2008年07月30日
価格の根拠、モノサシが問われる相場に!!
 ニューヨーク原油が一時120.42ドルの安値をつけました。チャート上では、これまでの右肩上がりのトレンドに変化が出ています。こうなると、150ドル手前の価格が妥当なのか、現在の120ドル程度が妥当なのか、100ドル、80ドルなのか、本来あるべき価格を模索する相場展開になります。150ドルの原油は買いたくないけど、「○○だったら買っても良いよ」という水準がどこでおさまってくるか。いずれにしても、ここでも「ここから短期的な値上がりを狙う」買いたい投資家よりも、「今ある利益をどうやって確保しようか」と利益確定のため売りたい投資家の方が多いように思います。買いたい人よりも、売りたい人の方が多くなれば、しばらくは株式と同様に、「少しずつ上がってはガクッと下がる」展開が続くのではないでしょうか。

 日経の記事に、大和投信委託が外需関連業種で構成するインデックスファンドを立ち上げるとありました。新興国など外需を取り込んで成長する企業に絞り込んでTOPIXを上回る運用成績をめざすそうです。過去15年間の試算では2003年度を除くすべての年でTOPIXを上回る実績だったそうです。
 TOPIXは日本株式の市場平均を表す指標として代表的なものですが、「これ以上に、日本株式の現状にあった、ふさわしい指標はないか」という模索は投資家にとってありがたいことです。しかし、今回のインデックスファンドはTOPIXに代わる新たな指標を目指すものではなく、TOPIXを上回る実績をめざすインデックスファンド。このインデックスファンドと「外需を取り込んで成長する企業を投資対象にするアクティブ型ファンド」と、どう違うのでしょうか?
 もしこのインデックスファンドが指標として認知されたときには、このインデックスに沿った組み入れを行うETFも登場するでしょう。このETFとアクティブ型ファンドとの区別が難しいですねえ。

 ということは、もしグロソブの実績が世界主要国の国債に投資したパフォーマンスを正しく表すのに適当なインデックスになるといった認知があれば、将来「グロソブ・インデックス」なるものが立ち上がって、グロソブETFというのが出てくるかも知れないということでしょうか?

 米国で上場しているETFは1200本近くもあります。同じような、そしてちょっと違う、ETFがたくさんあるようで、こうなると「ETFのどれを選んだらよいか」と困る投資家が多くなり、アドバイザーに助言を願う人が多いようです。アクティブ型で悩み、単純で良いと思って取り組んだETFで悩む。日本ではそうなってもらいたくないですね。Simple is Best! 投資家にとって、意味のない品揃えは勘弁してもらいたいです。