2011年10月31日
覚悟がないなら、みっともない介入の評価になる!!
 本日は1日セミナーに従事していて、政府の為替介入の事実を知ったのは先ほどでした。
75円32銭の史上最高値を更新した後の為替介入で79円55銭まで円安に振れ、現在時間では再び78円がらみまで押し戻されてきました。

 どういうつもりで、どういう覚悟で為替介入を行ったのかはよくわかりませんが、こんな気の抜けた時期に為替介入を行ったわけですから、明日以降も、徹底した介入で強い意志を示さないと、非常にみっともない介入だったと評価を受けることになるのではないかと懸念します。

 もし本日行うのであれば、もっと前に断固たる介入をするべきであり、遅い決断だと思います。
 何故今?その答えが米国の金融緩和の宣言が行われた後では為替介入を行うインパクトはなくなり、何も出来なかった無能な政府と非難されてしまう。そうならないうちに、何かしておかなければ・・・・
そういうお印を残すための介入だと市場から切って捨てられたら、今後の為替政策に大打撃となるでしょう。したがって、踏み切った以上は「こいつ、本気かよ」と市場があきれるほどの断固とした覚悟を持って介入に当たるしかないのではないでしょうか?

 なーんちゃって介入を行う、やった振りだけのアピールで自己満足する政府・・・、そうでないことを望みますし、明日以降の断固たる対応を本気でやってもらいたい。踏み切った以上は。

 
2011年10月28日
日本企業は円高抵抗力がついた??
 連日、ドルに対して円が史上最高値を更新する中で、日経平均株価は9000円台に戻し、しかも、輸出企業の株価上昇が目立つ状況に、「日本企業に円高抵抗力がついたから」という市況コメントがあり、「えっ??」と苦笑いをしてしまいました。
 来週の展開が読めないため、とりあえず買い戻しを先行させた結果でしかないと思います。

 来週の相場のムードがどちらに向くか。「そんな当て物に賭けるのは怖い」という投資家の行動が結果日経平均株価の9000円台への回復をサポートしました。
目立つのは、ユーロや資源国通貨に対してドル安が進むスピードの速さ。水準としては円の史上最高値に関心が高いですが、個人的にはドル安になるペースの速さの方が気になります。ドル安は当面のいいところまできたように思います。

 ここで円安が進むと、豪ドルやユーロの水準が大きく変わる期待もありますが、円安が進んだけどドル高も進み、結果、円換算の為替水準はあまり変わらなかったということもありますよね。為替相場は難しい展開にあるように思います。

 
2011年10月27日
何もしていないわけではない!!
 こうも毎日、重要なイベントが続けば、様子見で手が止まってしまい、小動きになってしまうのは仕方のないことだと思います。財務省が「やるぞ、やるぞ」と息巻いても、具体的な対応を打てずにいるのも、打つ手が少ない中での心理戦のただ中にあり、これまた仕方ないかも知れません。いずれにしても、今来週は、どちらに大きく転んでもおかしくない非常事態。

 しかしながら、時間の経過で霧は晴れてきます。想定の範囲内での非常事態ですめば、リフレ政策を好感して大きく戻る期待が高まるでしょうし、「いまだ先が見えず」となれば、いったん踏みこらえたところから下に外れることもあり得ます。私自身は、世界的に「金融・経済を引き締めていく」という流れは大幅に後退したのは事実であり、落ち着きを取り戻す過程に入っていくと期待しています。

 「私は、この間、何もしていないのですが・・・」と、このままでいいのかと焦っている人の質問を受けたりします。ほとんどの人は現在、動いていないだけで、これまで投資をしてきた方です。
投資には3つの選択しかなく、買うか、売るか、様子を見るか、です。
「今、持っているものについて、この先どのようにお考えですか?」
「あまり現在期待はしていないけれど、水準は安いと思っていて、売る気にはならない。塩漬けです」
「ということは、何もしていないわけではなくて、様子を見ると判断したわけですね。どこまで様子を見るつもりですか?」
「これはこんなに下がってしまい、悔しいので売るつもりはありません。持ち続けてやれと思っています。だけどこれは2割ぐらい上がったら、損はしていますが、売却しようと思っています」
「売却した資金はどうするつもりですか?」
「その時に、何かの足しにならないかなあと考えているのですが・・・・」
「その資金は大事にした方がいいですよ。この相場はそう簡単に大きく上抜けていく展開にはならないと思いますので、再び下落する場面があったときの準備資金にされたらどうですか?」
「そうですね。今回も安いところで追加投資できる資金がなくて辛い思いをしました。なんだか、不思議ですねえ。まだ2割上がって売れたわけでもないのに、結構気分が良くなってきました」
「そうですか。それは今後の方針を立てられる余裕を取り戻せたからじゃないですか」

