2011年11月24日
ドイツ国債まで・・・、ついに札割れ!!
 昨日実施されたドイツ10年国債の入札が不調に終わり、60億ユーロの募集に対し応札が額が約39億ユーロにとどまる「札割れ」となりました。

 グロソブの投資対象から、フランス国債やベルギー国債まで外され、ソブリン債ではないけど、投資家に馴染み深いノルウェー輸出金融公社が一気に投機的格付けまで引き下げられて、今度はユーロ圏最後の砦「ドイツ国債」でさえ、札割れを起こす不人気ぶりが露呈しました。

 結果、ユーロからしみ出てまとまったお金が収まるところは、流動性が高く、受け皿が大きな米国債しかなく、利回りは低下し、ドルに流れています。ユーロ危機は信用の収縮を呼び、新興国通貨などに流れた資金もドルへ回帰する兆候が出てきました。

 こうなると、欧州経済、新興国経済の停滞に落ち込むことはドイツにとっても死活問題、ましてやドイツ国債の札割れが続く事態など許されるわけがありません。いまだに「こうしたら、めちゃくちゃ非難されないかも・・・」と体面を保ちながら事を起こそうとするスピード感に欠ける対応なので、当面はまだ投資家にとって耐えなければならない事態が続きそうですが、そんな猶予があるのももうしばらくだと期待したいと思います。

 具体的な実行、一歩を求める市場の催促に耳を傾ける日は近づいていると思います。