2012年04月27日
今週も引き続き、下がらない相場。買い戻しが支える相場。
 今週も引き続き、上がらないけど下がらない相場が続いています。本日は注目される日銀白川総裁のコメントがありますが、おそらくサプライズも失望感もない、淡々とした内容で終わると思います。来週末には、ギリシャ、フランスの選挙を控え、投資家の様子見は続くと考えるのが自然だと思います。
この選挙結果により、この緊急事態に劇的な変化・革新が起きるとも思えず、良くも悪しくも、相場動向に対しては大きなインパクトを与える結果にはならないと考えます。
 その中で、これまで下がると思って、売り込んで儲けようとしてきた人たちの買い戻しが相場の底を支え、底堅さが確認され、少しムードが強気に転じていく可能性が高いと思います。

 不透明な要因としては、「あー、やっぱり」というサプライズなき、失望感が広がるだろう「決められるのは先送りだけ」という日本の政治に対する市場の落胆が相場にどんな影響を与えるかです。
おそらく、このままでは「消費税引き上げ論議の先送り」「原発再稼働論議の先送り」となる可能性が高いです。議論も中途半端に、少し掘った穴を埋めて、回りを散らかしたままで放り出し、次の総裁選の行方に思いをはせる最悪、最低の事態になったら、さすがに市場の堪忍袋にも限界があるのではないでしょうか?そうならないことを願います。

 しかし方向性で考えれば、ユーロ圏に再び危機感が高まっていますし、米国景気に停滞の兆しが見えれば米FRBは6月に再度一歩踏み込んだ金融緩和政策に踏み切る覚悟を見せているので、危機感感から日米欧、世界同時に、セーフティネット強化に向けての宣言が出やすい環境が煮詰まってきているのは強材料だと思います。日本がダメでも、再び米国株式・ドイツ株式が上昇基調を回復すれば、日本株も連れ高期待が高まります。連れ高しか期待できないのは非常に残念ですが・・・。

 
2012年04月24日
どんな表現をするのかに注目してしまう・・・!!
 景気に喝が入らないのも、相場が低迷するのも、すべて中央銀行がやるべきことをやらないからだと責任を押し付けられている姿に同情しているひとりです。お金をジャブジャブにさせても、結果、必要な先に必要なお金が届いていない仕組みのまま放っている状態は日銀のせいばかりではありません。「これさえなんとかすれば・・・」と、それがうまく機能すればうまくいくと言い張る人たちほど、結果に責任を持たない人、批判だけしかできない人だと疑ってしまいます。

 中央銀行の金融緩和策の次々を期待する流れは仕方なく、一番大事なのは、それを一時期のカンフルで終わらせない仕組み・インフラの整備を急ぐことだと思います。働きたい人はたくさんいて、起業のアイディアを持つ人もたくさんいるのに、その背中を押してくれる希望が見えないことが問題です。

 本日より、米国で今後の金融政策について議論され、明日、バーナンキ議長の記者会見が予定されています。大半の見方では、今回は真新しい話しは聞けない、これまでの踏襲になるという見方ですが、やはり個人的には、金融緩和策の内容ではなく、バーナンキ議長の表現の仕方に注目し期待しています。彼は、これまで何度も、彼が発したニュアンスの妙で相場を落胆の淵からすくいあげてくれました。そして、今回は、金融緩和策の発表が当たり前になっている日本銀行の政策を示す直前のタイミングでもあります。これまでのバーナンキ議長の行動から、今度示す日銀の金融緩和策を引き立たせるサポートになる記者会見を、ついつい期待してしまいます。希望が見えるでしょうでしょうか。

 フランス大統領選挙の状況は、フランス人有権者に同情します。「サルコジには入れたくないけど・・・。でもねえ・・・」と大いに悩みます。勘違いリーダーばかりで、任せて良いかに迷うばかり。

 
2012年04月22日
いったん状況を受け入れて投資再開の時期が近づく!!
 懸念されていたスペイン国債の入札が無難に終了し、なんとか20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では国際通貨基金(IMF)で4300億ドルの資金基盤の強化を確認する結果となりました。

 現在においても、この程度の資金基盤の増強では、もしスペインの破たんが懸念される状況になったら十分ではないという見方もあります。確かに、そうではありますが、そこに余りこだわってしまうと、投資のタイミング、ムードの方向性を見誤ってしまうのではないでしょうか?