 同じ相場を眺めていても、心の持ち方で、気分が重くなったり、軽くなったりしますね。

 
2011年10月25日
再び無関心な存在になった日本株式相場!!
 売られすぎた巻き戻しで薄商いではあるものの、日本株式を除く相場は水準をかなり戻してきました。
NYダウ指数は12000ドル手前、原油価格は90ドル乗せ、ユーロは対ドルで1.39台まで戻してきました。

 日本株式相場の水準が戻らないのは、買いの参加者が少ないことにつきます。ただ「為替水準が円高である」ことが株価の頭を押さえている理由には思えません。魅力がないんですね。買おうという意欲が他の投資対象に比べて、相対的に低いということなのだと思います。復興期待という、他国にないプラス材料があるにもかかわらず、この関心度の低さに、改めて投資対象として魅力がないことを見せつけられた思いです。「円高」「復興」をプラスに転化する危機感と活力が表に出てこない日本に対して、外人投資家の「残念」と哀れむため息さえ聞こえてきそうです。

 そうは言っても、リスク資産に資金が幾分戻ってきているのは事実なので、流動性が高く、売られすぎたリスク資産を主体に物色する動きが短期的には続くと思います。日経平均株価で言えば、9000円の大台を固めていく動きがきたいできるでしょうし、資産構成の見直しを考えていた人にとっては、資産を入れ替えていく良い機会になると期待できそうです。

 
2011年10月23日
駄々っ子だった市場が少し大人びた子供になっていくか!?
 注目されていたEU首脳会議が26日と延期され、市場は完全に開店休業状態に入っています。これまで、何度も、決められない会議の連続に怒りを連発した市場、駄々っ子になりきってしまった市場も、「おそらく、この程度で収まるだろう。現状では、それ以上の答えを求めても難しい」と、少し大人びた子供になっていきそうな気がします。
 非常事態は依然続いていますし、今後もしばらくは続くのでしょうが、11月の初旬に控えたFRBやG20という重要なイベントに向けて、危機感を持ったムードが維持され、市場が評価する当たり前の対策が示されれば、不穏なムードも徐々に晴れてくるのではないかと期待しています。

 日本株式市場は枯れきってしまい、先週末の東証一部売買代金は7751億円と通常時より4割程度も減っています。ここまで参加者が減ってしまうと、価値の水準を見失っている状況だと言えます。投資に取り組む人は人の意見に左右されず、自分の感覚を信じて納得いく対応を目指してください。

 
2011年10月20日
リスクをわかったうえでの投資まで否定しません!!
 私はどうしても投資の話になると気持ちが高ぶり、熱くなってしまうため、「私はこう思います」的な強い口調になりがちです。それを好ましく思って聞いてくれる人もいますが、中には押しつけられているように感じる人もいるようです。

 昨日のセミナーでも、「私は中国元預金のほうが変動金利型10年個人向け国債よりもいいと思うのですが・・・」という話がありました。私は「変動金利型10年個人向け国債は知っておいて損のない金融商品ですよ」とは言っていますが、「変動金利型10年個人向け国債にしなさい」とは言っていません。
金融商品選びに迷ったときに、「変動金利型10年個人向け国債」と比較検討した上で、リスクとリターンのバランスが取れていて、リスクを覚悟の上で取り組むと決めたものまで、とやかく言うつもりは毛頭ありません。

 ただ、「今、あなたが選ぼうとしている金融商品のリスクはリターンに見合うものか」、そして「その金融商品に期待するリターンは、あなたが望んでいた水準なのか」を確認することが、金融商品選びで大事なことだと伝えたかったのです。多くの人が、「なんでこんな金融商品を選んでしまったのか」と後悔する姿を見てきました。

 たとえば中国元預金に取り組むなら、「なぜ中国元預金を持つべきなのか」という話はたくさん聞くことはできますが、さらに「中国元預金をするなら、こんなことに注意して取り組みましょうね」という注意点についても求めて聞くようにしたいですね。

 
2011年10月19日
何で今回の個人向け社債についてはコメントしないのか??
 前回の金融危機以降の個人向け社債については、早くから話題に取り上げ、積極的な案内をしていたのに、最近の個人向け社債にはノーコメントが続いているので、表題みたいな質問を受けることが続きました。答えは、正直、金利水準に関心がないからです。

