2006年12月26日
「この雰囲気ってまずくない?」と言えない雰囲気??
 来年の投資環境の阻害要因はやはり政治の不安定だと私は思います。社民党、共産党は全く存在感がなく論外なのですが、自民党も、民主党も、おそらく公明党も、「この雰囲気ってまずくない?」ってみんな感じているけど、口に出すのが怖いという状態ではないでしょうか?

 安倍内閣の空回りの結果が前原民主党が追い落とされたように、「選挙に勝つならなんでもする」という政権担当能力のかけらもない「言い放し」の政党に自民党までもなってしまったら、と思うとぞっとします。

 これまでの5年間、国民、企業は国に期待もせず自助努力で頑張ってきました。そしてやっと結果らしきものが出てきてこれからというときに、今まで積み上げてきたはずのことを「重要でなかった」という。これは納得いくものではありません。

 安倍首相は、向こう5年中期方針案で「名目成長率3%なかば以上」という高い目標を掲げました。しかし、それは何を根拠にしているのでしょうか。目立つ数字を上げて、「国民に発破をかけ、士気を上げたい」という意味でしょうか。少なくても小泉政権の時は「そのためにはこれが必要です」と課題を国民に明確にしました。
たった3ヶ月ですけど、されど3ヶ月。利権を守ろうとする議員の顔色が良くなっています。明らかに「安倍政権組み易し」。成長の源は、誰かさんのポッポに入って吸い取られ、日本の成長が蝕まれることになりはしないでしょうか。「安倍首相が順調です」と繰り返せば繰り返すほど、実感とズレがあり、不安になります。

 危機感を持った議員は、党を離れて安倍首相をフォローできないものでしょうか。このまま「これってまずくない?」と回りを眺める無責任を決め込むのは国民への裏切りだと思います。

 政治が不安定な国に投資しようとは誰も思いません。「美しい国作り」の前提は政治の安定があってこそだと思います。