 スペインの破たんが懸念される前に、たとえば、ギリシャ、ポルトガル、東欧、ユーロ周辺債務問題国のほうが深刻な状況にあるにもかかわらず、そこを飛び越えて「スペインがもし破たんするようなことがあったら・・・」と心配するようになったことは危機の度合いが改善している証左であるとも言えないでしょうか?
 まだまだ危機が去ったわけではないけど、一時期よりも少し落ち着いた。

「明日を生き抜くことさえ心配」→「今月は大丈夫だけど、来月は心配」→・・・・→「今は心配なくなったけど老後が心配」
心配には際限がないものです。

 先週、「今日は上がってないのかあ?」と、すぐに相場が上昇することを期待せず、上昇する兆しが来るのをじっと「買って忘れて」待ちましょうと提言しました。先週は、まさに「まだ上がらないなあ」と確認する週でしたが、別の見方をすると、「ここから、相場の底が抜けて大きく値下がりすることもなさそうだな」と相場の底堅さが確認できた週であったとも言えます。

 今後、日米欧の金融政策が金融緩和の継続を示す宣言が出ると期待されています。そして、フランス、ギリシャの政権のあり方が決まってきます。いずれも、現在の懸念や課題が重く、大きすぎて、いっぺんに、一気に解決する方法などはありません。時間をかけて、解決せざるを得ないものばかりです。したがって、細かいところでの差異はあっても、結局、引き継いで行うことに大差はなく、真反対でサプライズになるような結果は起こりえないのではないでしょうか?

 落ち着くべくところに落ち着くのを確認する時期は近いと考えます。そこで、過度に売られて割安で放置されているものが再度見直されて価値が回復していく動きは近いのだと私は思います。

 原発の再稼働。もし、本当に夏のピーク時に電力不足があるのなら、そのピーク時だけの対応で再稼働する検討しておく。ピーク時でも電力不足が起こらないようであれば再稼働の準備だけで終える、あったとしても、ピーク時だけの対応であり、ピークを確認したら、即停止する。

 電源のスイッチのように、原発のオン・オフがスムーズにいくものなのか、門外漢なのでわかりませんが、再稼働に反対する人の大半は、再稼働をひとつ許すとなし崩しに再稼働が広がることを怖れているのだと思います。だとすれば、ピーク時に電力不足の非常時の対応として再稼働を許す、非常時が解除されたら即停止。そうすれば、結果的に、政府が懸念しているピーク時の電力不足がどの程度のものなのか、実際あるのか、ないのかを衆人環視のもとで国民が確認できる機会になると思うのですが・・・。

 
2012年04月15日
種を植えてじっと待つときです!!
 相場の先行きを弱いと見る根拠として、欧州市場でスペインなどの国債利回りが上昇したことで、再びユーロの債務問題懸念を挙げる専門家が増えています。
確かにユーロの債務問題は解決したわけではないですが、ここに来て、急に深刻ぶるほどの新しい問題が発生したわけではありません。「今週、19日に控えたスペイン国債の入札に注目したい」というコメントを見かけたりしますが、それが本当に大きな懸念材料であれば、欧州の債券市場はすでにもっと混乱しているはずです。

 欧米株式の調整が続いていて、ユーロの債務問題懸念を「何故調整が続いているのか」の根拠として、後付けでひねり出してきたと考えてよいと思います。
欧米株式相場は上昇のスピードに調整が入ったもの、最近のスペイン国債の上昇は「投資するなら、できるだけ高い利回りで買いたい」と投資家が入札を控えて様子を見ていた結果ではないでしょうか。

 いつ、再び上昇に弾みがつく相場展開に戻っていくかはわかりませんが、「現在の水準は中長期で見れば割安」と考える投資対象が見つかっている人はコツコツ投資に心がけましょう。
くれぐれも、「あーやっぱり、あの時は買い時だった」と後悔しないように、元々下がったら投資しようと考えていた人は実行に移したほうがいいですよ。買った後、下がれば、「もっと、安く買える」と買えば良いのですから。逆に言えば、買って忘れることができず、「何故、あんな中途半端なときに買ってしまったのか」と後悔するかも知れない人は全力で買わず、余力を残した買い方を心がけましょう。