 某銀行の劣後債の募集がありました。5年間は原則売却ができず、この間の利率は1%ちょっと。その後5年間は銀行の事情で途中償還できる特約がついているもの。つまり、最低5年は換金出来ず、最長で10年まで拘束される仕組みです。
これと変動金利型10年個人向け国債を比べてみて、どちらを選ぶかを検討してもらいたいと思います。
変動金利型10年個人向け国債は1年間は換金できませんが、その後はその前に受け取った1年分の利息を解約手数料で支払えば額面金額の買い取りは国が保証しています。そして、解約せず、保有し続ければ、おそらく、0.7%〜1%程度の利息は受け取る期待があります。

 現在はユーロ圏の先進主要国国債でさえ連鎖破綻が懸念され、株式は割安な水準であると誰もが認知する水準であるにもかかわらず買われないで放置されるほど、リスク資産への投資に慎重になっている異常事態の最中です。半年先、1年先さえも読みにくい時です。そんな環境の中で、特に重視すべきは、多少高いリターンを期待するよりも、いつでも現金に戻すことが出来る流動性、換金性が重要だと私は考えています。したがって、少なくとも5年拘束されてしまう資金の見合いとして、1%台の利息水準ではあまり興味がわかないのです。

 だったら、0.7%程度の変動金利型10年個人向け国債で構わないし、もし流動性リスクを取って劣後社債に投資するなら、配当利回りが高く、株価が大きく解散価値を割り込んでいる銀行株に直接投資して配当利回りプラスアルファーの値上がり利益を期待する方がよいと私は考えています。

 1年間資金を拘束されるなら、3年間資金が拘束されるなら5年間資金が拘束されるなら、どれくらいのリターンだったらよしとするのかを、自分なりに考えてみると良いと思います。私はとても1%程度の利息をもらったぐらいで、何年も拘束されるなんて納得がいきませんし、もったいないと思います。
「あんなにいい投資チャンスがあったのに」と後悔する可能性が高いからです。

現在は何よりも、流動性を意識して資産の配分を考えるときだと思います。

 
2011年10月18日
太っていないなら、まあいいか!!
 ダイエットに一生懸命な人がいます。「1ヶ月で3キロはやせるぞ。そしたら、ご褒美に思いっきり食ってやる〜」とやせることを楽しみにしています。時間はただただ過ぎていき、思ったほど減らない、期待通りに減らない状況に、毎日毎日ため息をつきます。「こんなに頑張っている。こんなに我慢しているのに」と腹まで立てる始末です。

 私は言葉をかけます。「ところで太ってはいないんでしょ?少しは効果が出ているんでしょ?」
明らかに不満顔です。「当たり前です。これだけ頑張っているんだから・・・」
「だったらいいじゃない。効果は出ているんだから・・・」と言うと怒ります。「まだまだ」だと自分を責めます。

 私は体重が減る傾向にあり、大きく太ることさえ注意すれば、意識のある人の体重は当然落ち着き、減っていく体質になるのだと信じています。1ヶ月という短期間で、成果を期待するから辛くなるのだと思います。1ヶ月で1キロ、半年で2キロずつとか、自分で出来そうな目標に組み直し、達成癖、実現癖、勝ち癖をつけて、張り合いの気持ちを大事にするやり方を意識した方がいいと思います。

 現在の投資環境も同じように思います。「いくら儲ける」とか「20%は値上がりして欲しい」とかを期待するよりも、まずは「最悪の事態からは抜け出したようだ」とか「目先は値上がり傾向にありそうだ」とか「この程度の値下がりを覚悟しておけば、そんなに心配することはないだろう」とか、自分がゆったり投資環境を眺めていける心の準備をして、自分の保有している資産が「この先、もっと値上がりする資産だ」と思えば、じっくり保有する覚悟で持てば良いし、「この先、持っていてもあまり目がない」と思えば、いずれ売却して現金に換えると決めた方がよいと思います。
 「自分の持っているものがこの先もずっと持っていていいものなのか」を自分の中で整理できずにいるから、余計な心配をすることになりますし、余計な期待をしてがっかりすることになるのだと思います。

 いよいよ9月29日のこのブログで告知しましたセミナーが、明日19日と21日と迫ってきました。ここでは、「今後自分は何をすべきか」を前向きに検討してみようと聞いていただいた皆さんが思っていただける内容になればと願い、お話をさせていただきます。

