2011年11月22日
グロソブ、ついにスペイン国債、ベルギー国債もはずす!!
 ついにグロソブは投資対象からスペイン国債、ベルギー国債もすべて売却しました。信用力の高いソブリン債で広く分散投資を行うという運用方針を持つグロソブにとっては仕方ないことですが。

 人の評価を気にしなければならない運用者にとって、この投資環境は非常に納得のいかないことを強いられてしまいます。
「なんでこんなに評価損を抱えてしまったんだ」
「何故、こんなにリスクの高い資産をそのままに放って置いたのか」
と責められる元になったのは、彼らの腕の事情だけではなく、多くは政治が政局に揺れ実質的な対応を先送りし市場がそのたびに失望のどん底に落とされて、市場参加者がどんどん減っていく中で、「上から売れって言われたんだもん。私の相場観ではないんだもん」とサラリーマン的な売りが底を割ってきた結果です。そして、いつか自分も「上から売れって言われたんだもん」の仲間入りしていく悪循環にはまっています。

 「市場の混乱に対して、おそらく当局はこういう対策を打ってくるはず・・・・あれれ?えっ?どうして?」という失望が繰り返されると、リスク資産で運用しているものとしては、分散投資でリスクを軽減するなんて悠長なことは言っておられなくなり、リスク資産の量を絞り込んでいくしか方策がなくなります。この状態まで相場の熱を奪われてしまうと、市場を失望させない、市場が期待する当たり前のことを当たり前のように実行して安心感を与える「国策」を期待するしかありません。

「国策は買い」、そう思える日は近いのか、遠いのか。ユーロが頼りない中で、米国の指導力に期待したいと思っていた矢先に「米財政赤字削減に関する超党派の協議決裂の公算」という話しが伝わってきました。やれやれ・・・です。