながらヒヤヒヤしています。
金価格の高値に向かってババ抜きが始まりました。同じような感覚になったのは、不動産投信(リート)以来です。リートの場合は、そう感じてから暴落したのは1年半ほど後でしたから、金価格はどこまで行っちゃうんでしょうか?神のみぞ知る・・・アーメン・・・

 
2011年08月10日
米ゼロ金利「13年半ばまで」の報を聞いて思うこと!!
 注目されていた米連邦準備理事会(FRB)のFOMC後の声明は「少なくとも2013年半ばまで異例の超低金利政策を継続する可能性が高い」という表明でした。
これを受けて「米国の低金利誘導政策の継続により円高の方向性は固まった」という見方も多いようですが、私は逆に2013年半ばに向けてドル高の可能性が高まったと思いました。

 為替の動向を読むのにいろいろなモノサシがありますが、私は内外金利差の傾向を重要視してきました。つまり内外金利差が広がる(国内の金利よりも海外の金利の上昇のほうが早い)時は通貨安が進み、縮まる(国内の金利のほうが海外の金利よりも上昇のスピードが早い)時は通貨高が進む。

 金融危機以降、円の独歩高の基調が続いていたのは、世界全体が景気失速に入る中で、世界は同時に金利低下に入ったが、すでに日本の金利はゼロ金利で下げ余地がない中で、その他先進主要国の金利は低下基調に入り、国内金利と海外金利との差(内外金利差)は急速に縮小して、結果、円の独歩高が進んだと私の中では整理していました。

 米国の金利は声明により政策金利は少なくとも2013年半ばまでゼロ金利が続きます。加えて、米10年国債利回りは3%の水準でも低いと思っていたのに、さらに低下し、2%にもう少しのところまで急低下しました。もう十分な低金利にあり、下げ余地はかなり少なくなってきました。

 現在、独歩高になっているスイスフラン、円に加えて、超低金利で金利の下げ余地がなくなった米国が加わって通貨高トリオとなり、米ドルが他通貨に比べて、強い通貨に転じるのではないかと考えた次第です。

 「日本の金利はすでにゼロ金利であり、他国に比べて金利下げ余地がない円が内外金利差縮小を受けて円が強くなるのは当然だ」

 この考え方が正しいのであれば、今後の米ドルにも当てはまるのでは・・・。どうなりますかねえ。

 もうひとつ気になるニュースがありました。和牛オーナー制度で知られる「安愚楽牧場」が民事再生法を申請したとのことでした。和牛オーナーは全国で約7万人、牛の買い戻しを含めると必要な費用は約4000億円以上になるらしい。社会的な影響も大きいと予想され、今後の成り行きを注目しています。

 
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