 一時的な体重減を望むよりも、まずは太らない体質になることを喜び、時間の経過で適正体重に向かうという確信が持てることの方が意味があると思うのですが・・・。

 
2011年10月16日
ベルギー、フランスの尻にも火をつけたユーロ危機!!
 日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)、財務省・中央銀行総裁会議では、金融市場の安定に向けて迅速な行動を求める共同声明を行いました。「混乱も一山越えそうだ」という期待感の高まりから、ニューヨークダウ指数は11,644ドルまで回復し、一時1.7%まで低下した米国10年国債利回りは2.25%まで上昇し、安全資産からリスク資産への戻る様子が見えます。

 しかし、一方でフランスやベルギーというユーロ圏の優等生国の国債利回りが上昇し始めています。ベルギーやフランスの尻にも火がついてきたことを示しています。「これ以上のモタモタは許さない。これからは決断と実行を求める。言葉はいらない」。
リスク資産への戻りは「さすがに、ここまで追い詰められれば、何らかの具体策が出てくるだろう。よもや、これまでの繰り返しにはならないだろう」という消極的な期待なのだと思います。したがって、リスク資産の戻りがあったとしても大きなものにはなり得ず、どちらかという「底を確認する」相場展開に入ると前向きに、気長にとらえた方が良いのだと思います。
 こらえ性のなくなった市場に対して、政府当局の決断と具体的な実行を待つ正念場です。

 昨日、千葉県柏で、結果的に心身の健康をテーマにしたセミナーを行いました。第一部はスロージョギングの提唱者の一人である山手智子さんの話でした。スロージョギングは「ニコニコとおしゃべりしながら走れるペースを保つことが基本」。筋肉は速筋と遅筋との組み合わせで出来ていて、速筋は素早く体を動かすときに使われますが、持久力がなく、すぐ疲れてしまう。遅筋は持久力に優れ疲れにくい筋肉だそうです。したがって、遅筋だけを利用し、楽に走っているうちに脂肪をどんどん燃焼させることができるジョギングです。
 最初は時速3キロ、歩くよりも遅いスピードで始め、そのスピードに体が慣れたら、徐々に4キロ、5キロと自分の脂肪燃焼の許容量が高まってきたのを確認したら、スピードを上げていくそうです。
したがって、日頃の運動不足解消で始めた人の中から、望めばフルマラソンに挑戦するまでになる人もいるそうです。実際50歳過ぎてスルージョギングを始めてフルマラソンで2時間40分で走るランナーにまでなったケースがあると聞き、「ほうー」と思いました。
 彼女の話を聞いていて、スロージョギングの言葉を投資に置き換えて考えても当てはまるなあと思いました。
まず目的の設定→なぜスロージョギングを始めたのか
            日頃の運動不足の解消〜フルマラソン
            なぜ投資を始めたのか
            貯蓄よりも少しいいもの〜大きく儲けたい

   シンプルなものから徐々に難易度を高めていく
   いきなり難易度の高いものに挑戦したり、途中無理してペースを速めたりすると長続きしない


 私は第二部で、「自分に合った投資方法の見つけ方」について話をしましたが、前の山手さんのスロージョギングの話の後で非常に話しやすい流れで出来ました。
特に50代後半以降で「自分でもできる運動方法」と「自分に合った投資スタイルを見つけたい」と悩んでいる多くの皆様向けに、山手さんとコンビを組んで伝える機会をもっと作れたらなあと思いました。



 
2011年10月13日
千葉県柏市に近い方へのご案内です!!
 非常に日が迫っている話なのですが、10月15日(土)に千葉県柏市にある「アミュゼ柏 会議室A」でセミナーを予定しています。

時間 15:00〜17:30 参加費1000円で二部構成。
一部はスポーツコーディネーターの山手智子さんが「運動嫌いのあなたでもできるラクラク健康法」、二部は私で「投資の悲劇を繰り返さない。自分に合った投資とのつきあい方」というタイトルで行います。

 「その人それぞれにあった運動方法や投資方法があるよ」というメッセージを持ったセミナーで、自分に合っていない方法で運動や投資が長続きしない人で興味のある方、お集まりください。
部屋のスペースがあまり大きくないので、電話かメールでお問い合わせいただいた方がよいと思います。

場所 柏中央近隣センター(アミュゼ柏 会議室A)
担当:森
電話 050−3792−2697
mail  fp_kashiwa@movie.ocn.ne.jp

 



 
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