 「早く芽を出さないかなあ」と種を植えて、じっと待つときです。

 
2012年04月13日
時間の経過とともに雲の切れ目から晴れ間が見えてきそうです!!
 しばらく懸念されていた北朝鮮のミサイル打ち上げは失敗に終わり、それよりも、ずっと前から心配されていたイタリア国債の入札も堅調だったようです。4月に入ってから、あれれ、あれれと、投資の熱が奪われていく状況が続いていましたが、時間の経過とともに、売るべき人は売って、買うべき人はコツコツ買い下がり、やっと厚い雲の切れ目から光が差し始めたように感じます。

 そうは言っても、一度冷え込んでしまった相場ですから、そんなに急に景気の良い相場展開には戻りませんでしょうから、「今日はまだ上がらないのか」程度の見方で、この先の値上がりを期待したいと考えます。

 これまでも、よく取材される方から、「この無料相談が当たり前の時代に、お金を払ってまで相談に来られる人ってどんな人なんでしょうか?ねえ?お金を払ってまで聞きたい話しって、どんなものなんですかねえ?」と聞かれることがたくさんありました。

 「あんたに、そんな話しできるの?」って言われているような感じです。その都度、「だったら実際聞いてみたら?」と私の顔には出ていたと思いますが・・・。

 今週、日曜日の日経ヴェリタスの記事の中で、日経新聞読者から募った相談者に対して、私が実際、相談を受けて答える企画を頂きました。どこまで、受け答えのムードが紙面から伝わるかはわかりませんが、都合がつけば読んで頂けると幸いです。
「私も聞きたい。興味がある」と思って頂けるものになっていればいいですが・・

 
2012年04月12日
中央銀行のご託宣をありがたくお待ちしている市場!!
 めっきり市場心理は弱気に転じてしまい、
「しばらくはダメかも・・・」
「このまま、中央銀行から金融緩和策のアクションがなければ、相場の底割れも・・・」
「リスクオンからリスクオフへ、再び、資金は安全資産探しに向かい、リスク資産は売られるゥ・・・」
などなど、今にも相場は泣き出しそうな様子。

 泣き出されては、始末に負えなくなり、相場をなだめるのにえらく苦労することは目に見えているので、政府・中央銀行は、その前に「心配ないから・・」というメッセージを示すタイミングを図っていると見るのが自然なように思います。

 株安・円高で振り出しに戻され、「何も変わっていないよ」という中央銀行のありがたいお言葉を早く耳にしたい市場。
 対症療法で、とても長続きするやり方ではありませんが、景気回復の道がつくまで中央銀行が「大丈夫だよ」と市場を励ますしか、当面の手立てはありません。

 余力があり、投資の実行に悩んでいる人は、確実に安いと考える対象を買ってしばらく忘れるスタンスで検討してよい時期だと思います。
 

 
2012年04月09日
ここから投資を始める目で相場を眺めると・・・!!
 昨日は花見に出ました。どこも、人、人、人・・・でした。こんな日は、車で外に出るものではありません。「何でこんなに動かないんだあ」と不機嫌のオーラが車外に出ている大変な混み具合でした。

 個人投資家の人は、ある意味、みなさん、冷静なように見えます。
「この環境で、今、調整しているのは仕方ない。いずれの機会をじっくり待っています」
そんな人が多いのではないでしょうか?
「何故、上がらぬー??何故、下がる-??」とストレスを溜めている人は、これまで、じっと、円安・株高相場を眺めてきて参加していない人が多く、これまで、参加してきた人は意外と冷静。

 つまり、相場動向にじれて、関心を持ち出した、これから参加するかも知れない潜在参加者が増えてきていると言えるかも知れません。

 昨日の花見の混み具合を見る限りでは、「花見にでも行ってくるかあ」と人の腰が軽くなり始めているのは確かだと思いました。ゴールデンウィークの予約も順調だと聞きます。当面、人が感じる方向性は、悪い方向ではないと素直に捉えて良いのではないでしょうか?機会待ちです。

 
2012年04月07日
投資は追われてすると良い考えが浮かばない!!
 為替相場も、株式相場も、すっかり熱気が冷めてしまいましたが、待ちに待ったチャンスが来たと前向きな見方が望まれます。

