2009年06月19日
債券投資を身近に感じてもらうチャンスが、・・来た〜♪♪
 最近、個人向け社債のことが話題になることが増えてきてうれしく思っています。
今回の金融危機に伴う相場の暴落で、「貯蓄から投資へ」と誘われた預金者の多くが大変ご苦労な体験をされています。これまでの相場暴落であったら「こんなに損をすることもなかっただろう」投資経験の浅い人が、預金に近い感覚で大金を投資マネーにつぎ込んでしまった結果です。

 多かれ少なかれ過去の反省の元、円建てで確定利回り商品である個人向け社債がかつてなかったほど預金者の注目を集めることになりそうな気配になってきました。個人的には、債券投資を多くの人が身近に感じていただく機会が来たようでうれしく思っています。

 債券の利回りが魅力的な水準まで上昇してきたのは、信用リスクを意識する人が増えてきたからです。これは人にお金を貸すときに当たり前に払う注意ですよね。
「この人にお金を貸して戻ってくるだろうか。どのぐらいの期間だったら確実に回収できるのか。それに見合った金利水準はいくらが適当なのか」。普通相手を見て考えるのが当たり前です。
それがバブル当時はみんな「貸したお金は返ってくるものだ」と信じ込んで疑いませんでした。
そういう意味では、今の環境の方がまともになってきたということだと思います。

 よく「社債をどんなふうに選んだらよいか」と聞かれます。元利金返済の確実さのモノサシには「格付け」があります。すっかり信用を失ってしまいましたが、せっかくのモノサシですから、参考にしない手は無いと思います。次に期間で、どのくらいの期間であれば安心してお金を貸せるかの見込みを立てること。そして、発行体で内容がわからないところは選ばないこと。

 債券投資の良さは、ただ償還まで保有すれば、株式投資のように手入れや専門知識もいらず、当初の目的が実現できる気楽さです。したがって、償還まで安心して持てるものであることが大原則です。途中で「この債券は持っていても大丈夫かなあ」と不安になるものをわざわざ選ばないことです。そのためのモノサシとして「格付け」、「残存期間」、「発行体の内容」を組み合わせて検討するのが適当だと私は考えています。

 それから株式投資のために準備しているお金を「リスクはこりごり」とすべて債券投資に持って行くのはお勧めしません。株価が割安になったときに「投資チャンスを逃してしまう」とストレスを抱えてしまうことになりかねないからです。配分は検討したうえで決めましょう。
 お勧めは債券投資をベースにして、株式相場の良いときから「株式相場が急落したら債券投資に振り向けている額のこれぐらいは株式投資に回そう」とあらかじめ考えておくことです。