2008年08月22日
潜在ニーズは強いのに何故??
 燃費向上のために、鉄やガラスの代わりに、軽量で強度が強く加工しやすい新素材が期待されています。量産化など今後の工夫により、既存素材より低いコストをめざして、そこにビジネスチャンスがあるはずと、努力する企業があります。
燃油自動車が電気自動車や燃料電池自動車へと移行する過程では、既存の自動車会社ではなく、電気会社や化学会社がリードする時代になるかも知れませんし、自動車部品会社の品質が高い緻密な技術は他の業態での転用も期待されています。
 潜在ニーズを実現するために、「何が障害になっていて、どうしたら実現が可能なのか」と関連するところが知恵を出し合い、ものにしようとする意気込みが感じられます。近い将来、道が開けてきそうな期待があります。
 一方で、潜在ニーズがあると言われている金融商品、上場投信(ETF)は伸び悩んでいるという記事が日経記事にありました。相場が低迷しているという環境が背景にありますが、「品揃えを充実する」という方法以外に工夫が見えません。「品揃えが少ないから」投資が盛り上がらないのでしょうか?最近、売買単位を引き下げたり、ETFのデメリットであった部分の改善が見られたことは評価できます。
 同時に、東京金融取引所は外国為替証拠金取引で店頭取引の業者に負けないように、店頭取引並みに取引通貨を拡充するという発表をするとやはり日経新聞の記事にありました。ここでも、市場活性化の期待は品揃えの充実のようです。

 今後も「金余り」の好況相場の機会は何度もあるでしょう。そうなれば、閑古鳥が鳴く金融市場も自然と息を吹き返し、お金が勝手に入り、ETFや外国為替証拠金取引が「儲かる」と注目される日があるでしょう。しかし、これも何度も経験していることですが・・・。
 ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスなど新興市場間の上場企業の数を競い合った結果、偏った投資家の買い方にあぐらをかき、一般投資家への普及努力をしてこなかった不動産投信(リート)の結果をどう受け止めているのでしょうか?
 ETFは、「新興市場やリートの次」という位置づけにして良いのでしょうか?
有望な自動車産業に期待する、「既存自動車関連企業」、「電気企業」、「化学企業」、そして「インフラ企業」は、それぞれアイディアを持ち寄って、自分たちの新たなビジネスチャンスの場を創造する努力をしています。このままでは生き残れないという危機感を感じます。
 取引所、金融機関、運用会社は、その努力と危機感を見習うべきです。でなければ、ETFや外国為替証拠金取引は24時間利用できる海外市場のインフラを整備してくれれば十分です。投資家のためになる知恵を出してください。