2010年08月28日
はしゃぎ過ぎては困ります菅総理!!
 菅総理が「為替市場の過度な変動に重大な認識を持っている。必要な時には断固たる措置を取る」と述べ、円売り介入も辞さない姿勢を見せたとニュースにありました。為替介入は財務大臣の専管事項。それを飛び越えての発言で異例です。欲を言えば、みんなが円高対応に興味津々だった今週の頭に態度を示してもらっていたら・・・とは思いますが、これからこそが大事なので、今後に期待したいと思います。鳩山前総理の普天間基地海兵隊の話しのように「勉強してみたら」、円高をけん制する態度を示すことが重要であることがわかったのかもしれません。

 しかし菅総理の円高をけん制する会見の様子を見て、少し気がかりな点があります。
あまりに、代表選重視で景気対策・円高対策が無策であると言われ続けたので、これを機に「円高対策、景気対策を私がドカッと実行しました。私だからできたんです」とアピール材料にしようとしている感じがしました。今後は野田財務大臣をメインに経験・知識のある方に委ねて欲しいと思います。
 参院選挙にあったコロコロ変わる消費税発言のように、下手に質問に答えていくと、円高けん制発言の重みを台無しにして、実行の選択肢を狭めてしまうことになりかねません。
 自分の点を上げることよりも、難局の打開に何が必要かを考えて発言して欲しいと思います。
 市場はまだ、日本のお手並み拝見だと事の成り行きを見ているだけで、円高を仕掛ける動きは後退していません。取り扱いの順番を間違えて市場になめられると今度こそ打つ手を失いかねません。菅総理は前面に出ない方がよいと思います。
 来週の為替動向は興味深いですね。日本政府は国民へのアピールもあり為替介入も辞さない強い態度を示しました。白川日銀総裁は米国FRB議長らと打ち合わせを行う機会を持ちます。その際に万一の円高対策実行について理解を求めたかもしれません。ここからさらに2円円高になることを期待してポジションを厚くするよりも、とりあえずこれまでの円高で得た利益を確定し、円安の戻り具合を確認してから再度円を買い直そうと準備する流れが自然だと思います。
 円安の戻り、それにつれた株価の戻りがどこまであるかが当面の注目ですね。