 投資は「どうするんだ?どうするんだ?」と追われ、追い込まれる心理状況にはまってしまったら、冷静さを失って、良い考えが浮かんで来なくなります。あれも、これもと心配なことが膨れあがって、思考が停止しがちです。
 カラ元気で踏ん張れとはいいませんが、「今より先は高くなるはず」という気持ちに変わりがないのであれば、「下がれば下がるほど割安なものを手に入れるチャンスが広がる」と前向きにこっちから下落相場を追っていく気持ちを持つと「あーしてみよう。こーしてみよう」という良いアイディアが生まれて来やすいです。

 「この1週間で、こんなに安くなっているんだあ?」と参加者が減ってきた相場で割安に放置された対象はないのかと冷やかしでも構いませんから、眺めてみることをお勧めします。

 自分が苦しいと思うときは周りも苦しく思っている。
 ピンチの中にチャンスあり。ピンチの後にチャンスあり。

 
2012年04月06日
それっておかしくない??
 急に相場コメントが弱気になり、「もう、相場のヤマをつけた」という人も出始めました。この10日間ほどで、大きく見方を変えるほどのことがあったのでしょうか?もうしばらくすると、ふたたび、「ドルは50円の円高をめざす展開に」とか話しに上ってくるようになるかもしれないムードの変化に苦笑いです。

 そもそも、そんなに簡単に早く、ユーロ危機が抱える問題が解消するはずもなく、行きつ戻りつの相場展開の中で、解決?(覚悟かも?)の道が見えてくるものだと思います。したがって、行き過ぎの上げ下げの調整がある前提で、相場動向と付き合うことが大事だと思います。下がる調整場面がないと上がらないし、上がれば、いずれ調整する場面は必ず訪れるものという覚悟が必要なのだと思います。

 現在は、2月からの円安・株高相場が振り出しに戻った状況と考え、乗り遅れて残念に思っていた投資家は「こういう状況で、自分はどうすべきか」と投資を検討するとき。逆に、「やはり、あの時は売り時だった」と後悔がある投資家は、次の機会は逃すまいと検討するときなのだと思います。

 それにしても、野田政権には頑張ってもらいたいと思います。しっかりせいと情けなく、言葉をかけざるを得ません。政治生命をかけて、何をするつもりなのでしょうか?
 財源の確保、行財政改革を掲げながら、シラッと朝霞公務員宿舎の建設を静かに進めていたチグハグだったあの時のように、国民に対する丁寧な説明をすっ飛ばして、大飯原発の再稼働を強引に決めようとする行為を目の当たりにすると、野田総理が政治生命をかける消費増税の大義の重さが疑われてしまう大変軽薄な印象を受けてしまいます。

 相場の調整は自然なサイクルですが、政治リスクが絡んでくると、相場の余熱まで奪われて自然治癒の力がそがれてしまうので、それは是非勘弁してもらいたい。切に、切に、邪魔だけはしてもらいたくないと願います。

 
2012年04月04日
日経平均株価、1万円大台を割り込み9819.99円に下落!!
 米国株式も、ドイツ株式も、そして日本株式も相場は弱含みに推移しています。本日は、1万円を大きく割り込む下落まで想定していた人は少数だと思います。私も、9800円程度まで下落するとは思っていませんでした。そういう意味では、意外安となりました。

 現在、新たに株価が値上がりする材料は見当たらない状況です。ダラダラとした下げ相場が続いてもおかしくない展開です。

 逆に言えば、現在の弱含みの株式相場を押し上げる買い材料は、株価の下落圧力が高まり、政府・中央銀行の金融緩和政策の新たな発動期待しかありません。

 相場の急落懸念が株価の上げ材料に結びつきます。
そういう意味では、世界同時株安の様相は株価上昇期待に火をつける機会が近づいてきたとも言えるのではないでしょうか?

 昨日の爆弾低気圧での暴風雨を予報した気象庁は、いい仕事をされました。有り難く思っている人も多いと思います。「相場の底打ちは近い」と私は考えて動いていますが、少し気が早いでしょうか?本日の下げで、再び、魅力的な水準に入った対象が増えてきたと思います。

 
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