2011年11月26日
追い詰められたドイツ!!
 昨日イタリアの10年国債利回りが一時7.3%を超えました。同日に実施されたイタリアの2年国債の入札の結果が7.8%(前回4.6%)、6ヶ月国債が6.5%(前回3.5%)と大幅に利回りが上昇し、投資家の悲観が高まって、その他のユーロ圏主要国の国債利回りが今後も上昇していくのは必至とみる向きが増えています。

 当たり前と言えば、当たり前。ユーロ圏最後の砦である「ドイツ国債」でさえも買い手控えられる状況を目の当たりにして、問題債務国の国債に新たに投資したいと考える投資家がいなくなるのは自然です。このままではユーロ圏の国は自国の信用により国債の発行をスムーズに行えない状態を受け入れるしかありません。
 市場は怒りを通り越してあきれています。ユーロ圏を守るべき当事者の考えがまとまらない、「本当に当事者である人たちに解決に向けての危機感が共有されているのか」と疑う状態では、ユーロ圏以外からサポートを期待のは調子が良すぎるしKYです。

 この1週間の動きで解決に向けての課題が明確になってきました。
「ユーロ危機を解決したいなら、他を頼る前に、まずユーロ圏諸国がまとまり具体的な一歩を踏み出せ。正論を吐く前に、するべきこがあるとみんなが冷めた目で見ている」
「正論を吐くドイツは、巡り巡ってドイツ自身の立場を追い詰め、より高い代償を求められる」

 国債の発行の継続さえ危ぶまれるユーロ圏。いわゆる全身に血が回らなくなりつつあるユーロ圏。いよいよユーロ圏、ドイツは瀬戸際まで追い詰められたと言えるでしょう。
「背水の陣を引く」。ここを転機にした巻き返しを期待するしかありません。